2012年12月31日月曜日

お知らせ(2013年1月)
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ジェンダー史学会ニューズレター      2013年1月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいた
ジェンダー史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報など、
さまざまなジェンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い
申し上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメールにてお寄せください。とりまとめて、毎月末に会員の
皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2013年1月末を予定しており、締め切りは
1月25日(金)となります。

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2013年1月号  目次
【 催事情報 】
(1)報告会 『家族のウェルビーイングとワーク・ライフ・バランス』
    日時  2013年1月23日(水)18:00~21:00
    場所  お茶の水女子大学
(2)シンポジウム 「アジアのグローバル化促進のための『女性力』の活用
    日時  2013年1月26日 (土) 10:00~17:00
    場所  青山学院大学

【 その他のお知らせ 】
(1)2012年度日本女性学習財団賞受賞レポート報告会

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【 催事情報 】
(1)お茶の水女子大学
「ジェンダー・格差センシティブな働き方と生活の調和」研究プロジェクト(永
瀬伸子代表)
<WORK-FAM公開最終成果報告会>
『家族のウェルビーイングとワーク・ライフ・バランス』
日 時 2013年1月23日(水)18:00~21:00
場 所 お茶の水女子大学 共通講義棟 2-201号(大講義室)
参加費 無料
<内容>
女性の就業継続と日本の雇用慣行
「女性活躍社会」へのロールモデル形成政策(福井の事例から)
男性の育児参加とワーク・ライフ・バランス
子どもの発達と父親・母親のQOL
新たなワーク・ライフ・バランスの政策へ
<報告者>
永瀬伸子、石井クンツ昌子、菅原ますみ、戒能民江、神尾真知子、舘かおる、申
キヨン
詳 細 プロジェクトのホームページをご覧ください。
http://www.dc.ocha.ac.jp/gender/workfam/index.html
お茶の水女子大学 Workfamプロジェクト 研究員 山谷 真名
03-5978-5547 090-6547-0992 yamaya.mana@ocha.ac.jp
(2)青山学院大学国際交流共同研究センター主催・毎日新聞社後援
「アジアのグローバル化促進のための『女子力』の活用」
日 時 2013年1月26日(土)10:00~17:00
場 所 青山学院大学総研ビル12階 大会議室
同時通訳あり、入場無料
申込 FAX 03-3409-6590 info@jripec.aoyama.ac.jp
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【 その他お知らせ 】
(1)2021年度日本女性学習財団賞受賞レポート報告会
日 時  2013年2月16日(土) 13:30~16:00
場 所 日本女子会館 5F 大会議室
定 員 30人
参加費 1,000円  
申込・問合せ
http://www.jawe2011.jp 
公益財団法人日本女性学習財団 学習事業課
105-0011 東京都港区芝公園2-6-8 
TEL/03-3434-7575 FAX/03-3434-8082
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掲載された催し物・募集等へのお問い合わせは、当学会についての
お知らせ以外、ジェンダー史学会では受け付けておりません。
お手数ですが、主催者に直接お問い合わせいただけますよう、
お願い申し上げます。
ジェンダー史学会事務局

2012年11月27日火曜日

お知らせ(2012年12月)

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ジェンダー史学会ニューズレター      2012年12月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいた
ジェンダー史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報など、
さまざまなジェンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い
申し上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメールにてお寄せください。とりまとめて、毎月末に会員の
皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2012年12月末を予定しており、締め切りは
12月25日(日)となります。

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2012年12月号  目次
【 ジェンダー史学会からのお知らせ:1件 】
(1)2012年度 第9回ジェンダー史学会大会
   日時:2012年12月8日(土)
   場所:東京外国語大学府中キャンパス研究講義棟 
【 催事情報:1件 】
(1)総合女性史研究会第129回例会 近世史例会「近世身分制と女性」
   日時:2012年12月15日 13:30~16:30
   場所:文京区男女平等センターD研修室
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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】
2012年度 第9回ジェンダー史学会大会
12月8日(土)
於:東京外国語大学府中キャンパス 研究講義棟 
http://www.tufs.ac.jp/access/tama.html
(会場近くには、3軒ほどコンビニエンスストアがあります)

受付開始   9:30~     
自由論題発表 10:00~12:00 
総会     13:00~13:45 
シンポジウム 14:00~17:30
茶話会    18:00~19:00    
大会参加費:一般参加1500円/会員1000円
      院生(会員・非会員共通)500円
      学部生 無料(学生証提示のこと)
茶話会参加費:500円
問合せ先
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1 
東京外国語大学府中キャンパス 野本京子研究室
第9回ジェンダー史学会大会事務局 nomoto-kyo@tufs.ac.jp
○ シンポジウム 「民主化」とジェンダー
<趣旨>
 2010年から2011年にかけ、アラブ世界で広く反政府/民主化運動が
起こったのは周知の事実である。「アラブの春」と総称されるこう
した動きは、東南アジア諸国の一部や中国など、アラブ以外の地域や
国々にも影響を与えるのではないかとも言われ、その兆候はあったが
政府によって抑え込まれた事例も散見された。
 こうした現代世界における動向は、改めて、「民主化」とは何なの
か、という問題に私たちの関心を向かわせる。
 近年、「民主主義」をナショナル・アイデンティティ(あるいは、
自己イメージ)の一部に組み込んでいるアメリカ合衆国や、「民主
化」されて久しいはずの日本においては、その制度の機能不全が懸念
されている。両国において見られるのは、権力の集約の困難と経済的・
社会的不安の中で、強権主義的な主張やリーダーが、かえって人々の
支持をとりつけるという現象である。これは、ワイマール共和国の
経験に似ていないだろうか。
 また、アラブにおける「民主化」運動は、結果として「宗教的保守」
勢力に権力を掌握させる可能性を大きくするようにも見える。「宗教的
保守」派は、しばしば、異なる意見に対する寛容度が低く、特に女性
には厳格な行動枠組みを設定する傾向が歴史のなかで指摘されてきた。
これは、「民主化」という言葉で通常私たちがイメージする方向とは
逆の結果を「民主化」運動が起こしているということなのだろうか。
 このことは、1830年代にアメリカ合衆国の白人の間で民主主義社会が
成立したとき、現代的な観点からすると抑圧的とも言える役割が女性に
割り当てられていたことを思い出させる。当時、女性は選挙権を持たず、
政治的部外者と位置づけられていた。それにもかかわらず、いや、
だからこそ、白人女性は、キリスト教と結びつき、道徳的規律を保持
する「道徳の守護者」という役割を通じて、民主主義の維持に欠くべから
ざる役割を負うはずであった。民主主義が、自分勝手な欲望の暴発、
無政府状態にならないよう、その成員各個人の自己抑制を涵養する
こと――ルソー的に言えば、成員が「一般意志」に従うよう仕向ける
こと――を、白人女性は期待されていた。その役割は白人女性の権力の
源泉でもあったが、また、白人女性自身が「自己犠牲」の振る舞い――
現代では窮屈としか言いようがないような――を体現せねばならなかった。
 現代アメリカで政治的影響力を増している宗教右翼は、このような
かつての役どころに再び女性を回収することを主張し、フェミニズムに
敵対する。
 本シンポジウムでは、現代のサウジアラビアとミャンマー、1970年代の
韓国の事例を参照しながら、今日の「民主化」運動は、何を目指している
のか、運動におけるヘゲモニックな潮流は、女性と男性にそれぞれどの
ようなジェンダー役割を振り与えようとしているのかを問う。さらに、
女性たちは「民主化」運動のなかで、どのような女性固有の要求を実現
しようとしているのかも考えてみたい。このような問いを発する際、
「女性たち」のなかにも、様々な、ときに、するどく対立する要求が
存在する可能性についても留意する必要があろう。シンポジウムを通じ、
「民主化」の意味について、ジェンダーの観点から思索が深められる
ことを期待したい。
<報告者>
・辻上奈美江(東京大学)
  「アラブの春」でサウジアラビアの女性は民主化を求めたのか
・土佐桂子(東京外国語大学)
  ミャンマーの民主化プロセスとジェンダー―軍隊・僧侶・アウン
  サンスーチー―
・宋 連玉(青山学院大学)
  ジェンダーの視点から見た韓国民主化の歴史的意義と課題
コメンテーター 長 志珠絵(神戸大学)、松本礼二(早稲田大学)
趣旨説明・司会 小檜山ルイ(東京女子大学)
<自由論題報告>
部会A(司会:高松百香)
10:00~10:35 難波美緒(早稲田大学大学院)
        「阿豆那比の罪の検討」(仮)
10:40~11:15 鈴木則子(奈良女子大学)
        「江戸時代の労?(結核)とジェンダー」
11:20~11:55 上野裕子(貝塚市教育委員会)
        「近現代における建築とジェンダー」
部会B(司会:榎一江)
10:40~11:15 粟倉大輔(中央大学大学院)
        「明治期の「再製茶女工」の実態とイメージ形成」
11:20~11:55 李杏理(一橋大学大学院)
        「「解放」直後在日朝鮮人による濁酒闘争と
          ジェンダー―1945-1949」
部会C(司会:高橋裕子)
10:00~10:35 北原零未(東京家政学院大学)
        「日仏の人工授精制度―“少子化対策”と
         “子供を持つ権利/子供の権利”」
10:40~11:15 富田裕子(成城大学)
        「英国の婦人参政権運動とそれが日本の
         婦人運動に及ぼした影響について」
11:20~11:55 洲崎圭子(お茶の水女子大学大学院)
        「女性作家の語りの手法とその思想
         ―二本の長編小説をつなぐ「女」たち」
部会D(司会:水戸部由枝)
10:40~11:15 小玉亮子(お茶の水女子大学)
        「20世紀前半のドイツにおける家庭教育の展開」
11:20~11:55  石井香江(同志社大学)
        「「父親にも育児休業を!」
            ―1970~80年代の西ドイツにおける
             「新しい家族政策」構想」
ジェンダー史学会HP   http://ghaj.jp/index.html

