2017年4月28日金曜日

お知らせ(2017年5月)

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     ジェンダー史学会ニューズレター     2017年5月号

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このニューズレターには、
会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー史研究関連の催事の情報のほか、
公募や出版など、さまざまなジェンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistorynl@gmail.com
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。
とりまとめて、毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2017年5月末を予定しており、
締め切りは5月25日(木)となります。

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2017年5月号  目次

【  催事情報:4件  】
(1)国立歴史民俗博物館 基盤共同研究「日本列島社会の歴史とジェンダー」第4回研究会(公開)
2017年5月6日(土)13:00〜14:30(参加希望締切 5月2日(火))

(2)総合女性史学会 近世史例会
2017年6月4日(日) 13:30~16:30

(3)2017年ジェンダー史学会春のシンポジウム
2017年6月17日(土) 13:00~17:00

(4)国立歴史民俗博物館 国際研究集会「歴史展示におけるジェンダーを問う」
2017年7月2日(日)10:00〜17:00

【 募集:1件 】
(1)ジェンダー史学会第14回年次大会自由論題研究発表
締切 2017年6月25日(日)

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【  催事情報:4件  】

(1)国立歴史民俗博物館 基盤共同研究「日本列島社会の歴史とジェンダー」第4回研究会(公開)
テーマ:近世の女性労働を考える
日時:2017年5月6日(土)
 13:00-14:30 報告と討論① 
 「近世に女商人はいたか?」牧原成征(東京大学大学院人文社会系研究科)
 14:50-16:20 報告と討論②
 「ジェンダーの観点から見る歴史上の海女の生業と表象」塚本明(三重大学人文学部)
 16:30-17:00 全体討論
 終了後懇親会
内容の詳細: http://rekihaku-gender.sblo.jp/
場所:国立歴史民俗博物館  〒285-8502 佐倉市城内町117  
研究会参加申込締切:2017年5月2日(火)
お申込先:gender*rekihaku.ac.jp (*を@に変えて下さい)
 ①ご氏名、②ご連絡先(メールアドレス)、③学生or一般、④懇親会(別途要参加費)参加ご希望の有無
 上記4点をお知らせ下さい。

(2)総合女性史学会 近世史例会
日時:2017年6月4日(日)  13:30~16:30
会場:文京区男女平等センターB研修室
報告者:桜井由幾
報告タイトル:「日本近世の母親像再論―母権のありかを探る」
総合女性史学会ホームページ: https://sites.google.com/a/sogojoseishi.com/zong-he-nue-xing-shi-xue-hui/
お問い合わせ:jimukyoku*sogojoseishi.com 総合女性史学会事務局(*を@に変えて下さい)

(3)2017年ジェンダー史学会春のシンポジウム
テーマ:近代東アジアのキリスト教とジェンダーー日・中・韓の比較ー
日時:6月17日(土)13:00~17:00 入場無料
場所:フェリス女学院大学 緑園キャンパス 2号館2403教室(〒245-8650 横浜市泉区緑園4-5-3)
趣旨:本シンポジウムは、近代における日本、中国、朝鮮において、主に北米のプロテスタント女性宣教師によってもたらされたキリスト教が、各国のジェンダー構造にどのような介入を行い、それらはどのような交渉過程を経、どのように「現地化」されていったかを問う。東アジアの近代化におけるジェンダー再編へのプロテスタント・キリスト教の関わりとその結果は、日本、中国、朝鮮を比較した場合、どのような共通点と差異があったのだろうか。
北米発のプロテスタント伝道は、中国(広東)で1830年、日本(神奈川・長崎)で1859年、朝鮮(ソウル)で1884年に始まった。したがって、この順番で考えていくのが順当のようにも見えるが、実際に宣教師のメッセージなり、活動なりが注目されたのは、各国が「西洋近代」に目を向け、伝統社会の変革を試みようとした時期であった。特に、北米発のキリスト教伝道の顕著な特徴であった女子教育を基盤とするジェンダー構築への介入は、各国の近代化=西洋化への欲望の高まりと深く関係していた。したがって、そのモメントが訪れた順——19世紀後半の日本、20世紀初頭の中国、朝鮮——に検討を進める。
こうした試みは、伝統、近代化過程、ナショナリズム、ジェンダー構築にみられるそれぞれの国や地域の特徴を照射する可能性を秘めるとともに、北米の東アジアへの介入過程の変遷を跡づけることにもつながるであろう。東アジアにおけるジェンダー構築の「近代化」に見られる、北米=西洋との交渉過程の時系列と空間的拡大を提示することにもなろう。さらに、東アジアにおける「キリスト教」や宣教師の影響が、通常イメージされるように、特殊で、狭い範囲のものではなく、ジェンダー構築の根本に揺さぶりをかけたエージェントであったことも了解されるはずである。
 ジェンダーをめぐるこのテーマの研究は、個別の国や地域についてある程度の蓄積がすでにある。しかし、比較にまで踏み込んだ議論は未だなされているとは言いがたい。本シンポジウムは、その未開の分野の扉をたたく野心的な試みである。
内容:
 報告1 小檜山ルイ「共和国の母」から官製良妻賢母へ                  
 報告2 佐々木一惠「新しい女」をめぐるポリティクス:アメリカ人女性宣教師と民国期中国におけるジェンダーの再編                
 報告3 朴 宣美「朝鮮に渡った帝国のエージェントたち―アメリカ女性宣教師と日本人女教師を中心に―」
連絡先:井上和枝 kazue9228*nifty.com (*を@に変えて下さい)

