2018年9月10日月曜日

お知らせ(2018年9月)

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 ジェンダー史学会ニューズレター     2018年9月号

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このニューズレターには、
会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー史研究関連の情報
(催事・公募・会員の新刊)を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistorynl★gmail.com ※★を@に変えてください
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。
とりまとめて、毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2018年9月末を予定しており、
締め切りは9月25日(火)となります。

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2018年9月号  目次

  催事情報: 6件 
(1)総合女性史学会 近現代史例会 91
(2)公開シンポジウム「セクシュアル・ハラスメントをめぐる法政策の現状と課題―ハラスメント根絶に向けて」 日本学術会議法学委員会ジェンダー法分科会 93
(3)戦争ドキュメンタリー「告白~満蒙開拓団の女たち~」上映 その制作と受容を巡って 922
(4)2018年度VAWW RAC総会シンポジウム「慰安婦」被害はどう聞き取られてきたか―証言からオーラル・ ヒストリーへ―」 930
(5)総合女性史学会 世史例会 1118
(6)総合女性史学会2018年度大会 2019324

【 公募情報:1件 】
(1)名古屋工業大学女性限定公募 1015日必着

【 アンケート協力依頼:1件 】
(1)「人文社会系研究者の男女共同参画実態調査(第1回)」 回答期限9月末日

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  催事情報: 6件 
(1)総合女性史学会 近現代史例会
日時:9月1日()  午後1時半~4時半
報告者:高良留美子氏
タイトル:日中・アジア太平洋戦争と高良とみ
参考文献:『非戦を生きる 高良とみ自伝』増補改訂版、ドメス出版、1998(初版ではなく)『高良とみの生と著作』3~5巻、ドメス出版、2002『世界的に のびやかに 写真集 高良とみの行動的生涯』ドメス出版、2003図録『激動の時代を生きて 高良とみ』日本女子大学成瀬記念館、2014
会場:大阪経済法科大学 麻布台セミナーハウス4階 中研修室
   最寄駅 東京メトロ日比谷線神谷町
106-0041 東京都港区麻布台1-11-5大阪経済法科大学東京麻布台セミナーハウス
  神谷町駅から徒歩56分 クリーム色の9階建ての細長い小ぶりなビルです。
  地図・アクセス http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html
お問い合わせjimukyoku★sogojoseishi.com ※★を@に変えてください