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【 催事情報 】
(1)総合女性史研究会・第129回例会のお知らせ
  近世史例会「 近世身分制と女性 」
報  告 長島 淳子氏(国士舘大学・非常勤講師)
コメント 曽根ひろみ氏(神 戸大学・名誉教授)
日  時 2012年12月15日 13:30~16:30
開催場所 文京区男女平等センター D研修室
趣  旨 
近世身分制研究は、1970年代以降近世史研究の根幹部分
を占めてきたが、その研究視角からごっそり抜け落ちて
いたのが女性である。身分制はとりわけ被差別部落研究
と不可分に進んだが、そうした関心から主たる身分(例
えば士農工商など)とその周縁身分との相関関係や、社
会構成体論・集団論などには研究が蓄積され成果を上げ
てきた。しかし、主たる身分構成外である女性は、周縁
身分研究の中でさえ注目されることはなかった。女性と
身分制に関心を持ち、真っ向から切り込んだ研究は皆無
といってもよいだろう。そこで今回は、身分制研究から
欠落した女性に視点を当てることを論集の目標に掲げた
『〈江戸〉の人と身分』4 藪田貫・柳谷慶子編『身分の
なかの女性』を手がかりに、近世身分制と女性をどのよ
うに把握評価するのかという問題について考えてみたい。
参考文献
藪田貫・柳谷慶子編『身分の中の女性』(吉川弘文館20
10年)、朝尾直弘著『都市と近世社会を考える』(朝日新
聞1995年)、深谷克巳著『近世の国家・社会と天皇』(校
倉書房1991年)など。

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掲載された催し物・募集等へのお問い合わせは、当学会についての
お知らせ以外、ジェンダー史学会では受け付けておりません。
お手数ですが、主催者に直接お問い合わせいただけますよう、
お願い申し上げます。
ジェンダー史学会事務局

お知らせ(2012年11月)

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ジェンダー史学会ニューズレター      2012年11月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいた
ジェンダー史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報など、
さまざまなジェンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い
申し上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメールにてお寄せください。とりまとめて、毎月末に会員の
皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2012年11月末を予定しており、締め切りは
11月25日(日)となります。

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2012年11月号  目次
【 ジェンダー史学会からのお知らせ:1件 】
(1)2012年度 第9回ジェンダー史学会大会
   日時:2012年12月8日(土)
   場所:東京外国語大学府中キャンパス研究講義棟 
【 催事情報:2件 】
(1)奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター主催特別展示
   「奈良女子高等師範学校とアジアの留学生」
   日時:2012年10月28日~11月8日
   場所:奈良女子大学記念館2階
(2)総合女性史研究会2012年度・女性史講座開催
   「日本中世史 ―男性の身体に注目する―」
   日時:2012年11月3日(土)
   場所:文京区男女平等センター

【 その他のお知らせ 】
(1)国際女性史研究連盟(IFRWH)発表論文公募
     締め切り:2012年10月31日
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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】
2012年度 第9回ジェンダー史学会大会
12月8日(土) 於:東京外国語大学府中キャンパス 研究講義棟 
受付開始   9:30~     
自由論題発表 10:00~12:00 
総会     13:00~13:45 
シンポジウム 14:00~17:30
茶話会    18:00~19:00    
大会参加費:一般参加1500円/会員1000円
      院生(会員・非会員共通)500円
      学部生 無料(学生証提示のこと)
茶話会参加費:500円
問合せ先
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1 
東京外国語大学府中キャンパス 野本京子研究室
第9回ジェンダー史学会大会事務局 nomoto-kyo@tufs.ac.jp
○ シンポジウム 「民主化」とジェンダー
<趣旨>
 2010年から2011年にかけ、アラブ世界で広く反政府/民主化運動が
起こったのは周知の事実である。「アラブの春」と総称されるこう
した動きは、東南アジア諸国の一部や中国など、アラブ以外の地域や
国々にも影響を与えるのではないかとも言われ、その兆候はあったが
政府によって抑え込まれた事例も散見された。
 こうした現代世界における動向は、改めて、「民主化」とは何なの
か、という問題に私たちの関心を向かわせる。
 近年、「民主主義」をナショナル・アイデンティティ(あるいは、
自己イメージ)の一部に組み込んでいるアメリカ合衆国や、「民主
化」されて久しいはずの日本においては、その制度の機能不全が懸念
されている。両国において見られるのは、権力の集約の困難と経済的・
社会的不安の中で、強権主義的な主張やリーダーが、かえって人々の
支持をとりつけるという現象である。これは、ワイマール共和国の
経験に似ていないだろうか。
 また、アラブにおける「民主化」運動は、結果として「宗教的保守」
勢力に権力を掌握させる可能性を大きくするようにも見える。「宗教的
保守」派は、しばしば、異なる意見に対する寛容度が低く、特に女性
には厳格な行動枠組みを設定する傾向が歴史のなかで指摘されてきた。
これは、「民主化」という言葉で通常私たちがイメージする方向とは
逆の結果を「民主化」運動が起こしているということなのだろうか。
 このことは、1830年代にアメリカ合衆国の白人の間で民主主義社会が
成立したとき、現代的な観点からすると抑圧的とも言える役割が女性に
割り当てられていたことを思い出させる。当時、女性は選挙権を持たず、
政治的部外者と位置づけられていた。それにもかかわらず、いや、
だからこそ、白人女性は、キリスト教と結びつき、道徳的規律を保持
する「道徳の守護者」という役割を通じて、民主主義の維持に欠くべから
ざる役割を負うはずであった。民主主義が、自分勝手な欲望の暴発、
無政府状態にならないよう、その成員各個人の自己抑制を涵養する
こと――ルソー的に言えば、成員が「一般意志」に従うよう仕向ける
こと――を、白人女性は期待されていた。その役割は白人女性の権力の
源泉でもあったが、また、白人女性自身が「自己犠牲」の振る舞い――
現代では窮屈としか言いようがないような――を体現せねばならなかった。
 現代アメリカで政治的影響力を増している宗教右翼は、このような
かつての役どころに再び女性を回収することを主張し、フェミニズムに
敵対する。
 本シンポジウムでは、現代のサウジアラビアとミャンマー、1970年代の
韓国の事例を参照しながら、今日の「民主化」運動は、何を目指している
のか、運動におけるヘゲモニックな潮流は、女性と男性にそれぞれどの
ようなジェンダー役割を振り与えようとしているのかを問う。さらに、
女性たちは「民主化」運動のなかで、どのような女性固有の要求を実現
しようとしているのかも考えてみたい。このような問いを発する際、
「女性たち」のなかにも、様々な、ときに、するどく対立する要求が
存在する可能性についても留意する必要があろう。シンポジウムを通じ、
「民主化」の意味について、ジェンダーの観点から思索が深められる
ことを期待したい。
<報告者>
・辻上奈美江(東京大学)
  「アラブの春」でサウジアラビアの女性は民主化を求めたのか
・土佐桂子(東京外国語大学)
  ミャンマーの民主化プロセスとジェンダー―軍隊・僧侶・アウン
  サンスーチー―
・宋 連玉(青山学院大学)
  ジェンダーの視点から見た韓国民主化の歴史的意義と課題
コメンテーター 長 志珠絵(神戸大学)、松本礼二(早稲田大学)
趣旨説明・司会 小檜山ルイ(東京女子大学)
ジェンダー史学会HP   http://ghaj.jp/index.html

