2018年6月25日月曜日

お知らせ(2018年6月)

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 ジェンダー史学会ニューズレター     2018年6月号

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このニューズレターには、
会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー史研究関連の情報
(催事・公募・会員の新刊)を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistoryn★gmail.com (★を@に変えてください)
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。
とりまとめて、毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2018年6月末を予定しており、
締め切りは6月25日(月)となります。

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2018年6月号  目次

【 催事情報:8件 】
(1)総合女性史学会 古代中世史例会 62日(土)
(2)日本学術会議主催学術フォーラム「ジェンダー視点が変える科学・技術の未来~GS10フォローアップ~」 614日(木)
(3)「昭和女子大学女性文化研究賞」(坂東眞理子基金)贈呈式・10周年記念シンポジウム 
   申込締切627日(水)、開催30日(土)
(4)総合女性史学会 修論発表会 77()
(5)関西ジェンダー史カフェ・研究会お知らせ 714日(土)
(6)大妻女子大学創立110周年記念シンポジウム 比較文化学部主催「女子大学の可能性と未来への展望を拓く」 714日(土)
(7)イメージ&ジェンダー研究会 729日(日)
(8)18回アジア学術会議(概要) エントリー開始6月下旬、開催125(水)~7日(金)

【 公募情報:2件 】
(1)日本近代史研究(ドイツ デュッセルドルフ ハインリヒハイネ大学) 626日(現地)
(2)13回「女性史学賞」候補作推薦 630()必着

【 会員の新刊情報:1件 】
(1)『女性記者・竹中繁のつないだ近代中国と日本 一九二六~二七年の中国旅行日記を中心に』研文出版、20182

【 ジェンダー史学会大会関係:1件 】
(1)ジェンダー史学会第15回年次大会自由論題研究発表の募集 624日(日)必着

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【 催事情報:8件 】
(1)総合女性史学会 古代中世史例会のお知らせ
日時:201862日(土)午後130分~430
報告:島津毅氏「古代中世の葬送と女性 ―その社会的関係を通して―」
概要:近年に至るまで女性史研究はさまざま角度から深められてきた。しかし、葬送と女性の関係についての研究は皆無に等しい。今報告では8~16世紀までの葬送と女性の関係を考えるが、この間を見通すとき、その関係は大きく2度変化していることに気づく。その背景には何があったのか。女性史研究の先学に学びながら、その社会的関係を通してそれを考察していきたい。
会場:不忍通りふれあい館 3  会議室
(東京メトロ千代田線 根津駅下車2分)
お問い合わせ:jimukyoku★sogojoseishi.com (★を@に変えてください)

