2016年5月29日日曜日

お知らせ(2016年6月)

ジェンダー史学会ニューズレター        2016年6月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistorynl@gmail.com
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2016年6月末を予定しており、締め切りは
6月25日(土)となります。

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2016年6月号  目次

【 ジェンダー史学会からのお知らせ:3件 】

(1)ニューズレターアドレスの変更

(2)ジェンダー史学会第13回年次大会自由論題研究発表の募集

(3)ジェンダー史学会シンポジウム
   ポスト「戦後70年」とジェンダー史—地域のジェンダ
   ー実践を思考の手がかりにー
   日時:2016年 6月26日(日)13:00-17:00
   場所:お茶の水女子大学 共通講義棟2号館1階101教室

【  催事情報:4件  】
 
(1)2016年度 総合女性史学会  女性史講座・近現代例会
   日時:2016年6月12日(日)13:30~16:30
   場所:文京区男女平等センター 

(2)日本歴史学協会 
   史料保存利用問題シンポジウムのお知らせ(添付あり)
   日時:2016年6月25日(土)
   場所:駒澤大学
 
(3)第1回WWAS国際会議 活躍する女性と高齢化する社会
   国際シンポジウム&公開フォーラム
   日時:2016年6月4日(土)、5日(日)
   場所:福岡国際会議場

(4)VAWW RAC バウラックセミナー新シリーズ
   「もっと知りたい女性国際戦犯法廷」
   日時:2016年6月4日(土)、7月17日(日)
      場所:韓国YMCA

【  その他のお知らせ:1件  】

(1)「NWEC男女共同参画統計ニュースレター」第19号刊行

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【 ジェンダー史学会からのお知らせ:3件 】

(1)ニューズレターアドレスの変更(再)
   アドレスが以下に変更になりました。ご注意下さい。
   
   genderhistorynl@gmail.com

(2)ジェンダー史学会第13回年次大会自由論題研究発表の募集
 ジェンダー史学会13回年次大会は、2016年12月18日(日)に武蔵大学で
開催される予定ですが、自由論題による研究発表(午前10時~12時)を、
会員の皆様から個人とパネルの2形式で募っております。研究発表をご希
望の方、またはグループは、2016年6月10日(金)までに下記の要領で大
会運営委員会までお申し込み下さい。
1.形式
① 個人(時間: 発表20分、質疑応答10分)
② パネル(時間: 発表、質疑応答を含め60分、時間の配分、パネリスト
  数など自由)
2.申し込み方法
エントリーシートに必要事項を記入の上、電子メールまたは郵便(申し込
み締切日必着)で大会運営委員会までお申し込み下さい。
3.司会
個人発表につきましては、大会運営委員会で準備いたします。パネル形式
の場合は、発表グループの方でご準備下さい。
 なお、研究発表の採否につきましては、2016年7月5日(火)までに、
電子メールまたは郵便で通知させていただきます。時間の制約その他の事
情により、やむを得ずお申し込みにお応えできない場合もありますことを、
あらかじめご了承下さい。
 第13回年次大会の開催にあたり、運営全般にわたって皆様方のご協力を
賜りますよう、このご案内かたがたお願い申し上げます。
                          2016年5月23日
申し込み先:
E-mailの場合: ghjiyurondai@gmail.com
郵便の場合 〒166-8532 東京都杉並区和田3-30-22 大学生協学会支援
センター内 ジェンダー史学会事務局 ジェンダー史学会第13回年次大会
運営委員会 宛