【 催事情報 】
(1)奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター主催
  特別展示
テーマ:奈良女子高等師範学校とアジアの留学生
会期:2012年10月28日(日)~11月8日(木)
時間:9:00~16:30(入場は16:00まで)入場無料
会場:奈良女子大学記念館2階
共催:記念館運営委員会
後援:教育システム教育開発センター・一般社団法人佐保会
HP:http://koto.nara-wu.ac.jp/gender/index.html
お問い合わせ先:
奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター
E-mail a-gender.c@cc.nara-wu.ac.jp 

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総合女性史研究会[ 2012年度女性史講座開催 ]
 日 時 2012年11月03日(土)13:30~16:30 
 場 所 文京区男女平等センター
 交 通 地下鉄丸の内線・大江戸線/本郷三丁目下車
 
 講 師 野村育世氏(日本中世史・女性史研究家)
     著 書『仏教と女の精神史』吉川弘文館
              女性史青山なお賞受賞
 
 題 名 「 ―男性の身体に注目する― 」
 
 要 旨 中世の日本で跡継ぎを決める場でもあった父の膝。
     僧の美貌は罪か方便か? 釈迦の弟子アーナンダ
     男性の身体をめぐる二つの話題により、
     ジェンダーの視点からみた男性の歴史を提案。
 ※問い合わせ 044-969-0189 児島

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【 その他のお知らせ 】
(1)国際女性史研究連盟(IFRWH)発表論文公募
2013年8月29日から9月1日にかけて、イギリスのシェフィールドでIFRWH
(国際女性史研究連盟)第22回大会が開かれます。
テーマは Women's Histories: the Local and the Global
発表論文・パネルの公募が、下のような要領で公示されています。
http://www.ifrwh2013conf.org.uk/
応募の締め切りは10月31日です。ぜひ参加をご検討ください。
小檜山ルイ(IFRWH窓口)

International Federation for Research in Women's History Conference
 incorporating the 22nd  annual conference of the Women's History
 Network, UK
INTERNATIONAL CONFERENCE
29th August-1st September 2013 at Sheffield Hallam University,
Sheffield, UK
CALL FOR PAPERS
Women's Histories: the Local and the Global
This international conference will explore the history of women
worldwide, from archaic to contemporary periods. Engaging with
the recent global and transnational turns in historical scholarship,
it will examine the ways in which histories of women can draw on
and reshape these approaches to understanding the past. It will
focus on developing gendered histories of globalisation that explore
the complex interplay between the 'local' and the 'global', and
on exploring the relationship between nation-based traditions of
women's history writing and transnational approaches which examine
connections and comparisons between women's lives in different
localities. Key questions to be addressed are: How can women's
histories reshape our understanding of the relationship between
the 'local' and the 'global'? What implications does a transnational
framework of analysis have for nation-based traditions of writing
women's history?
Keynote speakers will include:
Mrinalini Sinha, Alice Freeman Palmer Professor of History,
 University of Michigan.
Catherine Hall, Professor of Modern British Social and Cultural
 History, University College London.
Strand themes:
You are invited to submit proposals for individual papers or panels
(3 papers plus commentator) relating to the following strands:

The impact of global change on women's lives in specific localities.
Relations between women in the context of global inequalities of
 power.
Women's local responses and resistances to imperialism and
 globalisation.
Women, migrations, diasporas.
Empires ‘at home’: women in imperial metropoles.
Women as local producers, traders and consumers in a globalising
 economy.
Women's life histories and personal relationships across geo-political
 divides.
Women's involvement in transnational networks.
National women's histories in comparative perspective.
Teaching women's history in a globalising world.
The place of the global in local, community and public histories of
 women.
Conference languages: English and French
Please submit your proposal online through the conference website:
http://www.ifrwh2013conf.org.uk 
DEADLINE FOR PROPOSALS:  31st OCTOBER 2012

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掲載された催し物・募集等へのお問い合わせは、当学会についての
お知らせ以外、ジェンダー史学会では受け付けておりません。
お手数ですが、主催者に直接お問い合わせいただけますよう、
お願い申し上げます。
ジェンダー史学会事務局

2012年9月27日木曜日

お知らせ(2012年10月)

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ジェンダー史学会ニューズレター      2012年11月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいた
ジェンダー史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報など、
さまざまなジェンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い
申し上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメールにてお寄せください。とりまとめて、毎月末に会員の
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次回の配信日は2012年11月末を予定しており、締め切りは
11月25日(日)となります。

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2012年11月号  目次
【 ジェンダー史学会からのお知らせ:1件 】
(1)2012年度 第9回ジェンダー史学会大会
   日時:2012年12月8日(土)
   場所:東京外国語大学府中キャンパス研究講義棟 
【 催事情報:2件 】
(1)奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター主催特別展示
   「奈良女子高等師範学校とアジアの留学生」
   日時:2012年10月28日~11月8日
   場所:奈良女子大学記念館2階
(2)総合女性史研究会2012年度・女性史講座開催
   「日本中世史 ―男性の身体に注目する―」
   日時:2012年11月3日(土)
   場所:文京区男女平等センター

【 その他のお知らせ 】
(1)国際女性史研究連盟(IFRWH)発表論文公募
     締め切り:2012年10月31日
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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】
2012年度 第9回ジェンダー史学会大会
12月8日(土) 於:東京外国語大学府中キャンパス 研究講義棟 
受付開始   9:30~     
自由論題発表 10:00~12:00 
総会     13:00~13:45 
シンポジウム 14:00~17:30
茶話会    18:00~19:00    
大会参加費:一般参加1500円/会員1000円
      院生(会員・非会員共通)500円
      学部生 無料(学生証提示のこと)
茶話会参加費:500円
問合せ先
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1 
東京外国語大学府中キャンパス 野本京子研究室
第9回ジェンダー史学会大会事務局 nomoto-kyo@tufs.ac.jp
○ シンポジウム 「民主化」とジェンダー
<趣旨>
 2010年から2011年にかけ、アラブ世界で広く反政府/民主化運動が
起こったのは周知の事実である。「アラブの春」と総称されるこう
した動きは、東南アジア諸国の一部や中国など、アラブ以外の地域や
国々にも影響を与えるのではないかとも言われ、その兆候はあったが
政府によって抑え込まれた事例も散見された。
 こうした現代世界における動向は、改めて、「民主化」とは何なの
か、という問題に私たちの関心を向かわせる。
 近年、「民主主義」をナショナル・アイデンティティ(あるいは、
自己イメージ)の一部に組み込んでいるアメリカ合衆国や、「民主
化」されて久しいはずの日本においては、その制度の機能不全が懸念
されている。両国において見られるのは、権力の集約の困難と経済的・
社会的不安の中で、強権主義的な主張やリーダーが、かえって人々の
支持をとりつけるという現象である。これは、ワイマール共和国の
経験に似ていないだろうか。
 また、アラブにおける「民主化」運動は、結果として「宗教的保守」
勢力に権力を掌握させる可能性を大きくするようにも見える。「宗教的
保守」派は、しばしば、異なる意見に対する寛容度が低く、特に女性
には厳格な行動枠組みを設定する傾向が歴史のなかで指摘されてきた。
これは、「民主化」という言葉で通常私たちがイメージする方向とは
逆の結果を「民主化」運動が起こしているということなのだろうか。
 このことは、1830年代にアメリカ合衆国の白人の間で民主主義社会が
成立したとき、現代的な観点からすると抑圧的とも言える役割が女性に
割り当てられていたことを思い出させる。当時、女性は選挙権を持たず、
政治的部外者と位置づけられていた。それにもかかわらず、いや、
だからこそ、白人女性は、キリスト教と結びつき、道徳的規律を保持
する「道徳の守護者」という役割を通じて、民主主義の維持に欠くべから
ざる役割を負うはずであった。民主主義が、自分勝手な欲望の暴発、
無政府状態にならないよう、その成員各個人の自己抑制を涵養する
こと――ルソー的に言えば、成員が「一般意志」に従うよう仕向ける
こと――を、白人女性は期待されていた。その役割は白人女性の権力の
源泉でもあったが、また、白人女性自身が「自己犠牲」の振る舞い――
現代では窮屈としか言いようがないような――を体現せねばならなかった。
 現代アメリカで政治的影響力を増している宗教右翼は、このような
かつての役どころに再び女性を回収することを主張し、フェミニズムに
敵対する。
 本シンポジウムでは、現代のサウジアラビアとミャンマー、1970年代の
韓国の事例を参照しながら、今日の「民主化」運動は、何を目指している
のか、運動におけるヘゲモニックな潮流は、女性と男性にそれぞれどの
ようなジェンダー役割を振り与えようとしているのかを問う。さらに、
女性たちは「民主化」運動のなかで、どのような女性固有の要求を実現
しようとしているのかも考えてみたい。このような問いを発する際、
「女性たち」のなかにも、様々な、ときに、するどく対立する要求が
存在する可能性についても留意する必要があろう。シンポジウムを通じ、
「民主化」の意味について、ジェンダーの観点から思索が深められる
ことを期待したい。
<報告者>
・辻上奈美江(東京大学)
  「アラブの春」でサウジアラビアの女性は民主化を求めたのか
・土佐桂子(東京外国語大学)
  ミャンマーの民主化プロセスとジェンダー―軍隊・僧侶・アウン
  サンスーチー―
・宋 連玉(青山学院大学)
  ジェンダーの視点から見た韓国民主化の歴史的意義と課題
コメンテーター 長 志珠絵(神戸大学)、松本礼二(早稲田大学)
趣旨説明・司会 小檜山ルイ(東京女子大学)
ジェンダー史学会HP   http://ghaj.jp/index.html

