ジェンダー史学会ニューズレター 2015年7月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2015年7月末を予定しており、締め切りは
7月25日(土)となります。
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2015年7月号 目次
【 催事情報:1件 】
(1)総合女性史学会 修士論文発表会開催のお知らせ
日 時:2015年7月18日(土)14:00~
会 場:文京区男女平等センター
【 その他のお知らせ:1件 】
(1)2015年度「日本女性学習財団賞」レポート募集
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【 催事情報 】
(1) 総合女性史学会 修士論文発表会開催のお知らせ
日 時:2015年7月18日(土)14:00~
会 場:文京区男女平等センター D研修室
報告者:堀川祐里氏
テーマ:赤松常子の思想の時期的変容―戦前からGHQ占領期を中心に―
概 要
赤松常子は、1897年(明治30年)に生まれ、大正・昭和を生きた女性運動家
である。1965年(昭和40年)に没してから、その労働運動や政治活動について
は現在までに数多くの研究や文学作品において断片的に知ることができるが、
赤松常子自体について、その研究はごくわずかでこれまで進展することがなか
った。本報告は、赤松が執筆した雑誌、新聞記事、論文、加えて座談会や国会
における発言等から、赤松常子の思想の時期的変容を実証的に明らかにする
ものである。本報告では、赤松の生い立ちから、参議院議員第1期目の1953年
までを対象時期とする。赤松というひとりの女性運動家を軸にしてみた労働組
合運動の一面は、男性運動家のそれとは様相が異なる。今回の報告では特に、
戦前における労働運動において赤松が「婦人問題」をいかに捉えていたかにつ
いて報告する。また戦前は封建主義批判を行っていた赤松が、戦局が深まる中
で「家族の美風」を賛美したところから、戦後再度「封建性」を批判するようにな
るという、戦争を基点とする思想の時期的変容を明らかにする。
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【 その他のお知らせ 】
(1)【2015年度日本女性学習財団賞レポート募集】
http://www.jawe2011.jp/nii_awards/index2015.html
公益財団法人日本女性学習財団では、男女共同参画社会実現のために、社会
・地域・家庭の中でさまざまな困難や課題を乗り越えてきた過程をふり返った実践・
研究レポートを募集します。
レポートの内容は、社会教育・生涯学習活動、女性運動、NPOおよびNGO活動、
地域活動、家庭生活、職業生活、震災経験や復興に向けた営みなど、はば広い領
域を対象とします。
賞-------------大 賞 1篇 副賞 10万円
奨励賞 2篇 副賞 各5万円
※特に選考委員から推薦があった場合、
選考委員特別賞(副賞1万円)を設けることもあります。
応募資格----趣旨に関心をもつ個人およびグループ。
性別・国籍を問いません。
締切----------2015年8月31日(月) 当日消印有効
※詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.jawe2011.jp/nii_awards/index2015.html
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会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いません。
また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外については、各主催者
に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
ジェンダー史学会事務局