(2)日本学術会議主催学術フォーラム「ジェンダー視点が変える科学・技術の未来~GS10フォローアップ~」
日時:2018614日(木)1300分~1700
場所:日本学術会議講堂
主催:日本学術会議
開催趣旨:Gender Summit 10で議論した内容に関するその後の取り組みや進捗状況、新たな展開等を関係者で共有し、更なる議論を行うことによって、ジェンダー平等に関する継続的な取り組みを実施する流れ(PDCA)を作ることを目指します。
次第:
司会・進行 松尾由賀利(日本学術会議第三部会員、法政大学理工学部教授)
13:0013:10 開催挨拶
 山極壽一(日本学術会議会長・第二部会員、京都大学総長)
 濱口道成(国立研究開発法人科学技術振興機構理事長)
13:1013:20 来賓挨拶
 武川恵子(内閣府男女共同参画局局長)
 佐野太(文部科学省科学技術・学術政策局局長)
(講演)
13:2014:00  基調講演 Londa Shiebinger(スタンフォード大学 教授)
Gendered InnovationsScience, Medicine, and Technology
(各種報告)
14:0014:10  ダイバーシティ推進に関する評価手法
 藤井良一(日本学術会議第三部会員、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構長)
14:1014:20  女性参画拡大により期待されるイノベーション上の利点
 行木陽子(日本学術会議特任連携会員、日本アイ・ビー・エム株式会社技術理事)
14:2014:30  日本学術会議の取り組み
 三成美保(日本学術会議副会長・第一部会員、奈良女子大学副学長・教授(研究院生活環境科学系))
14:3014:40  JSTの取り組み
 安孫子満広(国立研究開発法人科学技術振興機構ダイバーシティ推進室調査役)
14:4014:55  休憩
(他の団体の取り組みと課題)
14:5515:05  男女共同参画学協会連絡会の取り組み(文系)
 井野瀬久美惠(日本学術会議連携会員、甲南大学文学部教授)
15:0515:20  男女共同参画学協会連絡会の取り組み(理系)
        及び清水建設の取り組み
 寺田宏(男女共同参画学協会連絡会委員長、清水建設株式会社建築営業本部副本部長)
15:2015:30  LIXILの取り組み
 藤森義明(LIXILグループ 相談役)
15:3015:40  産学連携(大学と企業の共同研究等)の好事例
 工藤眞由美(日本学術会議連携会員、大阪大学理事・副学長)
15:4015:45  配置換え
(パネル討論)
15:4517:00
 ジェンダー視点を考慮した科学技術を進めるために今後やるべきこと
パネリスト:山極壽一・濱口道成・高橋裕子(日本学術会議連携会員、津田塾大学学長、学芸学部教授)・小林いずみ(日本学術会議特任連携会員、ANAホールディングス株式会社、三井物産株式会社、株式会社みずほフィナンシャルグループ社外取締役)
ファシリテーター:渡辺美代子(日本学術会議副会長・第三部会員、国立研究開発法人科学技術振興機構副理事)
定員:先着250名(参加費 無料)
お申込み:下記サイトの申込フォームよりお申込みください。
      定員になり次第締め切らせていただきますので、御了承ください。
アクセス:東京メトロ千代田線「乃木坂駅」下車、5番出口(青山霊園方面)より徒歩1分
問合せ先:日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当
     〒106-8555 東京都港区六本木7-22-34 電話:03-3403-6295

(3)「昭和女子大学女性文化研究賞」(坂東眞理子基金)贈呈式・10周年記念シンポジウム
日時:2018630() 15:00-17:30
会場:昭和女子大学学園本部館3階 大会議室
参加費:無料
お申込はこちら(予約制) ※〆切:627() 17:00まで
※当日、祝賀会を開催します。
17:30-19:00/学園本部館3階 中会議室(参加費無料・学生参加不可)
《プログラム》
贈呈式
 受賞者 山口一男氏
 (シカゴ大学 ラルフ・ルイス記念社会学教授 経済産業研究所RIETI客員研究員)
シンポジウム「職場の男女不平等をいかに越えるか」
 基調講演 山口一男氏
 コーディネーター 坂東眞理子氏(昭和女子大学理事長・総長)
 シンポジスト
  山口一男氏(シカゴ大学 ラルフ・ルイス記念社会学教授)
  大沢真理氏(東京大学 大学執行役・副学長)
  浅倉むつ子氏(早稲田大学大学院 法務研究科教授)
  八代尚宏氏(昭和女子大学 グローバルビジネス学部長・特命教授)
お問合せ先:昭和女子大学女性文化研究所
 TEL 03-3411-5096(土日祝を除く9:0017:00
 E-mail jobunken★swu.ac.jp (★を@に変えてください)
該当HP:   https://univ.swu.ac.jp/course_events/2018/05/10/24156/