【 催事情報 】
(1)奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター主催
  特別展示
テーマ:奈良女子高等師範学校とアジアの留学生
会期:2012年10月28日(日)~11月8日(木)
時間:9:00~16:30(入場は16:00まで)入場無料
会場:奈良女子大学記念館2階
共催:記念館運営委員会
後援:教育システム教育開発センター・一般社団法人佐保会
HP:http://koto.nara-wu.ac.jp/gender/index.html
お問い合わせ先:
奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター
E-mail a-gender.c@cc.nara-wu.ac.jp 

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総合女性史研究会[ 2012年度女性史講座開催 ]
 日 時 2012年11月03日(土)13:30~16:30 
 場 所 文京区男女平等センター
 交 通 地下鉄丸の内線・大江戸線/本郷三丁目下車
 
 講 師 野村育世氏(日本中世史・女性史研究家)
     著 書『仏教と女の精神史』吉川弘文館
              女性史青山なお賞受賞
 
 題 名 「 ―男性の身体に注目する― 」
 
 要 旨 中世の日本で跡継ぎを決める場でもあった父の膝。
     僧の美貌は罪か方便か? 釈迦の弟子アーナンダ
     男性の身体をめぐる二つの話題により、
     ジェンダーの視点からみた男性の歴史を提案。
 ※問い合わせ 044-969-0189 児島

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【 その他のお知らせ 】
(1)国際女性史研究連盟(IFRWH)発表論文公募
2013年8月29日から9月1日にかけて、イギリスのシェフィールドでIFRWH
(国際女性史研究連盟)第22回大会が開かれます。
テーマは Women's Histories: the Local and the Global
発表論文・パネルの公募が、下のような要領で公示されています。
http://www.ifrwh2013conf.org.uk/
応募の締め切りは10月31日です。ぜひ参加をご検討ください。
小檜山ルイ(IFRWH窓口)

International Federation for Research in Women's History Conference
 incorporating the 22nd  annual conference of the Women's History
 Network, UK
INTERNATIONAL CONFERENCE
29th August-1st September 2013 at Sheffield Hallam University,
Sheffield, UK
CALL FOR PAPERS
Women's Histories: the Local and the Global
This international conference will explore the history of women
worldwide, from archaic to contemporary periods. Engaging with
the recent global and transnational turns in historical scholarship,
it will examine the ways in which histories of women can draw on
and reshape these approaches to understanding the past. It will
focus on developing gendered histories of globalisation that explore
the complex interplay between the 'local' and the 'global', and
on exploring the relationship between nation-based traditions of
women's history writing and transnational approaches which examine
connections and comparisons between women's lives in different
localities. Key questions to be addressed are: How can women's
histories reshape our understanding of the relationship between
the 'local' and the 'global'? What implications does a transnational
framework of analysis have for nation-based traditions of writing
women's history?
Keynote speakers will include:
Mrinalini Sinha, Alice Freeman Palmer Professor of History,
 University of Michigan.
Catherine Hall, Professor of Modern British Social and Cultural
 History, University College London.
Strand themes:
You are invited to submit proposals for individual papers or panels
(3 papers plus commentator) relating to the following strands:

The impact of global change on women's lives in specific localities.
Relations between women in the context of global inequalities of
 power.
Women's local responses and resistances to imperialism and
 globalisation.
Women, migrations, diasporas.
Empires ‘at home’: women in imperial metropoles.
Women as local producers, traders and consumers in a globalising
 economy.
Women's life histories and personal relationships across geo-political
 divides.
Women's involvement in transnational networks.
National women's histories in comparative perspective.
Teaching women's history in a globalising world.
The place of the global in local, community and public histories of
 women.
Conference languages: English and French
Please submit your proposal online through the conference website:
http://www.ifrwh2013conf.org.uk 
DEADLINE FOR PROPOSALS:  31st OCTOBER 2012

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掲載された催し物・募集等へのお問い合わせは、当学会についての
お知らせ以外、ジェンダー史学会では受け付けておりません。
お手数ですが、主催者に直接お問い合わせいただけますよう、
お願い申し上げます。
ジェンダー史学会事務局

2012年8月30日木曜日

お知らせ(2012年9月)

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ジェンダー史学会ニューズレター      2012年9月号

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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいた
ジェンダー史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報など、
さまざまなジェンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い
申し上げます。

情報をお持ちの方は、毎月25日までに、

genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp

までメールにてお寄せください。とりまとめて、毎月末に会員の
皆様に宛てて配信いたします。

次回の配信日は2012年9月末を予定しており、締め切りは
9月25日(火)となります。


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2012年9月号  目次

【 催事情報 】

(1)Janet Hunter教授講演 "Comparative Gender Studies between
   Japan and Britain"
     日時:2012年9月12日(金)13:30~16:30
     場所:津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス津田ホール
(2)「着物? キモノ? KIMONO? おしゃれのモダン化と百貨店
    ~着物をめぐる、デザインと着装の東西交流~」
     日時:2012年9月29日(土)13:30~16:30
     場所:文化学園大学 文化服飾研究機構
(3)「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC)
    総会シンポジウム
     日時:2012年9月29日(土)13:30~16:30
     場所:早稲田大学国際会議場

【 その他のお知らせ 】

(1)国際女性史研究連盟(IFRWH)発表論文公募
     締め切り:2012年10月31日

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【 催事情報 】

(1)津田塾大学千駄ヶ谷教育研究プロジェクト・国際センター
   2012年度FD支援費
   「グローバル化をめぐる諸問題についての英語によるインタラク
    ティブな講義強化プロジェクト」
   Academic Meeting on "Gender Studies in the UK and Japan"
   英語ゲストレクチャー 講師:Janet Hunter教授

英国LSEより日本研究専門のHunter教授が日本と英国におけるGender
研究について英語で講演を行います。津田塾大学 北村文講師の講演も
あります。関心のある方はご参加ください。

 日時 :9月12日(水) 13:30~16:30
 会場 :津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス 津田ホール1F会議室
 講義 :Comparative Gender Studies between Japan and Britain
 参加費:無料(要事前申込)

スケジュール
 13:30~13:40
   あいさつ
     飯野正子(津田塾大学学長)
 13:45~14:15
   Beyond Boundaries: Gender Studies in Japan Today
     北村文(津田塾大学英文学科専任講師)
 14:15~15:00
   Comparative Gender Studies between Japan and Britain
     Janet Hunter(LSE教授)
 15:20~16:25
   グループ・ディスカッション
     参加者
 