(3)ジェンダー史学会シンポジウム
ポスト「戦後70年」とジェンダー史
            —地域のジェンダー実践を思考の手がかりにー
  日時; 2016年 6月26日(日)13:00-17:00
  場所;お茶の水女子大学 共通講義棟2号館1階101教室
*日曜日は、お茶の水女子大学南門は閉まっています。
 正門からお入りください
  入場無料
  総合司会 髙橋裕子(津田塾大学)
  趣旨説明 長志珠絵(神戸大学)
 第1部 
 司会/モデレーター 平井和子(一橋大学非常勤講師) 
 報告1  
 高雄きくえ(ひろしま女性学研究所)
 「被爆70年ジェンダー・フォーラムin 広島を終えて
  ―「ヒロシマという視座の可能性」は見えたのか?」
 報告2 
 ヴェール ウルリケ(広島市立大学)
 「国家と地域を横断する地域の女性運動:広島の「デルタ・女の会」」
 報告3 高橋博子(明治学院大学国際平和研究所研究員)
 「ヒロシマはどこに向かうのか-抑止論にあらがう-」
 第2部
 討論 コメント1 貴堂嘉之(一橋大学)  
    コメント2 加藤千香子(横浜国立大学)
    質疑応答 
 17:00-18:00 茶話会500円  
 問合せ先:ジェンダー史学会お茶大シンポジウム2016 
 ochasympo@gmail.com
 共催:ジェンダー史学会、お茶の水女子大学ジェンダー研究所

【  催事情報:4件  】

(1)2016年度 総合女性史学会  
   女性史講座・近現代例会のお知らせ(一般市民来聴歓迎)
 
 テーマ:「選択的夫婦別姓訴訟~最高裁判決から考える~」
 講師:折井純(2015年12月16日「夫婦別姓訴訟」の最高裁の上告審で
         上告人代理弁論を行った弁護士)
 コメント:折井美耶子 (近現代女性史)
 日時:2016年6月12日(日) 13:30~16:30
 場所:文京区男女平等センター B研修室
 主催:総合女性史学会、文京区男女平等センター
 資料代:300円
 お問い合わせ:総合女性史学会事務局:jimukyoku@sogojoseishi.com

 ◆趣旨: 昨年末、夫婦別姓を認めない民法750条が憲法に違反しているか
  が争われた「選択的夫婦別姓訴訟」の最高裁判決で、「夫婦同姓規程 
  合憲」の初の憲法判断が示された。江戸時代の武士の結婚でさえ、妻
  は結婚後も生家の姓を名乗っていたのになぜだろうか。近代以降の明
  治民法下で、家制度として、妻は婚姻によって「夫の家の姓を名乗る」
  ものとされ、夫婦同姓が定着した。戦後、民法改正(1948年施行)の際
  も、立法者は「表現を変えただけ」で、当然、ほとんどの国民が夫の
  姓を称するものとして認識していた歴史的背景がある。本講座では、
  明治民法(1898年施行)以来100年以上続く「夫婦同姓規程」について、
  最高裁の上告審で上告人代理弁論を行った弁護士・折井純氏をお招き
  して、「憲法は性差別を禁じたはずなのになぜか」を詳しくお話しい
  ただきます。

 ◆講師プロフィール
  折井純(おりい じゅん)
  弁護士。東京家庭裁判所委員会委員、東弁両性の平等に関する委員会
  委員長。東弁セクシュアル・ハラスメント調査委員会委員、女性法律
  家協会会員、ジェンダー法学会会員、東弁高齢者・障害者支援総合セ
  ンター「オアシス」相談員等。
  離婚、親子、DV、相続など家族の問題や、セクシュアル・ハラスメ
  ントなど女性の問題を中心に数多くの事件を扱っている。選択的夫婦
  別姓訴訟については、提訴時から弁護団の一員として裁判に携わって
  きた。家族法の問題に詳しい。
  著書:『こんなときどうするの?女性のための法律相談ガイド』
 (共著、ぎょうせい)、『よくわかる民法改正―選択的夫婦別姓&婚外
  子差別撤廃を求めて』(共著、朝陽会)、『DV・セクハラ相談マニ
  ュアル』(共著、商事法務)
  折井美耶子(おりい みやこ) 
  近現代女性史。総合女性史学会会員。著書『近現代の女性史を考える
  : 戦争・家族・売買春』(ドメス出版)他。夫婦同姓の強制は憲法に
  も違反することを歴史的に跡づける。