(4)総合女性史学会 修論発表会
日時:201877()  午後1時半~4時半
報告:仲田侑加氏(総合研究大学院大学文化科学研究科博士後期課程)「近世中期京
都における尼僧の存在形態―山城国葛野郡川勝寺村長福寺を事例に―」
   作田孝子氏(大阪府立大学大学院経済学研究科後期博士課程)「戦前期大阪に
おける紡績産業の分析」
会場: 文京区男女平等センターD研修室
お問い合わせ: jimukyoku★sogojoseishi.com (★を@に変えてください)
●仲田侑加氏より
長福寺は、山城国葛野郡川勝寺村に所在し、天明41784)年に桃園天皇と恭礼門院の第二皇子貞行親王を弔うために中興された尼寺である。本発表では、長福寺の日記を素材として、第一に中興以前の安永59177680)年における尼僧の実態や僧侶との関係を考察する。第二に、中興前後にあたる天明34178384)年の時期を対象に、尼僧の活動や僧侶との関係に注目しつつ、中興以前の尼僧の実態と比較し、その変化について検討する。
<参考文献>
増田淑美「幕末期武州多摩郡柴崎村の尼と尼寺」『史料と人物 江戸期おんな考』3号 1992
藤本槌重『貞閑禅尼 出家後の俳人田捨女』春秋社 1977
●作田孝子氏より
1914年から1936年の20数年間の大阪の紡績業における男女間賃金格差、紡績業の企業別賃金比較、紡績女工と他産業の賃金比較を行った。1924年になると好景気の中で労働者の低賃金が実施された。他方、繊維産業の中では紡績部門の職工の賃金は高い。
 また、大阪の泉南地域では、「岸和田紡績株式会社」「和泉紡績株式会社」「寺田紡績株式会社」の3社で争議が起こった。争議は惨敗に終わり、労働者賃金の引き下げも行われた。今後はさらに賃金についての研究を深めていく予定である。
<参考文献> 
『大阪府統計書』『綿糸紡績事情参考書』『労働統計要覧』1914年、1920年、1925年、1931年、1936
「大阪市各種職工人夫賃銀」「堺市諸賃銭」
大阪市『大阪史第4巻』
岸和田市『岸和田市史・第4巻(近代編)』『岸和田市史・第8巻 (近代編・資料集)』2005
金賛汀『朝鮮人女工のうた』岩波新書 1982
ジャネット・ハンター、阿部武司・谷本雅之監訳『日本の工業化と女性労働』有斐閣2008
千本暁子『明治期紡績業における男女間格差』経営史学Vol 16.1号 1981
千本暁子『明治初期紡績業の労務管理の形成』人間と社会開発プログラム報告 1982
松下松次『資料 岸和田紡績の争議』ユニウス 1980

(5)関西ジェンダー史カフェ・研究会お知らせ
日時:2018714日(土) 13時開始 
会場:キャンパスプラザ京都 6階 第1演習室
  http://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto/access
参加費:無料
〈テーマ 近代家族再考〉
木下千花(京都大学)「ポスト占領期における妊娠映画の三断面——娘、妻、胎児」
坂井博美(南山大学)「近現代日本の家事労働者労働・家族・ジェンダー・階層の交叉点として」(仮)
主著および参考文献等
木下千花『溝口健二論ー映画の美学と政治学』法政大学出版会、2016
木下千花「妻の選択」(ミツヨ・ワダ・マルシアーノ編『戦後日本映画論』青弓社、2012)等、
坂井博美『「愛の争闘」のジェンダー力学―岩野清と泡鳴の同棲・訴訟・思想』ぺりかん社、2012
坂井博美「労働基準法制定過程にみる戦後初期の「家事使用人」観 : 労働・家庭・ジェンダー」(『ジェンダー研究』16,2014.2
坂井博美(玉城愛と共著)「占領軍家庭のメイド」(小泉和子編『女中がいた昭和』河出書房新書、2012)等
※関西ジェンダー史カフェ(世話人:長志珠絵・金津日出美・北原恵・京楽真帆子・林田敏子)についての詳細は、Facebookhttps://www.facebook.com/groups/1988800804695901/」をご覧下さい。なお、前回2018.1.31カフェの様子等もFBに順次アップしていきます。
問い合わせ先:滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科 
              京楽真帆子研究室 kyouraku★shu.ac.jp (★を@に変えてください)