申込方法
 E-mail: 津田塾大学国際センター宛、cie@tsuda.ac.jpにメールを
  送ってください。件名:Hunter教授レクチャー、本文には氏名・
  学籍番号(在校生の場合)を明記してください。


津田塾大学国際センター    



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(2)着物? キモノ? KIMONO? おしゃれのモダン化と百貨店
    ~着物をめぐる、デザインと着装の東西交流~

大正から昭和初期にかけて、日本では着物の「洋風化」「モダン化」
と呼べる現象が起こった。本発表会の試みは、この現象を手がかりと
して、着物文化の一側面を明らかにしようとするものである。
日本の着物をめぐる西洋と日本の間のデザインの交流がどのような
ものであったのか、雑誌メディアはその新しい潮流をどう紹介し、
百貨店はそれらをどのように一般の消費者に供給したのか、また、
日本の着用者は、そのようなこれまでとは異なる着物の美をいかに
受容したかについて報告する。

日 時: 2012年9月29日(土)  13:30~16:30

場 所: 文化学園大学 文化服飾研究機構 4階共同研究室
(JR新宿駅南口より甲州街道に沿って、初台方面へ徒歩7分)

報告者:
山田晃子(大阪大学大学院文学研究科 博士後期課程、
     Victoria & Albert Museum 客員研究員)
 「20世紀初頭のイギリスにおけるファッションのジャポニスムと、
  それを支えた日英の百貨店について」

半田幸子(東北大学大学院国際文化研究科 博士課程後期)
山田晃子
 「三越百貨店のカタログにみられるモダン着物の柄とその流行
  ―日英の博物館収蔵品のモダン着物との比較を中心に―」

小山 有子(大阪大学ほか非常勤講師)
 「大正・昭和期における着物の「洋風」「モダン」な着装と
  美の心性― 婦人雑誌付録・美容書を中心に―」

ゲストスピーカー:
廣田 元
 (株式会社髙島屋 髙島屋史料館 史料館担当主席調査員)

参加申し込み:不要(定員40名)
問い合わせ先: kleosavas@gmail.com (山田)

平成23年度服飾文化協同研究拠点採択公募研究課題
「モダン着物の流行と着装・作法の変容
  ―服飾博物館収蔵品の事例を中心に―」(代表者・山田晃子)



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(3)「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC)
   総会シンポジウム

 『 日本人「慰安婦」の被害実態に迫る!<第1弾>』
  ―なぜ日本人「慰安婦」被害者は見えてこなかったのか―

■日時:9月29日(土)13:30~16:30(開場13:00)
■場所:早稲田大学国際会議場 3F 第三会議室
    (東西線「早稲田」下車徒歩7分・バス「西早稲田駅」下車5分)

     *資料代 1000円

日本軍「慰安婦」制度の被害者が名乗り出てから20年以上が経過しました。
この間、アジア各地の女性たちの被害実態は少しずつ明らかにされてきま
したが、日本人「慰安婦」の実態解明は大きく立ち遅れています。
日本人「慰安婦」は「公娼制度下の女性たち」という漠然と刷り込まれた
概念が、日本人「慰安婦」の被害者性を疎外してはこなかったでしょうか?

日本人「慰安婦」に向き合う上で重要なのは、「お金をもらっていたら
被害者ではないのか」という問いへの検討、言い換えれば公娼制度、
「慰安婦」制度における「性暴力」の概念を再定義することです。

シンポジウムでは、日本人「慰安婦」ワーキングチームの調査報告の第一弾
として、なぜ日本人「慰安婦」被害者は見えてこなかったのかを問いつつ、
調査を通して明らかになってきた実態を報告します。ぜひご参加下さい。

《プログラム》  司会・・・金富子

 ・なぜ今、日本人「慰安婦」なのか?        
                           ・・・西野瑠美子
 ・資料から見えてきた日本人「慰安婦」の徴集の実態
                           ・・・小野沢あかね
 ・雑誌(書籍)に残された日本人「慰安婦」
   菊丸 /鈴本文 /順子 /城田すず子 
                           ・・・日本人「慰安婦」ワーキングチーム
 ・雑誌に表象された日本人「慰安婦」から見えてくるもの
                           ・・・平井和子

●主催:「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(バウラック)
      *バウラックは、VAWW-NETジャパンの後継団体です。

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【 その他のお知らせ 】

(1)国際女性史研究連盟(IFRWH)発表論文公募

2013年8月29日から9月1日にかけて、イギリスのシェフィールドでIFRWH
(国際女性史研究連盟)第22回大会が開かれます。

テーマは Women's Histories: the Local and the Global

発表論文・パネルの公募が、下のような要領で公示されています。
http://www.ifrwh2013conf.org.uk/

応募の締め切りは10月31日です。ぜひ参加をご検討ください。

小檜山ルイ(IFRWH窓口)


International Federation for Research in Women's History Conference
 incorporating the 22nd  annual conference of the Women's History
 Network, UK

INTERNATIONAL CONFERENCE
29th August-1st September 2013 at Sheffield Hallam University,
Sheffield, UK

CALL FOR PAPERS

Women's Histories: the Local and the Global

This international conference will explore the history of women
worldwide, from archaic to contemporary periods. Engaging with
the recent global and transnational turns in historical scholarship,
it will examine the ways in which histories of women can draw on
and reshape these approaches to understanding the past. It will
focus on developing gendered histories of globalisation that explore
the complex interplay between the 'local' and the 'global', and
on exploring the relationship between nation-based traditions of
women's history writing and transnational approaches which examine
connections and comparisons between women's lives in different
localities. Key questions to be addressed are: How can women's
histories reshape our understanding of the relationship between
the 'local' and the 'global'? What implications does a transnational
framework of analysis have for nation-based traditions of writing
women's history?

Keynote speakers will include:

Mrinalini Sinha, Alice Freeman Palmer Professor of History,
 University of Michigan.
Catherine Hall, Professor of Modern British Social and Cultural
 History, University College London.

Strand themes:

You are invited to submit proposals for individual papers or panels
(3 papers plus commentator) relating to the following strands:

The impact of global change on women's lives in specific localities.
Relations between women in the context of global inequalities of
 power.
Women's local responses and resistances to imperialism and
 globalisation.
Women, migrations, diasporas.
Empires ‘at home’: women in imperial metropoles.
Women as local producers, traders and consumers in a globalising
 economy.
Women's life histories and personal relationships across geo-political
 divides.
Women's involvement in transnational networks.
National women's histories in comparative perspective.
Teaching women's history in a globalising world.
The place of the global in local, community and public histories of
 women.

Conference languages: English and French
Please submit your proposal online through the conference website:
http://www.ifrwh2013conf.org.uk

DEADLINE FOR PROPOSALS:  31st OCTOBER 2012


******************************************************************

掲載された催し物・募集等へのお問い合わせは、当学会についての
お知らせ以外、ジェンダー史学会では受け付けておりません。
お手数ですが、主催者に直接お問い合わせいただけますよう、
お願い申し上げます。

ジェンダー史学会事務局





2012年8月3日金曜日

お知らせ(2012年8月)

このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいた
ジェンダー史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報など、
さまざまなジェンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い
申し上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメールにてお寄せください。とりまとめて、毎月末に会員の
皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2012年8月末を予定しており、締め切りは
8月25日(水)となります。

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2012年8月号  目次
【 催事情報 】
(1)「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC)
    総会シンポジウム
     日時:2012年9月29日(土)13:30~16:30
     場所:早稲田大学国際会議場
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【 催事情報 】
(1)「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC)
   総会シンポジウム

タイトル:日本人「慰安婦」の被害実態に迫る <第一弾>
     ――なぜ日本人「慰安婦」被害者は見えてこなかったのか――
プログラム: 
 ・なぜ今、日本人「慰安婦」なのか?(西野瑠美子)
 ・資料から見えてきた日本人「慰安婦」徴集の実態(小野沢あかね)
 ・雑誌(書籍)に書き残された日本人「慰安婦」
  ・その他
 
 
   