(2)日本歴史学協会 
   史料保存利用問題シンポジウムのお知らせ(添付あり)
   日時:2016年6月25日(土)
   場所:駒澤大学

(3)第1回WWAS国際会議
   活躍する女性と高齢化する社会
   国際シンポジウム&公開フォーラム
   登録申込受付中
   http://www.ww-as.net
   日英通訳あり
   2016年6月4日(土)5日(日)
   福岡国際会議場5F

(4)VAWW RAC
   バウラックセミナー新シリーズ
   「もっと知りたい女性国際戦犯法廷」
   ①を6月4日(土)
   ②を7月17日(日)
 6月4日のセミナーについてお知らせするとともに、みなさまのご参加
をお待ちいたしております。特に、2000年の女性国際戦犯法廷を知ら
ない若いみなさまのご参加を心からお待ちしております。
 (※註 6月18日を都合により、6月4日に変更いたしました)
 ●バウラックセミナー
  シリーズ 「もっと知りたい女性国際戦犯法廷」 第1回
  映像記録『沈黙の歴史をやぶって
    -「女性国際戦犯法廷」の記録-』を未来につなぐ
  講演者:池田恵理子さん
        (アクティブ・ミュ-ジアム 女たちの戦争と平和資料館
            (wam)館長、ビデオ塾)
 2000年12月、「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」は、VAWW-NET
ジャパン(VAWW RACの前身)の提唱により被害国6ヵ国の支援団体、グロ
ーバルな市民・専門家の恊働で、東京で開かれた「民衆法廷」でした。法
廷は、64人の被害女性(サバイバー)、世界15ヵ国1300人の傍聴人が見守
る中、首席検事二人が日本の国家責任と責任者の刑事責任を、8ヵ国の各
国検事団が被害女性・元加害兵士の証言、文書資料などに基づき、日本軍
の責任を立証しました。最終日に裁判長が下した判決は、画期的な判決で
した。
 それから16年。法廷を知らない若い世代が増えるとともに、いまだに
「模擬裁判」「最初に結論ありき」などの誤解・曲解がまかり通っていま
す。そこで、VAWW RACは、シリーズ「もっと知りたい女性国際戦犯法廷」
第一回目として、法廷の記録映像『沈黙の歴史をやぶって』(ビデオ塾、
64分)制作の中心的役割をはたした池田恵理子さん(当時VAWW-NETジャパ
ン運営委員)を招いて、法廷とは何だったのか、どのように行われたのか
などについて、大画面の映像とともに振り返り、未来に引き継ぐためのセ
ミナーを開催することにしました。
 皆さん、どうぞ奮ってご参加ください! 当日は関連書籍などを割引価
格で販売します!
  ☆日時 : 6月4日(土) 午後2時開始(1時半開場)
  ☆場所 : 韓国YMCA 9階 国際ホ-ル
  JR水道橋駅東口5分、都営地下鉄・南北線神保町駅A5出口徒歩7分
  ★資料代:800円(会員700円)
  主催:「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター
     (VAWW RAC)
  TEL/FAX:03-3818-5903  e-mail:vawwrac@vawwrac.org
   http://vawwrac.org
    *バウラックは、VAWW-NETジャパンの後継団体です。

【  その他のお知らせ:1件  】

(1)「NWEC男女共同参画統計ニュースレター」第19号刊行
 前号をHPにアップしました。
 www.nwec.jp/jp/publish/GS-NL.html
  今号は、最近の政府統計から3点、地方公共団体の男女共同参画統計
 活動は、東京都大田区のリーフレット作成の紹介、そして2015年世界ジ
 ェンダー格差指数の解説を掲載しています。
 ご覧いただき、ご意見・ご感想をぜひお寄せください。
  なお、、NWECは2016年4月より第4期の中期目標期間に入ります。
 男女共同参画統計には今後も取り組んでいきますが、本ニュース
 レターは今号で休刊し、新たな情報提供の在り方を検討して
 いくこととなりました。ご愛読ありがとうございました。
 
 国立女性教育会館情報課
 TEL: 0493-62-6727(ダイヤルイン)
 FAX: 0493-62-6721
 e-mail: infodiv@nwec.jp


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 会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いま
せん。また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外について
は、各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
 
                       ジェンダー史学会事務局