2013年9月28日土曜日

お知らせ(2013年10月)

ジェンダー史学会ニューズレター      2013年10月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2013年10月末を予定しており、締め切りは10月
25日(金)となります。

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2013年10月号  目次
【  催事情報:2件  】

(1)明治大学ジェンダーセンター 10月定例研究会
   「ジェンダー間の機会平等へのあらたな道程
    -男女平等は世紀の課題!」
   日時:2013年10月16日18:00~20:00
   場所:明治大学リバティタワー

(2)日中韓女性史国際シンポジウム
     「女性史・ジェンダー史からみる東アジアの歴史像」
      日時:2013年11月16日(土)~17日(日)
      場所:青山学院大学17号館

【  その他のお知らせ:1件  】
(1)国際歴史学会議 報告申込みのお知らせ

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【  催事情報  】

(1)明治大学ジェンダーセンター 10月定例研究会
   「ジェンダー間の機会平等へのあらたな道程-男女平等は世紀の課題!」
  
   講師:ドイツ・ギーセン大学教授 ウタ・マイヤー=グレーヴェ
      (ドイツ政府・「男女平等報告書」作成委員)
    日時:2013年10月16日18:00~20:00
   場所:明治大学リバティタワー
   使用言語:ドイツ語・英語
   通訳:姫岡とし子教授
      (東京大学、専門はドイツ近現代史・ジェンダー史)
   報告要旨:
    従来の「女性報告書」に代わり、2011年に作成されたドイツ連邦共和
   国の「第1男女平等報告書」のコンセプトと内容を紹介。ドイツにお
   いて個人が使える時間あるいは時間の使い方は、いまだにジェンダー
   によって非常に強く規定されており、このことは長期的にみると、女
   性の生涯賃金と老齢年金に不利な結果をもたらす。こうしたなか第1
   報告書では、①男女両性が自分の生計確保に対して個々に責任を負い、
   ともに育児と介護へのケア労働に従事すること、②家事や家族支援向
   けサービスの拡充をうながすこと、③女性の就業状況の改善、が強く
   推奨されている。

(2)日中韓女性史国際シンポジウム
     「女性史・ジェンダー史からみる東アジアの歴史像」
   日時:2013年11月16日(土)~17日(日)
   場所:青山学院大学17号館
   趣旨:
    総合女性史学会では、中国、韓国の女性史研究者と交流を重ねてきた。
    このシンポジウムによって、国家や社会編成にあらわれるジェンダー
   や民族、エスニシティ等の在り方を明らかにするとともに、各時期に
   おける東アジアの歴史像の再考に一石を投じたい。
 
   プログラム:
   11月16日(土)
   11:00~12:00 特別プログラム キャサリン・宇野(テンプル大学)
     「米国のアジア女性史研究―南アジア・東南アジアの女性史と東
      アジア女性史の比較」
   12:00     シンポジウム受付
   13:00~13:15 主催者あいさつ
   13:15~13:45 記念講演 宋連玉 ソン ヨノク(青山学院大学)
  ■セッション1(5~9世紀)
   女帝・女王・女性権力者の存在形態と国家
   16日13:45~
  ・姜英卿 カン ヨンギョン(朝鮮史・淑明女子大学)
   「善徳女王(632-647)の即位背景と統治性格」
  ・李貞徳 リー ジェンドー
             (中国史・台湾中央研究院歴史語言研究所)
   「女主の世界―6世紀・比丘尼の生涯から」
  ・義江明子(日本史・帝京大学)
      「日本古代の女帝と社会―転換期としての8世紀を中心に」 
    □レセプション・パーティ
     16日18:00~
    ■セッション2(10~18世紀)家と婚姻、相続 
     17日9:00~
    ・五味知子(中国史・日本学術振興会)
   「中国『近世』の女性と家」 
    ・豊島悠果(朝鮮史・神田外語大学)
      「高麗・朝鮮時代の婚姻と相続―朝鮮後期の変化を中心に」
    ・久留島典子(日本史・東京大学史料編纂所)
      「日本中世後期の婚姻と家」 
    □17日13:00~13:30(ランチタイム)
      映像プログラム「東アジアを“移動”する原節子」
    ■セッション3(19~20世紀) 移動と労働 
     17日13:30~
    ・池川玲子(日本史・東京女子大学)
   「『満州』農業移民におけるジェンダー―政策・実態・メディア」
    ・奇桂亨 キ ゲヒョン(朝鮮史・漢陽大学亜太地域研究センター)
      「ジェンダーからみた中央アジアへのコリアン移住
        ―行為者としての女性の経験と歴史的記憶」
    ・金一虹 ジン イーホン(中国史・南京師範大学金陵女子学院)
      「南洋の移民―中華民国期東アジアへの中国女性移住労働者」
  主催:総合女性史学会、協力:中国女性史研究会、
  
  協賛:ジェンダー史学会(国際交流基金助成事業、同時通訳付き)
  参加費:2000円(学生・修士1500円)、翻訳予稿集付。
  
  申込:メールまたはFAXで下記までお願いいたします。
     会場の定員の都合で、事前申込み制、先着200名ほどとさせて
     いただきます。
  総合女性史学会ホームページ www.geocities.jp/sogojyoseishi/もご
  参照ください。
  
  総合女性史学会sogojyoseishi@yahoo.co.jp
  FAX 045(982)9276 (総合女性史学会代表 早川紀代)

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【  その他のお知らせ:1件  】

(1)国際歴史学会議 報告申込みのお知らせ
    5年に1回の国際歴史学会議、次回は2015年8月23日から29日まで中国山東
      省済南で開かれます。本会議の方で報告の申し込みが現在行われており、締
      め切りは11月15日になっております。
      詳しくは、http://www.history.ac.uk/events/cishにアクセスしてください。
      特に、Joint Sessionのなかの、JS4 Historiography and Comparative Perspectives
      on Natural DisastersとJS18 New Approaches to History of Diplomatic Practicesは、
      加藤千香子と小檜山が枠組みの構築の委員の一人になっており、ジェンダーの
      観点を入れた報告を歓迎しております。ぜひ、応募なさってください。
    なお、これに合わせて、同じ場所でIFRWHの会議も開かれますが、こちらの方
      の報告募集はまだ先になっておりますので、詳細が決まり次第、またお知らせい
      たします。

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掲載された催し物・募集等へのお問い合わせは、当学会についてのお知らせ
以外、ジェンダー史学会では受け付けておりません。
お手数ですが、主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上
げます。

ジェンダー史学会事務局