 
内容:日本軍「慰安婦」被害女性が名乗り出てから20年以上が経過した。
この間、アジア各地の女性たちの被害実態が少しずつ明らかにされてきた
ことは大きな成果であった。ただしそれに比べて日本人「慰安婦」の実態
解明は大きく立ち遅れてきた。その理由の一つは、日本人「慰安婦」は
公娼制度下の女性たちであり、彼女たちの行為は「商行為」であったと
いう概念が漠然と刷り込まれてきたこと、当事者の沈黙が続く中で、
証言がきわめて限られ、実態が見えてこなかったことがあげられる。
日本人「慰安婦」に向き合う上で重要なのは、「お金をもらっていたら
被害者ではないのか」という問いへの検討、言い換えれば、公娼制度、
「慰安婦」制度における「性暴力」の概念の再定義をすることである。
シンポジウムでは、日本人「慰安婦」ワーキングチームの活動報告の
第一弾として、なぜ日本人「慰安婦」被害は見えてこなかったのかを問い
つつ、調査を通して明らかになってきた実態を報告する。

日時:2012年9月29日(土) 13:30~16:30 
                  開場13:00
場所:早稲田大学国際会議場3階 第3会議室
資料代:1000円
主催:「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター
    (VAWW RAC・バウラック)

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掲載された催し物・募集等へのお問い合わせは、当学会についての
お知らせ以外、ジェンダー史学会では受け付けておりません。
お手数ですが、主催者に直接お問い合わせいただけますよう、
お願い申し上げます。
ジェンダー史学会事務局

2012年7月5日木曜日

国際女性史研究連盟、発表論文公募

2013年8月29日から9月1日にかけ、イギリスのシェフィールドでひらかれるIFRWH
(国際女性史研究連盟)の大会での発表論文・パネルの公募が、下のような要領で
公示されています。
応募の締め切りは10月31日です。ぜひ参加をご検討ください。
小檜山ルイ(IFRWHの窓口係)

International Federation for Research in Women's History Conference
 incorporating the 22nd  annual conference of the Women's History Network, UK

INTERNATIONAL CONFERENCE
29th August-1st September 2013 at Sheffield Hallam University, Sheffield, UK

CALL FOR PAPERS 

Women's Histories: the Local and the Global 

This international conference will explore the history of women worldwide, fro
m archaic to contemporary periods. Engaging with the recent global and transnational turns in historical scholarship, it will examine the ways in which histories of women can draw on and reshape these approaches to understanding the past. It will focus on developing gendered histories of globalisation that explore the complex interplay between the ‘local’ and the ‘global’, and on exploring the relationship between nation-based traditions of women's history writing and transnational approaches which examine connections and comparisons between women's lives in different localities. Key questions to be addressed are:
 
How can women's histories reshape our understanding of the relationship between the ‘local’ and the ‘global'?
What implications does a transnational framework of analysis have for nation-based traditions of writing women's history? 
 
Keynote speakers will include: 
Mrinalini Sinha, Alice Freeman Palmer Professor of History, University of Michigan.
Catherine Hall, Professor of Modern British Social and Cultural History, University College London. 
 
Strand themes:

You are invited to submit proposals for individual papers or panels 
(3 papers plus commentator) relating to the following strands:
 
The impact of global change on women's lives in specific localities.
Relations between women in the context of global inequalities of power.
Women's local responses and resistances to imperialism and globalisation.
Women, migrations, diasporas.
Empires ‘at home’: women in imperial metropoles.
Women as local producers, traders and consumers in a globalising economy.
Women's life histories and personal relationships across geo-political divide
s.
Women's involvement in transnational networks.
National women's histories in comparative perspective.
Teaching women's history in a globalising world.
The place of the global in local, community and public histories of women.

Conference languages: English and French 
Please submit your proposal online through the conference website: 
http://www.ifrwh2013conf.org.uk  

DEADLINE FOR PROPOSALS:  31st OCTOBER 2012
 

2012年6月25日月曜日

お知らせ(2012年7月)

このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいた
ジェンダー史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報など、
さまざまなジェンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い
申し上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメールにてお寄せください。とりまとめて、毎月末に会員の
皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2012年7月末を予定しており、締め切りは
7月25日(水)となります。

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2012年7月号  目次
【 催事情報 】
(1)講演会 女性映画監督が語る「映画製作とジェンダー」
   上映会 『百合子・ダスヴィダーニャ』
    日時:講演会 2012年6月29日 16:20~17:50
       上映会 2012年6月30日 13:00~16:00
    場所:奈良女子大学
(2)お茶の水女子大学公開講演会「日米のワークライフバランス:
   ジェンダー格差センシティブな視点から
    日時:公開研究セミナー 2012年7月1日(日) 
       公開講演会    2012年7月2日(月)
(3)総合女性史研究会第127回例会
    日時:2012年7月14日(土) 13:30~16:30
    場所:文京区男女平等センター
【 その他のお知らせ 】
(1)NHKアーカイブス学術利用「トライアル研究Ⅱ」「関西トライアル
  Ⅱ」・第1期研究募集

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【 催事情報 】

(1)講演会および上映会のお知らせ
講演会 女性映画監督が語る「映画制作とジェンダー」
講 師:浜野佐知(映画監督)
日 時:2012年6月29日(金)16:20~17:50
会 場:奈良女子大学 G101教室  *入場料 無料
≪内容≫
 映画制作の世界は、女性の参入が極めて困難だった。現在でもなお数少な
い女性映画監督の一人であり、作品の中に女性の生き方をジェンダー的な
視点から捉えなおす意識を描く浜野佐知監督に講演していただく。女性が
映画制作に携わる困難、社会的偏見の存在、その状況をいかに克服して
現在に至るのか。また女性が様々な表現の場でいかに表象を創り出している
のかを、映画制作の立場から語っていただく。
■ 上映会『百合子・ダスヴィダーニヤ』
■ 講演会 浜野佐知(映画監督)× 山崎邦紀(脚本)
日 時:2012年6月30日(土)13:00~16:30(12:30開場)
会 場:奈良女子大学講堂  *入場料 無料
≪内容≫
浜野佐知監督による新作『百合子・ダスヴィダーニヤ』を上映。あわせて
浜野監督と脚本を担当した山崎邦紀氏のトークショーを開催する。
詳細は、奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センターHPをご覧ください。
http://koto.nara-wu.ac.jp/gender/index.html
http://koto.nara-wu.ac.jp/gender/activities.html
【お問い合わせ先】
奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター
Tel: 0742-20-3611
E-mail: a-gender.c@cc.nara-wu.ac.jp

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(2)お茶の水女子大学公開講演会
このたび、お茶の水女子大学では、公開講演会「日米のワークライフ
バランス:ジェンダー格差センシティブな視点から」を7月2日(月)に
開催致しますので、ご案内致します。
 今回の講演会は、米国の労働市場の変化、家族的責任をもつ雇用者に
対する差別の法理について著名な専門家をお招きした上で、日本では
どのように仕事と家族形成の将来像を描けるのかについて、示唆を得たいと
考えております。
 また、講演会に先立ち、本プロジェクトの4年間に渡る研究成果の発信を
目的とする公開研究セミナーを7月1日(日)に開催いたします。
詳細は以下をご覧ください。
『ジェンダー・格差センシティブな働き方と生活の調和』のHP
 http://www.dc.ocha.ac.jp/gender/workfam/index.html
お問い合わせは下記までお願いいたします。
 112-8610 文京区大塚2-1-1お茶の水女子大学             
 WORKFAM 事務局 workfam@cc.ocha.ac.jp  
 03-5978-5547 

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(3)総合女性史研究会第127回例会のお知らせ
2012年7月14日(土)午後1時30分~4時30分
文京区男女平等センターD研研修室
(地下鉄本郷三丁目駅から徒歩5分程です)
 東京大学総合文化研究科・学術研究員 姚 毅
   「近代中国における医療・身体とジェンダー」
要旨
 医療は女性の身体と役割をどのように規定するのか。本報告は、
近代中国に併存する中国の伝統的医学と西洋から入ってきた近代医学の
双方から検討する。特に、出産領域の専門職化につれ、医療とジェンダー
関係がどのような様相を呈しているかを注目する。

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【 その他お知らせ 】
(1)NHKアーカイブス学術利用「トライアル研究Ⅱ」「関西トライアル
  Ⅱ」・第1期研究募集(7月10締切)
NHKでは、大学等の研究者がNHKアーカイブスの保存コンテンツの研究
利用を行う試行運用の参加者を募集しています。公募に採択された方には、
「トライアル研究Ⅱ」はNHKアーカイブス(川口)で、「関西トライアル
Ⅱ」は大阪放送局で、研究テーマにそった番組やニュースのコンテンツを
充分に閲覧していただきます。
○閲覧時期    平成24年10月~平成25年3月
○公募対象者  大学または公的研究所に所属する教員・研究者、大学院生
        の方
○募集期間    平成24年5月10日~7月10日
○募集研究数  トライアル研究Ⅱ8件程度、関西トライアルⅡ4件程度
○応募希望の方は、事前の「応募相談」に原則参加していただきます。
詳しくはトライアル研究のHPをご覧下さい。
http://www.nhk.or.jp/archives/academic/