(4)国立歴史民俗博物館 国際研究集会
テーマ:歴史展示におけるジェンダーを問う How is Gender Represented in Historical Exhibitions?
日時:2017年7月2日(日)10:00-17:00
場所:国立歴史民俗博物館 ガイダンスルーム(歴博正面エントランスからお入りください。博物館入場券は不要です)〒285-8502 佐倉市城内町117(京成佐倉駅より徒歩またはバス)
趣旨:2016年度に開始した歴博基盤共同研究「日本列島社会の歴史とジェンダー」では、博物館における収集・展示とそれを支える研究、および来館者が展示を通して理解する歴史像の両面で、歴史展示に表象されるジェンダーの重要性を確認してきた。本研究集会では、資料収集、研究、展示等、博物館業務の全般にわたるジェンダー視点の導入の意義、方法、またその成果を国際的視点から検証し、「歴史叙述としての展示」へのジェンダー視点導入の実践的方向性を探る。
プログラム:
 10:00-10:10 開催趣旨 横山百合子(歴博)
 10:10-10:50 トノムラヒトミ(ミシガン大学歴史学部)「アメリカにおける日本史研究の現状と博物館展示」
 10:50-11:00 質疑
 11:00-11:40 黃貞燕(國立臺北藝術大學博物館研究所)「ジェンダーの視点からみた博物館における収集と展示」
 11:40-11:50 質疑
 12:50-13:50 コー・リン・リー(シンガポール国立博物館前館長)「ジェンダー視点からみたシンガポール国立博物館の展示の特徴」  逐次通訳(日/英)
 13:50-14:00 質疑 
 14:00-14:40 松本直子(岡山大学大学院社会文化科学研究科/日本学術会議連携会員)「歴博展示に見るジェンダーと今後の課題」
 14:40-14:45 質疑
 14:45-15:00 休憩
 15:00-15:10 コメント1 長志珠絵(神戸大学大学院国際文化学研究科/日本学術会議連携会員)
 15:10-15:20 コメント2 三上喜孝(歴博)
 15:20-16:50 総合討論 報告者4名、コメンテータ2名、藤尾慎一郎(歴博/日本学術会議連携会員)
 16:50-17:00 総括 久留島典子(東京大学史料編纂所/日本学術会議連携会員)
参加費:無料・事前申し込み不要
言語:日本語(一部英語、逐次通訳)
連絡先:gender*rekihaku.ac.jp (*を@に変えて下さい)
主催:国立歴史民俗博物館 後援:ジェンダー史学会 総合女性史学会 ※共催については変更の可能性があります。

【 募集:1件 】
(1)ジェンダー史学会第14回年次大会自由論題研究発表の募集
趣旨:ジェンダー史学会14回年次大会は、2017年12月17日(日)に奈良女子大学で開催される予定です。この大会における自由論題での研究発表(午前10時~午後12時15分)を、会員の皆様から個人とパネルの2形式で募っております。研究発表をご希望の方、またはグループは、2017年6月25日(日)までに下記の要領で大会運営委員会までお申し込み下さい。
形式:
①個人(時間:発表20分、質疑応答10分)
②パネル(時間:発表、質疑応答を含め60分、時間の配分、パネリスト数など自由)
申し込み方法:エントリーシート(gh2017jiyurondai*outlook.jp (*を@に変えて下さい)にご請求ください)に必要事項を記入の上、電子メールまたは郵便(申し込み締切日必着)で大会運営委員会までお申し込み下さい。
司会:個人発表につきましては、大会運営委員会で準備いたします。パネル形式の場合は、発表グループの方でご準備下さい。
申し込み先:
E-mailの場合; gh2017jiyurondai*outlook.jp (*を@に変えて下さい)
郵便の場合; 〒166-8532 東京都杉並区和田3-30-22 大学生協学会支援センター内ジェンダー史学会事務局 ジェンダー史学会第14回年次大会運営委員会 宛
※なお、研究発表の採否につきましては、2017年7月中旬に、電子メールまたは郵便で通知させていただきます。時間の制約その他の事情により、やむを得ずお申し込みにお応えできない場合もありますことを、あらかじめご了承下さい。

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会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いません。
また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外については、
各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
                        ジェンダー史学会事務局