ジェンダー史学会ニューズレター 2015年3月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2015年3月末を予定しており、締め切りは
3月25日(水)となります。
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2015年3月号 目次
【 ジェンダー史学会からのお知らせ:1件 】
(1)ジェンダー史学会春のシンポジウム
「鹿児島に生きたおんなたち
―生活記録をめぐる語りから歴史を紡ぐ」
日時:2015年5月30日(土) 13:00~17:00
場所:かごしま県民交流センター
【 催事情報:4件 】
(1)シンポジウム
Remapping Hiroshima: 「ヒロシマ」を(再)マッピングする
――核時代の到来・起点としての「ヒロシマ」――
日時:2015年3月15日(日)13:00~18:00
場所:広島市まちづくり市民交流プラザ
(2)慶應義塾福澤研究センター講演会「日韓のはざまで」
日時:2015年3月6日(金)14:00~15:30
場所:慶應義塾大学三田キャンパス
(3)田中寿美子没後20年記念ブックトーク&シンポジウム
「田中寿美子の足跡に学ぶ―女性と政治のこれまで、これから」
日時:2015年3月15日(日)午後1:30-4:30(1:00開場)
場所:日比谷コンベンションホール(日比谷図書文化館B1)
(4)2014年度 総合女性史学会大会
テーマ:「多様な性のあり方を歴史から問う」
日時:2015年3月22日(日)
場所:昭和女子大学
【 その他のお知らせ:1件 】
(1)2014年度山川菊栄賞贈呈式のお知らせ
日時:2015年2月28日(土)13:30-16:30
場所:YMCAアジア青少年センター
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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】
(1)ジェンダー史学会春のシンポジウム
1,シンポジウム・テーマ
「鹿児島に生きたおんなたち―生活記録をめぐる語りから歴史を紡ぐ」
2,企画趣旨
鹿児島のジェンダー史研究は、厳しい自然条件を跳ね返す、鹿児島の
女性達の多彩で豊かな歴史的歩みに比して、実に不振な状況の中にある。
前近代から現在までの著名女性に対する研究、、いくつかの地域や婦人
団体の活動記録、生活記録は出されて女性たちが、鹿児島の女性たちの
粘り強くたゆみない「生」を記録し、次世代に継承したいという願望を
持っている。したがって、この春のシンポジウムは研究が手薄な中で、
今できるところから始め、微力ながら鹿児島ジェンダー史研究の出発点
となる基礎的作業を行うことを、目標にしている。
具体的には、①様々な領域で道を開いてきた先輩のインタビューとそ
の記録作業(DVD作成)、②将来、鹿児島女性の通史を書く土台の整
備作業(文献目録・年表作成)である。
シンポジウムにおいては、基調講演とDVDで、鹿児島女性たちの戦前か
ら現在までの生を語ってもらい、講演とコメントでそのようなオーラル
ヒストリーの背後にある鹿児島の構造的な歴史的背景を明らかにする。
総合討論とあわせて、現在に至っても女性差別が他地域より特に強いと
言われる鹿児島のジェンダーの構造的な問題を抽出できればと考えている。
3,開催予定日・場所
2015年5月30日(土) 13:00~17:00
かごしま県民交流センター 大会議室(108人収用)
4,プログラム
13:00~13:05 開会挨拶・趣旨説明
井上和枝(鹿児島国際大学、朝鮮史)
13:05~13:45 基調講演 相星雅子(作家)
「自伝的鹿児島女性文学」(仮題)
13:50~14:50 自主製作DVD「鹿児島に生きる」上映
14:50~15:05 コーヒーブレイク
15:05~15:50 講演 疋田京子(鹿児島県立短大)
「鹿児島のジェンダー構造の歴史的背景」(仮題)
15:50~16:35 コメント1,山田晋(鹿児島国際大学)
コメント2,佐々木陽子(鹿児島国際大学)
コメント3,鶴田かおり(社会人)
16:35~17:-00 総合討論 司会 井上和枝(鹿児島国際大学)
5,共催(予定)
鹿児島県男女共同参画室
鹿児島市男女共同参画センター
鹿児島国際大学
協賛(予定)
南日本新聞
MBC(南日本放送)
6,茶話会
シンポジウム終了後、茶話会予定(場所:かごしま県民交流センター
近くレストラン、会費1000円)
7,鹿児島歴史研修ツアー
シンポジウムの翌日、5月31日(日)鹿児島の近世~現代の歴史的
遺跡や鹿児 島特有のジェンダー構造をよく示している知覧武家
屋敷の見学などを行います。
ツアー内容:ホテル→仙岩園→知覧特攻記念会館→鳥浜食堂→
