2013年8月26日月曜日

お知らせ(2013年9月)

ジェンダー史学会ニューズレター      2013年9月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2013年9月末を予定しており、締め切りは9月25
日(水)となります。

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2013年9月号  目次

【  催事情報:4件  】

(1)総合女性史学会第132会例会
   日時:2013年9月7日(土)13:30~16:30
   場所:文京区男女平等センター

(2)「大杉榮 伊藤野枝 橘宗一 没後90周年」
       名古屋 橘宗一少年墓前祭・記念講演
       日時:2013年9月15日(日)
    場所:名古屋 日泰寺境内 

(3)「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター 
   総会シンポジウム
   日時:2013年9月21日(土)13:30~17:00
        場所:早稲田奉仕園内 キリスト教会館

(4)日中韓女性史国際シンポジウム
      「女性史・ジェンダー史からみる東アジアの歴史像」
        日時:2013年11月16日(土)~17日(日)
        場所:青山学院大学17号館

【  その他のお知らせ:2件  】

(1)岐阜大学地域科学部教育職員公募

(2)第33回 山川菊栄記念婦人問題研究奨励金
   贈呈者推薦・公募の依頼

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【  催事情報  】

(1) 総合女性史学会第132会例会
   
  
    
     日時:2013年9月7日(土)13:30~16:30
  
  

     場所:文京区男女平等センター  D研修室
     文京区本郷4-8-3 本郷真砂アーバンハイツ 1F  
  
  

     内容:青木 美智子氏(総合女性史学会)
     「近世農民女性の相続と経済的活動」
 
      近世は男性相続が一般的であったが、農民女性の場合は相続
     から全く排除されたわけではなく、なかには家督を相続したり
     土地や遺金を得る者たちもいた。報告では中世から近世への相
     続のありようを展望しつつ関東地域の女性の相続とその特質に
     ついて考える。併せて、女性家主や妻・母などの立場にあった
     女性たちの経済的活動の事例を通して、女性の主体性や夫婦の
     ありようについても言及したい。
  
  

     参考文献:大口勇次郎『女性のいる近世』(勁草書房、1995年)
       青木美智子「女性相続にみる近世村社会の変容―武州入間
       郡赤尾村を事例として―」
       (『歴史評論』740号所収、2011年12月)
  

     連絡先: ℡ 03-3814-6159

(2)「大杉榮 伊藤野枝 橘宗一 没後90周年」
        名古屋 橘宗一少年墓前祭・記念講演
 
   日時:2013年9月15日(日)
  
  
       A 墓 前 祭   1時~2時
 
   場所:名古屋 日泰寺境内 (マイクロバス出発 12時30分 時間厳守)
     (JR名古屋駅から 地下鉄;東山線「覚王山日泰寺駅」下車 
      境内まで徒歩5分)
  
       B 記念講演会 2時~4時
 

   場所:ウィンク愛知(愛知産業労働センター 11階)
     (JR名古屋駅 東口から5分 新しいビル)
  
    
      講師:池田浩士(京都大学名誉教授)
     「誰が、そして何が殺されたのか?」
      ―90年後の墓前祭に私たちの「歴史」と「いま」を考える。

(3)「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター 
   総会シンポジウム
   日本人「慰安婦」の被害実態に迫る! <第2弾>
   日本人「慰安婦」の徴集・待遇・戦後
       ―「売春婦」は被害者ではないのか―

    日時:2013年9月21日(土)13:30~17:00(開場13:00)
  
 
 

    場所:早稲田奉仕園内 キリスト教会館6階 ABC会議室
     東京メトロ東西線 「早稲田」駅より(徒歩約5分)
     JR山手線・西武新宿線「高田馬場」駅より 早稲田大学行き
     バスで「西早稲田」バス停下車
  

    資料代:1000円(会員は900円)
   
    プログラム:コーディネーター:金富子
     ・日本人「慰安婦」の徴集                        小野沢あかね
     ・日本人「慰安婦」の待遇―朝鮮人「慰安婦」との比較 西野瑠美子
     ・日本軍慰安所から占領軍向け慰安施設へ        平井和子
     ・沖縄の慰安所についての聞き取り報告          田場祥子
     ・沖縄の日本軍慰安所  林 博史
   
   主催:「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター
            (バウラック)
    *バウラックは、VAWW-NETジャパンの後継団体です。
       問い合わせ:TEL:03-3818-5903    http://vawwrac.org/
                VAWW RAC 事務局
              「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター
          (VAWW RAC)
            Violence Against Women in War Research Action Center
            112-0003 東京都文京区文京春日郵便局留
            TEL/FAX 03-3818-5903
            E-mail vawwrac@vawwrac.org
            Poste Restante, Bunkyo-Kasuga Post Office,
            Bunkyo-ku, Tokyo 112-0003 JAPAN
            TEL/FAX +81-3-3818-5903
            http://vawwrac.org/

(4)日中韓女性史国際シンポジウム
     「女性史・ジェンダー史からみる東アジアの歴史像」

   日時:2013年11月16日(土)~17日(日)
 
 

   場所:青山学院大学17号館
 
 

   趣旨:総合女性史学会では、中国、韓国の女性史研究者と交流を重ね
     てきた。このシンポジウムによって、国家や社会編成にあらわ
     れるジェンダーや民族、エスニシティ等の在り方を明らかにす
     るとともに、各時期における東アジアの歴史像の再考に一石を
     投じたい。
 
 