(6)大妻女子大学創立110周年記念シンポジウム 
   比較文化学部主催「女子大学の可能性と未来への展望を拓く」
*開催の趣旨
 大妻女子大学は今年創立110周年を迎えますが、共学大学が多数の女子学生を集めている現状の中で、女子大学は今その存在意義と使命が問われています。しかし、女子大学は女子学生が主人公であり、それが持つ可能性というものもあるのではないでしょうか?
 一方で、そもそも女子に限定した空間は、男子を排除するという意味では差別空間でもありますが、「女子」そのものの定義もまた揺らいでいるのではないでしょうか。
 以上の趣旨を踏まえて、まず2人のパネリストが基調報告を行います。続いて2人のコメンテータから、それぞれの専門分野からのコメントを出してもらい、基調報告の内容を発展させ、論点を提示していただきます。さらにフロアーからも質問を出してもらい、議論を展開しより論点を深めていきたいと思います。
*開催要項
日時:714() 14001700
場所:大妻女子大学千代田キャンパスH113教室
内容:
<基調報告>
伊藤正直大妻女子大学学長「女子高等教育とジェンダー」
高橋裕子津田塾大学学長 「21世紀における女子大学のコア・バリューズ~セブンシスターズにおける二つの「共学」論争を通して考える~」 
<コメンテータ>
・宇沢美子教授(慶応義塾大学文学部 英米文学)
・赤松美和子准教授(大妻女子大学比較文化学部 台湾文学)
<司会・進行>
・石川照子(大妻女子大学比較文化学部教授)
・北原零未(大妻女子大学非常勤講師)
*アクセス、キャンパスマップ 
*詳細については、下記の大学ホームページ及びポスター、チラシをご覧下さい。

(7)イメージ&ジェンダー研究会
◆日時 729日(日)12301730
◆会場 日本女子大学目白キャンパス
   百年館低層棟(高層棟からつながる奥の建物です) 百103教室
(末尾の交通アクセス・キャンパスマップのリンクをご参照ください)
◆主催:イメージ&ジェンダー研究会、共催:日本女子大学人間社会学部文化学科
◆全体会議 12301310
研究発表、活動報告 13301730
発表者① 味岡京子(お茶の水女子大学基幹研究院研究員)
     コメンテータ:吉良智子(日本学術振興会特別研究員)
   「聖なる芸術(アール・サクレ)―20世紀前半フランスにおける宗教芸術運動と女性芸術家」
発表者② 谷内恒子(パフォーマンス・アーティスト)
     コメンテータ:小勝禮子(美術史・美術批評)
    「« ミクロ·イヴェントn50 » : パフォーマンスとインターセクショナル・フェミニズムに関する考察」
         « Micro-Event n°50 »: Considering  Intersectional  Feminism*
*propositions for a feminism that investigates the simultaneous presence of issues of race, inequality, immigration, sexuality, gender, class, ability, age and other factors.
« Micro-Event n°50 » has been selected and supported by the patronage committee for the arts of the FNAGP  ( Fondation Nationale des Arts Graphiques et Plastiques )
And  « Avec le soutien à une recherche/production artistique du  Centre national des arts plastiques ».

企画・運営:水野僚子、小勝禮子、吉良智子
予約不要、参加自由。
なお、研究会の後に懇親会を予定しています。奮ってご参加ください。
日本女子大学キャンパスマップ
交通アクセス