知覧武家屋敷→鹿児島空港
費用 :交通費(貸切バス)・入場料 4,500円位
宿泊費 7,650円 シルクイン鹿児島(朝食付き)
鹿児島中央駅5分、天然温泉付き
25室押さえてあります。
ツアー参加希望の方
連絡先 野村 鮎子<ln12028@cc.nara-wu.ac.jp>
742-20-3977 奈良女子大学
申込用紙はジェンダ-史学会HPよりダウンロードしてください。
申し込み締め切り 3月31日
飛行機はご自分で予約してください。早いほうが圧倒的に安いです。
定員 25名
入金締め切り 4月30日
申し込みされた方に振込先をお知らせします。
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【 催事情報 】
(1)シンポジウムのご案内
Remapping Hiroshima: 「ヒロシマ」を(再)マッピングする
――核時代の到来・起点としての「ヒロシマ」――
日時:2015年3月15日(日)13:00~18:00 (開場 12:30)
場所:広島市まちづくり市民交流プラザ
6階 マルチメディアスタジオ
アクセス http://www.cf.city.hiroshima.jp/m-plaza/kotsu.html
〒730-0036 広島市中区袋町6番36号
電話:(082)545-3911
主催:
・京都大学地域研究統合情報センター(CIAS)
・敬和学園大学 戦争とジェンダー表象研究会
(科学研究費補助金 基盤研究(C))
協力:ひろしま女性学研究所
趣旨説明:2015年は第二次世界大戦終了、広島・長崎原爆投下から70年。
この間、原爆、核開発の経験は、「被害国」、「加害国」の双方で、どの
ように伝えられ、記憶されてきただろうか。戦争とジェンダー表象研究会は、
これまで第二次世界大戦参戦国のメディアにおけるジェンダー・民族表象に
ついて研究を重ねてきた。その成果をふまえ、核時代の起点であるこの地ヒ
ロシマにおいて、原爆投下と核開発が日本・アメリカ・イギリスの大衆メデ
ィアにおいてどのように表象されてきたかを報告する。
また、原爆体験の風化がいわれて久しいが、いまや体験者の消滅を目前にし
て、その体験・記憶の共有には一刻の猶予も許されない。そのためのひとつ
の方法として、ヒロシマ・アーカイブ、ナガサキ・アーカイブ主宰の渡邉英
徳氏を招き、記憶の共有に関する実践と展望についてともに考えたい。
〈プログラム〉
13:00 開会・趣旨説明 桑原ヒサ子(敬和学園大学)
第一部 司会 松崎洋子(敬和学園大学 名誉教授)
基調講演 13:10~14:10
「原爆」表象とジェンダー・エスニシティ
講師 加納実紀代(ジェンダー史 敬和学園大学元特任教授)
休憩 10分
パネル:写真雑誌にみる「核時代の到来」 14:20~14:40 (各20分)
アメリカの『ライフ』 平塚博子(日本大学)
イギリスの『ピクチャー・ポスト』 杉村使乃(敬和学園大学)
休憩 20分
第二部 司会 池川玲子(大阪経済法科大学 アジア太平洋研究センター)
講演 15:20~16:20(60分)
「多元的デジタルアーカイブズと記憶のコミュニティ」
講師 渡邉英徳
(首都大学東京 システムデザイン学部ヒロシマ・アーカイブ、
ナガサキ・アーカイブ主宰)
総合討論 及び質疑応答 司会 松本ますみ(室蘭工業大学)
16:40~18:00
コメンテーター 貴志俊彦(CIAS) 木村尚子(広島市立大学 )
挨拶 高雄きくえ(ひろしま女性学研究所)
閉会の言葉 神田より子(敬和学園大学)
〈お申込み〉
戦争とジェンダー表象研究会
杉村(sugimura@keiwa-c.ac.jp)まで、ご氏名、
ご所属、ご住所、連絡先(電話番号+Eメールアドレス)をお知らせく
ださい。
*登録いただいた個人情報は、本シンポジウムの申込み手続きおよび、
今後の研究会・シンポジウムのご案内のみに使用し、それ以外の用途に
使用することはありません。また個人情報を第三者に公開・提供するこ
とは一切ありません。
(2)慶應義塾福澤研究センター講演会のお知らせ「日韓のはざまで」
講演者:羅英均 梨花女子大学名誉教授
日時:2015年3月6日(金曜日)14:00~15:30
場所:慶應義塾大学三田キャンパス 三田演説館
*事前申し込みの必要はありません。講演は日本語で行われます。
*羅先生は、朝鮮における洋画家の草分けであり「新しい女性」とし
て注目された羅惠錫の姪にあたられ、2003年にみすず書房より
『日帝時代わが 家は』を出版されています。
出版2件
1)2月5日刊行
明治維新史学会編(担当編者 西澤直子・横山百合子)『講座明治維新
第9巻 明治維新と女性』 有志舎 3400円+税
論文執筆者 大口勇次郎 沢山美果子 田村均 西澤直子 人見佐知子
村上一博 横山百合子 ラウラ・ネンヅィ(敬称略、50音順)