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掲載された催し物・募集等へのお問い合わせは、当学会についての
お知らせ以外、ジェンダー史学会では受け付けておりません。
お手数ですが、主催者に直接お問い合わせいただけますよう、
お願い申し上げます。
ジェンダー史学会事務局

2012年6月19日火曜日

お知らせ(2012年6月)

【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】

(1)Webサイトのリニューアル http://ghaj.jp/index.html
(2)ジェンダー史学会第9回年次大会開催予定と自由論題募集
    日時:2012年12月8日(土)
    場所:東京外国語大学
    応募締切:6月22日(金) ※延長されました

【 催事情報 】

(1)講演会 女性映画監督が語る「映画製作とジェンダー」
   上映会 『百合子・ダスヴィダーニャ』
    日時:講演会 2012年6月29日 16:20~17:50
       上映会 2012年6月30日 13:00~16:00
    場所:奈良女子大学
【 その他のお知らせ 】

(1)竹村和子フェミニズム基金助成対象の研究や活動の募集について
(2)2012年度日本女性学習財団賞レポート募集
(3)NHKアーカイブス学術利用「トライアル研究Ⅱ」「関西トライアル
  Ⅱ」・第1期研究募集

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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】

(1)Webサイトのリニューアルについて

ジェンダー史学会のWebサイトをリニューアルしました。
新しいアドレスは、http://ghaj.jp/index.html です。
現在は日本語版のみですが、英語版も準備中です。
ぜひご活用下さい。

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(2)ジェンダー史学会第9回年次大会開催予定と自由論題募集

ジェンダー史学会第9回年次大会は、2012年12月8日(土)に東京外国語大学
府中キャンパスで開催されることとなりました。
詳細が決まりましたら、追ってお知らせいたします。
なお、当日の自由論題による研究発表を、会員の皆様から、個人とパネル
の2形式で募っております。
研究発表をご希望の方、またはグループは、別便でお送りしたエントリー
シートにご記入の上、大会運営委員会までお申し込み下さい。
募集締め切りは、2012年6月22日(金)となっています。 ※延長されました。
ジェンダー史学会第9回年次大会運営委員会 
E-mail: genderhistory3@kkh.biglobe.ne.jp 

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【 催事情報 】

(1)講演会および上映会のお知らせ

講演会 女性映画監督が語る「映画制作とジェンダー」
講 師:浜野佐知(映画監督)
日 時:2012年6月29日(金)16:20~17:50
会 場:奈良女子大学 G101教室  *入場料 無料
≪内容≫
 映画制作の世界は、女性の参入が極めて困難だった。現在でもなお数少な
い女性映画監督の一人であり、作品の中に女性の生き方をジェンダー的な
視点から捉えなおす意識を描く浜野佐知監督に講演していただく。女性が
映画制作に携わる困難、社会的偏見の存在、その状況をいかに克服して
現在に至るのか。また女性が様々な表現の場でいかに表象を創り出している
のかを、映画制作の立場から語っていただく。
■ 上映会『百合子・ダスヴィダーニヤ』
■ 講演会 浜野佐知(映画監督)× 山崎邦紀(脚本)
日 時:2012年6月30日(土)13:00~16:30(12:30開場)
会 場:奈良女子大学講堂  *入場料 無料
≪内容≫
浜野佐知監督による新作『百合子・ダスヴィダーニヤ』を上映。あわせて
浜野監督と脚本を担当した山崎邦紀氏のトークショーを開催する。
詳細は、奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センターHPをご覧ください。
http://koto.nara-wu.ac.jp/gender/index.html
http://koto.nara-wu.ac.jp/gender/activities.html
【お問い合わせ先】
奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター
Tel: 0742-20-3611
E-mail: a-gender.c@cc.nara-wu.ac.jp

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【 その他お知らせ 】

(1)竹村和子フェミニズム基金助成対象の研究や活動の募集について

一般財団法人竹村和子フェミニズム基金は、昨年12月に逝去した竹村和子
さんの遺志により、フェミニズム/ジェンダー研究、または女性のエンパ
ワメントや女性へのサポートの視点で実施される活動に資する研究・調査
に対して、助成金を提供することを目的として発足しました。
今回の募集は2012年4月16日より開始します。
募集の締切は2012年6月18日(当日消印有効)です。
本基金設立の趣旨、組織、助成内容、応募方法などの詳細については本基金
ウェブサイト(http://www.takemura-fund.org/)に掲載されていますので、
ご覧いただけますよう、お願い申し上げます。
この件に関してのお問合わせについては、竹村和子フェミニズム基金の助成
事務を代行するNPO法人お茶の水学術事業会にお問合わせください。
特定非営利活動法人お茶の水学術事業会
「竹村和子フェミニズム基金」係
〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1 お茶の水女子大学 理学部3号館204
TEL & FAX: 03-5976-1478
Email: t-fund@npo-ochanomizu.org

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(2)2012年度日本女性学習財団賞レポート募集
       (http://www.jawe2011.jp/nii_awards/index.html
           
公益財団法人日本女性学習財団では、男女共同参画社会実現のために、社会・
地域・家庭の中でさまざまな困難や課題を乗り越えてきた過程をふり返った
実践・研究レポートを募集します。

レポートの内容は、社会教育・生涯学習活動、女性運動、NPOおよびNGO
活動、地域活動、家庭生活、職業生活、震災経験や復興に向けた営みなど、
はば広い領域を対象とします。

賞-------------大 賞 1篇 副賞 20万円
               奨励賞 2篇 副賞 各10万円

応募資格----趣旨に関心をもつ個人およびグループ。
            性別・国籍を問いません。

締切----------2012年9月30日(日) 当日消印有効

※詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.jawe2011.jp/nii_awards/index.html

■ 書き方☆カフェ――あなたの“書きたい”、応援します!

日本女性学習財団賞選考委員が、審査の中で感じたこと考えたこと、
伝えたいことをお話します。質疑応答の時間もあります。
お気軽にご参加ください。

日時:2012年6月8日(金)午後1時~3時

会場:日本女子会館5F
 (最寄駅 JR浜松町、都営浅草線/都営大江戸線大門、都営三田線芝公園)

参加費:無料 ※資料代(受賞レポート集)1,000円を別途いただきます。

講師:大島英樹、辻智子(日本女性学習財団賞選考委員)

定員:30人

※要事前申込み
※参加が選考に関係することは一切ありません。
※当日の内容は財団HPに掲載します。


お申込・お問合せ

公益財団法人日本女性学習財団
日本女性学習財団賞係
105-0011 東京都港区芝公園2-6-8
TEL/03-3434-7575
FAX/03-3434-8082
jawe@nifty.com
http://www.jawe2011.jp/

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(3)NHKアーカイブス学術利用「トライアル研究Ⅱ」「関西トライアル
  Ⅱ」・第1期研究募集(7月10締切)

NHKでは、大学等の研究者がNHKアーカイブスの保存コンテンツの研究
利用を行う試行運用の参加者を募集しています。公募に採択された方には、
「トライアル研究Ⅱ」はNHKアーカイブス(川口)で、「関西トライアル
Ⅱ」は大阪放送局で、研究テーマにそった番組やニュースのコンテンツを
充分に閲覧していただきます。
○閲覧時期    平成24年10月~平成25年3月
○公募対象者  大学または公的研究所に所属する教員・研究者、大学院生
        の方
○募集期間    平成24年5月10日~7月10日
○募集研究数  トライアル研究Ⅱ8件程度、関西トライアルⅡ4件程度
○応募希望の方は、事前の「応募相談」に原則参加していただきます。
詳しくはトライアル研究のHPをご覧下さい。
http://www.nhk.or.jp/archives/academic/

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掲載された催し物・募集等へのお問い合わせは、当学会についての
お知らせ以外、ジェンダー史学会では受け付けておりません。
お手数ですが、主催者に直接お問い合わせいただけますよう、
お願い申し上げます。

ジェンダー史学会事務局

2012年5月21日月曜日

AA研基幹研究「アフリカ文化研究に基づく多元的世界像の探求」 2012年度第2回公開セミナー

Gendering History: Muslim Women and Power in a Matrilineal Northern
Mozambique(ジェンダーの視点から歴史を見る:北部モザンビーク母系制
社会におけるムスリム女性と権力)