発表要旨1
「聖なる芸術(アール・サクレ)―20世紀前半フランスにおける宗教芸術運動と女性芸術家」
味岡京子(お茶の水女子大学基幹研究院研究員)
今年6月に刊行予定の拙著『聖なる芸術(アール・サクレ)―20世紀前半フランスにおける宗教芸術運動と女性芸術家』では、20世紀前半フランスで活発化した「聖なる芸術」運動を取りあげ、これまでほとんど無視されてきた「女性芸術家」の同運動への関与に焦点を当て、その背景・要因を解き明かすことによって、「女性芸術家」をめぐる根源的な諸問題を提示することを目指した。本発表はその内容に基づくものである。
両大戦間期フランスにおいて「聖なる芸術」運動が活発化する中、多くの女性芸術家が教会装飾に携わった。その範囲は壁画、ステンドグラス、彫刻、タピスリー、聖具や布、祭服、それらを飾る刺繍など多岐にわたる。彼女たちのほぼ全員がフランス国籍を有し、美術に関する相当の教育を受け、プロフェッショナルな立場で関わっていた。しかし第二次大戦後、女性たちの顕著な参加は見られなくなる。そこで重用されたのは、二十世紀のモダニズム美術史に名を残す芸術家たちであった。
モニュメンタルな仕事に女性が携わることが一般的ではなかった当時、女性芸術家たちがそこに参加した経緯と制作活動を振り返ることによって、フランスにおいて、教会装飾という分野が、女性を歓迎する場として開かれていたとしたら、どのような背景があったのか、何を期待され、どう応えたかを明らかにする。同時に、第二次大戦後に活動の場が減少していくその背景を見極める。モダニズム化の流れの中で謳われた「精神性」「天才」「個人主義」といった概念と、両大戦間期に女性の参加をうながした諸要素は相いれないものであり、それゆえ全てが否定的要素となっていった。重要なのは、それらの諸要素が、「本質的」に女性が持ち得るという前提の上に成り立っていた点である。
発表では五人の女性の実践を取りあげる。戦争、ナショナリズム、植民地主義政策といった政治的問題や、新しい女、人口減少・少子化といった女性をめぐる社会現象と、彼女たちが美術を通してどう向き合ったかを検証することによって、モダニズム美術史観が女性を排除したという単純な議論では言い尽くせない社会的歴史的心理的構造を読み解く。

発表要旨2
« ミクロ·イヴェントn°50 » : パフォーマンスとインターセクショナル·フェミニズムに関する考察」
谷内恒子(パフォーマンス・アーティスト)
ミクロ・イヴェント : 
1987年よりパリに在住し、同市にて作家活動を行なっている谷内恒子は1995年より「ミクロ・イヴェント」と題してパフォーマンスの新しい領域に挑戦している。 谷内はその作品において現代社会に深く関わり、個人と社会における既存の枠を打ちこわし、綿密に構築された各々の「ミクロ・イヴェント」にそれを浮き彫りにする。 各「ミクロ・イヴェント」では、特定の状況situationを設定し、作品Micro-Event、観客、アーティストとの間の、時間と空間を定義し直し、その共有された経験を通じて、作品を構築していくというまさにhere and nowなイヴェントである。
「ミクロ・イヴェントn°50」とインターセクショナル・フェミニズム : 
「ミクロ・イヴェントn°50」は 異なった文化、経験、ルーツを持つ、パフォーマーを招待して実行する。他のミクロ・イヴェントと同様、性的、社会的、文化的に多様なアイデンティティの 交差する境界を探り、フェミニズム、人種問題、移民、アイデンティティ、 ジェンダーの問題など 1980年代に確立した「インターセクショナル·フェミニズム」の流れの中で考察する。
「ミクロ・イヴェント 複数結婚」 や「ミクロ・イヴェントn°45 6人の女性のキャラクター」なども映像とともに紹介する。

(8)18回アジア学術会議(概要)
■趣旨
 第18回アジア学術会議(SCA)を2018125()から127()の間、以下をテーマとして日本学術会議において開催します。
 アジア学術会議の日本開催は2007年以来の11年振りとなります。
 日本学術会議会員、連携会員及び協力学術研究団体の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い致します。

 社会のための科学:アジアにおけるSDGsの達成に向けた戦略
 (“Role of Science for Society: Strategies towards SDGs in Asia ”)

■第18回アジア学術会議
日程:2018125日~127
会場:日本学術会議(東京都港区六本木7-22-34
主催:日本学術会議
■スケジュール(予定)※受付開始は6月下旬頃を予定
 2018717日:論文要旨(Abstract)提出期限
 2018831日:審査結果通知(Notification of Acceptance of Paper
 201810月中旬:発表者登録期限(Registration of Presenting Authors
 201811月中旬:論文全文(Full Paper)提出期限
■使用言語 英語
■論文募集テーマ
10テーマあるうちの「6」がジェンダーとなっております。他は省略)
 6. GenderSDGs 5
 Ensure women's full and effective participation and equal opportunities for leadership
 Reforms to give women equal rights to economic resources
後日、正式な募集要項を公表し、アブストラクトを募集致します。
受領したアブストラクトにつきましては、慎重に審査し、発表するに相応しいと判断されたアブストラクトについては採用通知を8月31日までにお送りします。
■第18回アジア学術会議の詳細及び論文募集要項については6月中に公表いたします。