2)
西澤直子著『福澤諭吉とフリーラヴ』 慶應義塾大学出版会
2800円+税
福澤は「フリーラヴ」を理想的姿としながら、実際には一夫一婦・偕老
同穴を主張したのはなぜなのか、近代家族像のひとつの鍵として考えて
みまし た。図書館などにご推薦いただければ、幸いです。
(3)田中寿美子没後20年記念ブックトーク&シンポジウム
「田中寿美子の足跡に学ぶ―女性と政治のこれまで、これから」
(ジェンダー平等をめざす藤枝澪子基金助成事業)
日時:2015年3月15日(日)午後1:30-4:30(1:00開場)
場所:日比谷コンベンションホール(日比谷図書文化館B1)
第1部 ブックトーク「田中寿美子の足跡」
1. あいさつ(赤松良子)
2. 田中寿美子の足跡-生い立ちから晩年まで
3. 田中寿美子の思い出(関係者たちのリレートーク)
第2部 シンポジウム「女性と政治のこれまで、これから」
1. 性暴力と売買春問題(角田由紀子)
2. 雇用の場での男女平等(浅倉むつ子)
3. 女性の政治参加(福島みずほ)
4. フェミニスト田中寿美子から学ぶこと(樋口恵子)
司会:井上輝子
どなたでも参加できます(事前申し込み不要)
資料代:500円
主催:田中寿美子さんの足跡をたどる会 TEL&FAX:047(451)9825
共催:アイ女性会議
(4)2014年度 総合女性史学会大会
テーマ:「多様な性のあり方を歴史から問う」
日時:2015年3月22日(日)
場所:昭和女子大学 研究館 6F 6S03教室
スケジュール:10:40~10:50 趣旨説明
10:50~11:50 服藤早苗「平安王朝貴族社会の性と政治
ー男色のジェンダー分析」
(昼食)
12:50~13:50 神田由築「江戸の男色と芝居」
13:50~14:50 赤枝香奈子「近代日本における女同士の親
密な関係」
14:50~15:50 白水紀子「中国のセクシャル・マイノリティ
とその歴史ー近現代文学を中心に」
16:00~17:00 討論
17:20~19:00 懇親会
※大会の前に総会があります。9:30~10:30
会員の方はご参加ください。
アクセス方法:
地下鉄: 東急田園都市線(半蔵門線直通)「三軒茶屋」駅下車 徒歩7分
バス:● 渋谷駅から下記方面行きを利用し、「昭和女子大」下車
(上町・等々力・田園調布・弦巻営業所・二子玉川・高津営業所・
成城学園・祖師谷大蔵・狛江・調布)
●目黒駅・祐天寺駅から三軒茶屋行きを利用し、「三軒茶屋」下車
●下北沢駅から駒沢陸橋行きを利用し、「三軒茶屋」下車
◎当日の参加も歓迎しますが、できればあらかじめ申し込みをしてくださ
いますよう、お願い申し上げます。
大会への申し込み先:
メール:sogojyoseishi@yahoo.co.jp
電話及びファクス:03-5742-5003(横山)
申し込み締め切り:2015年3月8日
参加費: 会員・一般1000円 学生・院生500円
懇親会費3500円
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【 その他のお知らせ 】
(1)2014年度山川菊栄賞贈呈式のお知らせ
山川菊栄記念婦人問題研究奨励金(通称山川菊栄賞)を贈呈する作品が決ま
りました。平井和子さん『日本占領とジェンダー―米軍・売買春と日本女性
たち』(有志舎)塚原久美さん『中絶技術とリプロダクティブ・ライツ―フ
ェミニスト倫理の視点から』(けい草書房)の2作品です。
贈呈式を次の要領で開催します。
・日時:2015年2月28日(土)13:30-16:30
・場所:YMCAアジア青少年センター 9階ホール(www.ymcajapan.org/ayc/jp)
東京都千代田区猿楽町2-5-5 TEL:03-3233-0611
・プログラム:選考経過報告、推薦の言葉、平井さん・塚原さんの記念スピ
ーチなど
・事前申し込み:不要
山川菊栄賞の贈呈は、今年度が最後となりますので、皆さま、ぜひお出かけ
ください。
問い合わせ先:山川菊栄記念会
〒251-0032 藤沢市片瀬360-10 B-307
電話:090-2165-4038
FAX: 0466-26-6135
Email: y.kikue@shonanfujisawa.com
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会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いま
せん。また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外について
は、各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
ジェンダー史学会事務局