(2)日本学術会議公開シンポジウム「セクシュアル・ハラスメントをめぐる法政策の現状と課題―ハラスメント根絶に向けて」 日本学術会議法学委員会ジェンダー法分科会
日時:201893日(月)13:0018:00(開場12:30
場所:日本学術会議講堂(港区六本木 7-22-34 
   東京メトロ千代田線乃木坂駅5出口すぐ (入場無料・事前予約不要・先着300名)
開催趣旨:201868日、職場での暴力やハラスメントをなくすための条約策定をめざすことが、ILO総会において決定された。来年の総会で条約が採択される見込みである。条約批准の絶対的条件は、ハラスメント禁止法の制定。今日、多くの国がハラスメント禁止法をもっている。日本もまたハラスメント根絶に向けて法整備をすすめることが求められるが、課題は多い。本シンポジウムでは、実態分析をふまえ、セクシュアル・ハラスメント根絶に向けて、多様な立場から課題を共有し、展望を示したい。 
プログラム:
総合司会 糠塚康江(日本学術会議第一部会員、東北大学大学院法学研究科教授)
1300 開会挨拶 戒能民江(日本学術会議連携会員、お茶の水女子大学名誉教授)
1305 趣旨説明 三成美保(日本学術会議副会長・第一部会員、ジェンダー法分科会委員長、奈良女子大学副学長・教授) 
13:1514:15 1部 ハラスメント根絶に向けた国内外の動き
〇報告1 ハラスメント法政策の現状と課題 浅倉むつ子(日本学術会議連携会員、早稲田大学法学学術院教授)
〇報告2 ハラスメント根絶に向けたILO条約の意義 井上久美枝(日本労働組合総連合会(連合)総合男女・雇用平等局総合局長)
〇報告3 メディアにおけるセクシュアル・ハラスメント 谷口真由美(大阪国際大学グローバルビジネス学部准教授) 
14:2515:45 2部 セクシュアル・ハラスメントの実態と課題 
〇報告1 議員活動におけるセクシュアル・ハラスメントの実態と課題 まきけいこ(元千葉県船橋市議/全国フェミニスト議員連盟共同代表)
〇報告2 ジャーナリズムにおけるセクシュアル・ハラスメントの実態と課題 林美子(ジャーナリスト/「メディアで働く女性ネットワーク」代表世話人)
〇報告3 スポーツにおけるセクシュアル・ハラスメントの実態と課題 熊安貴美江(大阪府立大学高等教育推進機構准教授)
〇報告4 キャンパス・セクシュアル・ハラスメントの実態と課題 北仲千里(広島大学ハラスメント相談室准教授) 
15:5517:55 3部 パネルディスカッションーセクシュアル・ハラスメント根絶に向けて 
司会 三成美保
パネリスト 内藤忍(労働政策研究・研修機構 副主任研究員)「EUのハラスメント法政策についてコメント」・島岡まな(日本学術会議連携会員、大阪大学法科大学院教授)「フランス刑法(セクハラ罪)についてコメント」・佐藤香(パープルユニオン委員長)「被害当事者からのコメント」・浅倉むつ子・谷口真由美・井上久美枝 
17:55 閉会挨拶 吉田容子(日本学術会議連携会員、ジェンダー法分科会副委員長、弁護士(京都弁護士会)) 
主催:日本学術会議法学委員会ジェンダー法分科会
共催:日本弁護士連合会 ジェンダー法学会、日本スポーツとジェンダー学会、 奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター 科研費基盤研究(A)「ジェンダー視点に立つ『新しい世界史』の構想と『市民教養』としての構築・発信」(研究代表者:三成美保)
後援:日本ジェンダー学会、ジェンダー史学会
問い合わせ先:みつなり mitunari★cc.nara-wu.ac.jp ※★を@に変えてください
※添付のチラシも御覧下さい。

(3)戦争ドキュメンタリー「告白~満蒙開拓団の女たち~」上映 その制作と受容を巡って
日時:2018922日(土曜日)13001600
   13:00  開会 主旨説明
   13:05 「告白」上映
   14:20  講演(川恵実氏)
   15:10  鼎談(川恵実氏科研メンバー)
      15:50  質疑応答 
       閉会の辞
会場:奈良女子大学生活環境学部E261教室
(奈良市北魚屋西町 近鉄奈良駅より徒歩5分)
  ※事前予約不要、入場無料です。
・詳細は、奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センターHPをご覧下さい。
主催:基盤研究(B)(16H03327)「戦争と慰問文化-慰問の実践とシステムに関する文化史研究-
共催:奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター
問い合わせ:奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センター
    〒630-8506 奈良市北魚屋東町 
    Tel: 0742-20-3611 Fax: 0742-20-3612 
    E-mail: a-gender.c★cc.nara-wu.ac.jp  ※★を@に変えてください