東京外国語大学AA研基幹研究「アフリカ文化研究に基づく多元的世界像の探求」
では、以下のとおり2012年度第2回公開セミナーを開催いたします。今回は、ソ
ウル大学人文学部のDr. Liazzat J. K. Bonateをお招きして、北部モザンビーク
におけるムスリム女性と権力との関係の歴史的変遷について、ジェンダーの視点
から講演していただきます。
みなさまお誘いあわせのうえ,ふるってご参加ください。

講師:Dr. Liazzat J. K. Bonate (ソウル大学人文学部)
題:Gendering History : Muslim Women and Power in Matrilinial Northern
Mozambique
日時:2012年5月29日(火) 18:00~20:00
会場:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所3階セミナー室(301)
使用言語:英語
参加費:無料
事前申込:不要(どなたでも参加できます) 
お問い合わせ:aaafrica@aa.tufs.ac.jp
共催:AA研共同利用・共同研究課題「アフリカ史叙述の方法にかんする研究」
(代表:永原陽子)
*本基幹研究HPでもお知らせしております。http://aaafrica.aacore.jp/

2012年5月11日金曜日

戦中・戦後を語りつぐ会(いわて)公開学習会 「お話と映像 『石ころに語る母たち』」(2012/5/13)

戦中・戦後を語りつぐ会(いわて)公開学習会
「お話と映像 『石ころに語る母たち』」


日時)2012年5月13日(日)13時30分~16時

場所)プラザおでって5階生活アトリエ
http://odette.or.jp/kankou/si_c_ma_i/si_c_ma_i.html
*盛岡駅やジェンダー史学会春のシンポ会場の岩手大学からの
距離は、タクシーで10分~15分程度の近い距離にあります。
同じフロアにはもりおか女性センターもあります。

プログラム)
第一部 小原麗子さん(麗ら舎読書会主宰)の講演 13時40分~14時30分
第二部 阿部容子さん(麗ら舎読書会会員)の講演 14時30分~15時10分

*お話の概要
「『国の非常時に死んでいくのは申し訳ない。戦地にいる兄さんに申し訳ない』
と遺書を遺し自死した姉。戦死した一人息子の墓を道端に建てて戦争の風化を
防ごうとした母。『名誉の家』を背負い続けた戦争未亡人。その戦後に寄り添い
続けた麗ら舎。」

質疑 15時20分~15時50分
閉会 16時

2012年5月2日水曜日

お知らせ(2012年5月)

【催事情報】
(1)シンポジウム「女がつなぐメディア -ミニコミからウェブへ」
1970 年代以降の女の運動の発展に大きな役割を果たしたミニコミ誌。
WAN ではミニコミ電子アーカイブ化をめざし、誰でもどこからでもアクセスできる女性の共有財産を作ろうとしています。シンポジウムはミニコミ誌から現代のウェブまでを概観し、ウェブと印刷メディアはどう共存できるのか、時間や空間を超える女たちの連帯はいかに可能なのか、女のミニコミはこれからどういう役割を果たすのかなど、女と情報のこれからも見据えて考えていきたいと思います。この機会をお見逃しなくぜひお誘いあわせご参加ください。

日時:2012 年5 月13 日(日)午後1時30分~5時
場所:東京大学 本郷キャンパス 法文2 号館 1大教室
(東京都文京区本郷7-3-1 本郷通の赤門、正門が近い)
会費:一般 1000 円 学生500 円 NPO法人WAN会員 無料

司 会  上野千鶴子 (NPO法人WAN理事長・社会学者)
≪パネラー≫
麻鳥澄江(ジョジョ企画) ――― 女たちはどこにでもいる
加納実紀代(元敬和学園大学教員)――― <紙>への惜別と脱近代
赤石千衣子(『ふぇみん』編集者) ――― 紙媒体の新聞としての可能性
東 園子(大阪大学) ――――― 『「少女」文化の友』 の五年間
≪コメント≫
林 香里(東京大学)
水島 希(東京大学)

主催:特定非営利活動法人ウイメンズ アクション ネットワーク
事務局 604-0024 京都市中京区下妙覚寺町185-804
電話・FAX 075-708-2091
東京事務所 180-0006 東京都武蔵野市中町1-11-16-2701
電話 0422-38-9770 FAX0422-38-9862


(2)シンポジウム「近代市民規範の形成――結婚・市民権・人種を問い直す 
Making Modern Citizens (II): Interrogating Marriage,Citizenship, and Race

日時:2012年6月9日(土)午後1時~6時 
場所:専修大学神田キャンパス7号館3階 731教室
(同時通訳付、無料)http://www.mmc.gotohp.com/index.htmlにて、参加申込みください。

主催:日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)「近代市民規範のポリティクス」
共催:University of North Carolina (Chapel Hill) History Department、ジェンダー史学会、イギリス帝国史研究会、関西アメリカ史研究会、日本アメリカ史学会
国境の枠に阻まれることなく広範に浸透してくる近代の社会秩序規範を、アメリカ合衆国・イギリス・ドイツ・日本の4カ国を例として検証するという大枠の課題に配慮しつつ、今回のシンポジウムでは、「結婚・市民権・人種を問い直す」ことを試みます。近年のグローバリゼーション研究や社会格差論のなかで論じられる構造的な貧困は、もはや一国の域を超えた問題です。そうした今日的問題の淵源を歴史学が検証するためにも、本シンポジウムでは「近代市民」がいかにつくられてきたかというテーマについて、3つの角度から議論することを目的とします。

司会:樋口映美
開会のあいさつ/趣旨説明:日暮美奈子
報告:
ヘザー・A・ウィリアムズ(Heather A. Williams)
「夫婦とみなします――南北戦争後、元奴隷の結婚を合法化する」
"They Shall Be Deemed Husband and Wife: Legalizing Marriage Among
Former Slaves After the American Civil War"
コメント:兼子歩、松本悠子
スーザン・D・ペニーバッカー(Susan D. Pennybacker)
「本国と帝国における市民権と臣民権――イギリス民主主義と帝国の秩序
(1867-1948)」
"Citizenship and Subject Rights in Metropole and Empire: British
Democracy and the Imperial Order, 1867-1948"
コメント:前川一郎、永島剛
マリンダ・メイナー・ローリー(Malinda Manor Lowery)
「排除による包摂――アメリカ合衆国におけるアメリカインディアンの
市民権」
"Inclusion via Exclusion: American Indian Citizenship in the
United States"
コメント:佐藤円、加藤千香子

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【 その他お知らせ 】

(1)竹村和子フェミニズム基金助成対象の研究や活動の募集について

一般財団法人竹村和子フェミニズム基金は、昨年12月に逝去した竹村和子さんの遺志により、フェミニズム/ジェンダー研究、または女性のエンパワメントや女性へのサポートの視点で実施される活動に資する研究・調査に対して、助成金を提供することを目的として発足しました。

今回の募集は2012年4月16日より開始します。
募集の締切は2012年6月18日(当日消印有効)です。
本基金設立の趣旨、組織、助成内容、応募方法などの詳細については本基金
ウェブサイトhttp://www.takemura-fund.org/ に掲載されていますので、ご覧いただけますよう、お願い申し上げます。
この件に関してのお問合わせについては、竹村和子フェミニズム基金の助成事務を代行するNPO法人お茶の水学術事業会にお問合わせください。

特定非営利活動法人お茶の水学術事業会
「竹村和子フェミニズム基金」係
〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1 お茶の水女子大学 理学部3号館204
TEL & FAX: 03-5976-1478
Email: t-fund@npo-ochanomizu.org


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(2)国際女性史研究連盟(IFRWH)についてのお知らせ

国際女性史研究連盟(IFRWH)の次回大会が、2013年8月末にイギリスのシェフィールドで開かれます。
テーマは「女性史:ローカルとグローバル」です。
2012年5月ころ、発表論文の募集が始まります。どうか奮ってご応募ください。
詳細は、IFRWHのホームページ(http://www.ifrwh.com/)をご覧下さい。


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掲載された催し物・募集等へのお問い合わせは、当学会についての
お知らせ以外、ジェンダー史学会では受け付けておりません。
お手数ですが、主催者に直接お問い合わせいただけますよう、
お願い申し上げます。

ジェンダー史学会事務局