【 公募情報:2件 】
(1)日本近代史研究(ドイツ デュッセルドルフ ハインリヒハイネ大学) 
ジェンダーとファシズムというテーマに関わる3年契約のポストで、英語と日本語のできる方を募集しているようです。
締切は626日(現地)、詳細は以下のHPから該当部分をご確認ください。

(2)13回「女性史学賞」候補作推薦(奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター)
13回「女性史学賞」候補作を募集します。自薦、他薦を問いません。日本語で書かれた著書・編著・訳書が対象です。歴史学のみならず、文学・社会学・文化人類学・民俗学等の分野のものも対象とします。詳しくは、チラシ及び公募要項をご覧ください。
《第13回 『女性史学賞』公募要項》
・推薦対象:日本語で書かれ、女性史・ジェンダー史的考察に基づく、日本を始めとする世界各地で公刊された著書・編著・訳書を対象とします。歴史学のみならず、文学・社会学・文化人類学・民俗学等の分野のものも対象とします。高い完成度とともに、今後の進展が期待できる著作を望みます。候補作の決定の場合にこれまでの業績も勘案します。著者・編者・訳者の年齢・性別・国籍は問いません。
・期間:201641日~2018331日の2年間に発表された単行本
・推薦方法:送付した推薦書をスキャンして頂きメール添付、ファックス、郵送のいずれかで事務局宛に送ってください。また、推薦書は奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センターのホームページからダウンロード可能です。
  ホームページ http://koto.nara-wu.ac.jp/gender/index.html
・締切:2017630()必着
・表彰:賞状ならびに副賞10万円
 受賞者には記念講演及びセンター発行雑誌『アジア・ジェンダー文化学研究』への寄稿をお願いいたします。
・授賞式:2019112() 奈良女子大学にて行う予定です。
・選考委員 岸本美緒、姫岡とし子、成田龍一、武田佐知子、鈴木則子

【 会員の新刊情報:1件 】
(1)山﨑眞紀子・石川照子・須藤瑞代・藤井敦子・姚毅『女性記者・竹中繁のつないだ近代中国と日本一九二六~二七年の中国旅行日記を中心に』研文出版、20182

【 ジェンダー史学会大会関係:1件 】
(1)ジェンダー史学会第15回年次大会自由論題研究発表の募集
趣旨:ジェンダー史学会第15回年次大会は、2018年12月16日(日)に東京外国語大学にて開催される予定です。この大会における自由論題での研究発表(午前10時~午後12時15分の予定)を、会員の皆様から個人とパネルの2形式で募っております。研究発表をご希望の方、またはグループは、2018年6月24日(日)までに下記の要領で大会運営委員会までお申し込み下さい。
形式:
個人(時間:発表20分、質疑応答10分)
パネル(時間:発表、質疑応答を含め60分。報告者は3名以上で、報告者・司会・ディスカッサントは学会員のみ)
申し込み方法:エントリーシート(添付ファイル参照)に必要事項を記入の上、電子メールまたは郵便(申し込み締切日必着)で大会運営委員会までお申し込み下さい。
司会:個人発表につきましては、大会運営委員会で準備いたします。パネル形式の場合は、発表グループの方でご準備下さい。
申し込み先:
E-mailの場合; gh2018jiyurondai★gmail.com (★を@に変えてください)
郵便の場合;
 〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1お茶の水女子大学 理学部3号館204
        お茶の水学術事業会内 ジェンダー史学会事務局
        ジェンダー史学会第15回年次大会運営委員会 宛
なお、研究発表の採否につきましては、20187月中旬に、電子メールまたは郵便で通知させていただきます。時間の制約その他の事情により、やむを得ずお申し込みにお応えできない場合もありますことを、あらかじめご了承下さい。


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会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いません。
また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外については、
各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
                        ジェンダー史学会事務局


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