(4)2018年度VAWW RAC総会シンポジウム
 「慰安婦」被害はどう聞き取られてきたか―証言からオーラル・ヒストリーへ―
日時:2018930日(日) 13:30開始(13:00開場)   
場所:韓国YMCA 9階ホール 
最寄駅:JR水道橋駅,地下鉄神保町駅   
資料代:1000円(会員割引あり)
開催趣旨:韓国では「慰安婦」被害証言の聞き取りがオーラル・ヒストリー研究に重要な貢献をしてきました。聞き取り方法に重要な転換をもたらした、証言第4集の聞き取りの中心を担った梁鉉娥さんを韓国からお呼びし、困難ななかで、サバイバーの語りを型にはめないようにどのような方法で聞いてきたのか、聞き取る側に求められた姿勢、証言から植民地支配と戦争をどう理解するのか、などについて詳しくうかがいます。さらに、日本で数多くの証言を聞いてきた川田文子さんのお話を うかがい、その上で、オーラル・ヒストリーに携わる人の歴史研 究者が証言聞き取り方法の意義について考えます。吉見義明さん、梁澄子さんの特別発言もあります。奮ってご参加ください。
基調報告:梁鉉娥(ヤン・ヒョナ)(ソウル大学法学専門大学院教授)
「日本軍「慰安婦」被害サバイバーの証言研究 その方法論と意義 韓国の『証言4集:記憶で書き直す歴史』を中心に」
 *専門はジェンダー法学。ジェンダーと法、法と植民地主義に関する著書多数。1990年代から「慰安婦」被害の証言集作成を主導し、「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷(2000年)」では、南北コリア検事団の一人として参与。2011-14年には国家人権委員会非常任委員を務める。日本語で読める論文には、「植民地後に続く韓国人日本軍『慰安婦』被害」『証言 未来への記憶 アジア「慰安婦」証言集Ⅱ 南・北・在日コリア編 下』(明石書店)がある。
報告:川田文子(ノン・フィクション作家) 
「語るにまかせて ぺ・ポンギさんの証言聞き取りから」
   *『赤瓦の家』『皇軍慰安所の女たち』など著書多数。
コメント:小野沢あかね (立教大学教員「性売買研究の立場から」
     *「女たちにとっての性産業」『沖縄県史 各論編8 女性史』など。  
コメント:大門正克 (横浜国立大学教員「聞くということに向き合う」 
      *『語る歴史、聞く歴史』岩波新書、2017年など、著書多数。
特別発言:吉見義明、梁澄子
コーディネーター:金富子(東京外国語大学教員)
 *wam編(西野瑠美子・金富子責任編集)『証言 未来への記憶 アジア「慰安婦」 証言集Ⅰ、Ⅱ 南北コリア編 上下』など。 
主催:「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(V AWW RAC
問い合わせ:tel/fax:03-3818-5903  e-mailvawwrac★vawwrac.org  ※★を@に変えてください
ホームページ http://vawwrac.org/
 *バウラックは、VAWW-NETジャパンの後継団体です。 

(5)総合女性史学会 世史例会
 日時:1118日(日) 午後130分~ 
 報告者:具 知會氏
  ※詳細は逐次お知らせしますので学会ホームページをご確認ください。
  お問い合わせjimukyoku★sogojoseishi.com  ※★を@に変えてください

(6)総合女性史学会2018年度大会
大会テーマ:ケガレ観の歴史的形成とジェンダー
日程:2019324日(日)1050分開会(予定)
会場:昭和女子大学
ご報告者:古代・中世史 片岡耕平氏
     近世・近代史 今西一氏
     現代史    池川玲子氏
     コメント   米田佐代子氏
 学会ホームページ:
  https://sites.google.com/a/sogojoseishi.com/zong-he-nue-xing-shi-xue-hui/
 お問い合わせjimukyoku★sogojoseishi.com  ※★を@に変えてください

【 公募情報:1件 】
(1)名古屋工業大学 女性教員公募案内
歴史学分野:担当科目「近現代史」「アジア太平洋史」 など
1015日(月)必着
詳細は添付ファイルにてご確認ください。

【 アンケート協力依頼:1件 】
(1)「人文社会系研究者の男女共同参画実態調査(第1回)」へのご協力のお願い
(日本学術会議ニュース・メール No.645より)
20175月に日本学術会議との連携のもと発足した「人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会」(GEAHSS 委員長 井野瀬久美恵)は、20187月末現在、54学協会にご参加いただいています。
 この度、「人文社会科学系研究者の男女共同参画実態調査(第1回)」を、GEAHSSと日本学術会議第一部総合ジェンダー分科会との協力で実施いたします。人文社会科学系として初めての大規模調査です。

以下のWEBサイトに入り、アンケートにご回答いただく方式です。締切は9月末の予定です。ご協力のほど、宜しくお願いいたします。
https://panelsrv.p.u-tokyo.ac.jp/v2/?r=30NxbM0we5ySoUsCHSJl


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会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いません。
また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外については、
各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
                        ジェンダー史学会事務局


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