  プログラム:
  11月16日(土)
  11:00~12:00 特別プログラム キャサリン・宇野(テンプル大学)
    「米国のアジア女性史研究―南アジア・東南アジアの女性史と東
     アジア女性史の比較」
  12:00     シンポジウム受付
  13:00~13:15 主催者あいさつ
  13:15~13:45 記念講演 宋連玉 ソン ヨノク(青山学院大学)
  ■セッション1(5~9世紀)
   女帝・女王・女性権力者の存在形態と国家
  16日13:45~
  ・姜英卿 カン ヨンギョン(朝鮮史・淑明女子大学)
   「善徳女王(632-647)の即位背景と統治性格」
  ・李貞徳 リー ジェンドー
             (中国史・台湾中央研究院歴史語言研究所)
   「女主の世界―6世紀・比丘尼の生涯から」
  ・義江明子(日本史・帝京大学)
      「日本古代の女帝と社会―転換期としての8世紀を中心に」 
    □レセプション・パーティ
    16日18:00~
    ■セッション2(10~18世紀)家と婚姻、相続 
    17日9:00~
    ・五味知子(中国史・日本学術振興会)
   「中国『近世』の女性と家」 
    ・豊島悠果(朝鮮史・神田外語大学)
      「高麗・朝鮮時代の婚姻と相続―朝鮮後期の変化を中心に」
    ・久留島典子(日本史・東京大学史料編纂所)
      「日本中世後期の婚姻と家」 
    □17日13:00~13:30(ランチタイム)
      映像プログラム「東アジアを“移動”する原節子」
    ■セッション3(19~20世紀) 移動と労働 
    17日13:30~
    ・池川玲子(日本史・東京女子大学)
   「『満州』農業移民におけるジェンダー―政策・実態・メディア」
    ・奇桂亨 キ ゲヒョン(朝鮮史・漢陽大学亜太地域研究センター)
      「ジェンダーからみた中央アジアへのコリアン移住
        ―行為者としての女性の経験と歴史的記憶」
    ・金一虹 ジン イーホン(中国史・南京師範大学金陵女子学院)
      「南洋の移民―中華民国期東アジアへの中国女性移住労働者」
  主催:総合女性史学会、協力:中国女性史研究会、
  
  協賛:ジェンダー史学会(国際交流基金助成事業、同時通訳付き)
  参加費:2000円(学生・修士1500円)、翻訳予稿集付。
  
  申込:メールまたはFAXで下記までお願いいたします。
     会場の定員の都合で、事前申込み制、先着200名ほどとさせて
     いただきます。
  総合女性史学会ホームページ www.geocities.jp/sogojyoseishi/もご
  参照ください。
  
  総合女性史学会sogojyoseishi@yahoo.co.jp
  FAX 045(982)9276 (総合女性史学会代表 早川紀代)

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【  その他のお知らせ:2件  】

(1)岐阜大学地域科学部教育職員公募

  専門領域:民俗学・文化人類学
  
  担当科目:日本文化論、ジェンダー論など
  
  採用職種:助教
  *詳細は岐阜大学ホームページ採用情報  

(2)第33回 山川菊栄記念婦人問題研究奨励金(通称山川菊栄賞)
   贈呈者推薦・公募の依頼

  例年通り本会では下記の通り2013年度の奨励金贈呈者を公募しております
  (自薦も可)。昨年8月より本年7月末までに出版または発表され活字化
  された女性(問題)に関する研究論文・調査等で優れた業績をあげられた
  個人 ・グループに対し贈呈いたしますので、お心当たりの方を下記の要
  領をご参照の上、ご推薦いただきたく、ご協力をお願い致します。
               記
  一、次の事項をご記入の上、Faxかメールでご応募下さい。
   ①推薦対象者氏名 (わかる範囲で住所・電話等の連絡先)
   ②推薦対象著書名・著作名・刊行年月日・出版社或いは発表機関
   ③推薦理由(300字以内)
  一、締め切り  8月31日        
  一、発表    12月(予定)
  一、贈呈金  20万円            
  一、原則として女性・女性グループを対象とします。
  一、応募Faxまたはメールの送付先         山川菊栄記念会事務局

  付記  できればご推薦いただく書籍・発表誌を併せてお送りいただけれ
           ば幸いです。
    FAX・メールでの応募を希望される方は下記アドレスまでお問い合わせい
    ただければ書式をお送りします。

    山川菊栄記念会は、山川菊栄の生涯と思想をテーマとした展示パネルの
    貸し出し、生誕120年の3回の学習会・シンポジウムの記録を中心にした
    冊子(『山川菊栄の現代的意義 今、働くこととフェミニズム』1500円)、
  ドキュメンタリー「山川菊栄の思想と活動 姉妹よ、まずかく疑うこと
  を習え」(山上千恵子監督)(個人価格5000円、ライブラリー価格20,000
  円 シナリオ500円)の販売を行っています。また今年2月に行った第32
  回贈呈式をまとめた冊子(『ここはうちらの学校―大阪のオモニたちに学
  んだこと』500円)を8月中旬に刊行予定です。     
  ご希望の方は記念会事務局にお問い合わせください。

  ※尚、当会の主たる事業であります「山川菊栄記念婦人問題研究奨励金
   (通称山川菊栄賞)」の選考・贈呈につきましては、諸般の事情を勘
   案し、来年度(第34回 2014年度)をもちまして終了することに致し
   ました。予めお知らせいたします。

  2013年8月5日          
   〒251-0032 藤沢市片瀬360-10 B-307
    山 川 菊 栄 記 念 会 
    FAX 0466-26-6135
  TEL 090-2165-4038
    Eメール  y.kikue@shonanfujisawa.com
    
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掲載された催し物・募集等へのお問い合わせは、当学会についてのお知らせ
以外、ジェンダー史学会では受け付けておりません。
お手数ですが、主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上
げます。
ジェンダー史学会事務局