ジェンダー史学会ニューズレター 2014年1月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー史研究
関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェンダー史研
究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、毎月末に会員
の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2014年1月末を予定しており、締め切りは1月25日(土)
となります。
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2014年1月号 目次
【 ジェンダー史学会からのお知らせ:1件 】
(1)年会費に関する問い合わせ・登録事項の変更連絡など
【 催事情報:4件 】
(1)青山学院大学国際交流共同研究センター
「アジアのグローバル化促進のための「女性力」の活用」
日時:2014年1月11日(土)12:30~18:00
場所:青山学院大学総研ビル
(2)総合女性史学会 第133回例会〈地域史〉
「1950年代~60年代の母親運動の動向」
日時:2014年1月26日(日)13:30~16:30
場所:文京区男女平等センター
(3)戦争とジェンダー表象研究会
「大衆メディアに見るジェンダー・エスニシティ:
デジタル・アーカイブ化へ向けて」
日時:2014年2月24日(月)13:00~16:30
2014年2月25日(火)10:00~16:30
場所:京都大学地域研究情報統合センター
(4)総合女性史学会 2013年度総会・大会(予告)
「女性史・ジェンダー史からみる東アジアの歴史像
―女性史の新たな可能性に向けて―」
日時:2014年3月22日(土)9:30~17:00
場所:立教大学
【 その他のお知らせ:3件 】
(1)国際歴史学会議 報告申込みのお知らせ
(2)国際歴史学会議 報告申込みのお知らせ(締切の変更)
(3)国際女性史研究連盟(IFRWH)ニュースレター
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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】
(1)会費に関する問い合わせ・登録事項の変更など
会費に関する問い合わせ・登録事項の変更連絡などに関しては、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp(ニューズレター告知依頼)ではなく、
genderhistory1@univcoop.or.jpにお願いします。
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【 催事情報 】
(1)青山学院大学国際交流共同研究センター
「アジアのグローバル化促進のための「女性力」の活用」
<日時>
2014年1月11日(土)12:30~18:00
<場所>
青山学院大学総研ビル 12階 大会議室
*詳細は添付のPDFファイルをダウンロードして下さい。
(2)総合女性史学会 第133回例会〈地域史〉
「1950年代~60年代の母親運動の動向」
<日時>
2014年1月26日(日)13:30~16:30
<場所>
文京区男女平等センター(文京区本郷4-8-3)D研修室
交 通 地下鉄丸の内線「本郷三丁目」下車
<プログラム>
はじめに「地域女性史研究にみる戦後女性の動向」
山村 淑子・山辺恵巳子
報告 小沼稜子
「子どもを守る運動と学びー1950~60年代の練馬の母親運動」
【趣旨】
1947年に板橋区から独立した練馬区には、米軍の家族宿舎グランドハイツや、
自衛隊基地、被差別部落などが存在していたが、全体としては農業地帯だった。
しかし、1960年代になると経済の高度成長にともない、練馬は東京のベットタウ
ンとして開発されていく。そのため急激な人口増加と、都市化が引き起こす環境
の悪化や、子どもの遊び場教育施設の不足、保育園や学童保育の深刻な不足
が生み出された。そんな中、母親たちは、地域の保守性に悩まされながらも、子
どもを守るための身近で、かつ切羽詰まった運動を繰り広げていった。一方で、
1954年に起きた第五福竜丸の事件によって、核の危険性を知った母親たちは、
各地の女性たちとともに原水爆禁止運動に立ち上がり、それを機に、平和を求め
る母親運動を作りあげていく「家族制度復活」に対する反対運動や、安保闘争、
勤評闘争など、平和や女性の権利獲得のための理念的な運動や学びも母親運
動のもう一つの顔であった。
【参考文献】
・永原和子『 近現代女性史論―家族・戦争・平和―』
(吉川弘文館2012年)
・林光「忘却は裏切りである[母親運動について]」
(『歴史評論』№303所収1975年)
・練馬女性史を拓く会編
『始まりはひとりから・練馬の女性たちの記録総論編その1』2010年刊
『始まりはひとりから・練馬の女性たちの記録総論編その2』2012年刊
(3)戦争とジェンダー表象研究会
「大衆メディアに見るジェンダー・エスニシティ:デジタル・アーカイブ化へ向けて」
<日時>
2014年2月24日(月)13:00~16:30
2014年2月25日(火)10:00~16:30
<場所>
京都大学地域研究情報統合センター(稲盛財団記念館内)
2階セミナー室(213)
* 収容人数20名 http://www.cias.kyoto-u.ac.jp/access/
<共催>
京都大学CIAS共同利用・共同研究プロジェクト・複合研究ユニット 「非文字資料
の共有化と研究利用」&個別研究ユニット「写真雑誌に見る第二次世界大戦期の
記憶とジェンダー・エスニシティの表象分析」敬和学園大学戦争とジェンダー表象
研究会、科研基盤(C) 「大衆メディアに見る第二次世界大戦期と戦後秩序の中の
ジェンダー・エスニシティ」
<プログラム>
2014年2月24日(月)13:00~16:30
13:00~13:40 司会 杉村使乃(敬和学園大学)
研究会の趣旨説明・各参加者自己紹介(13:00~13:40)
13:40~14:40(講演)司会 平塚博子(敬和学園大学)
14:40~15:10(コメント・質疑応答)
講演①「軍隊のなかの女性たち-二つの大戦に見るジェンダーとセクシュアリティー」
講師 林田敏子(摂南大学 外国語学部 准教授)
コメンテーター:加納実紀代
15:10~15:20休憩
15:20~15:50(報告)
15:50~16:20(コメント・質疑応答)
報告①「写真週刊誌『ピクチャーポスト』に見る第二次大戦下の女性のジェンダー・
セクシュアリティ」杉村使乃
コメンテーター:林田敏子
2014年2月25日(火)10:00~16:30
午前の部 10:00~12:00 司会 杉村使乃
10:00~11:00 デモンストレーション:
デジタル・アーカイブ事業について:技術的なポイントについてのレクチャー、
及び質疑応答
株式会社 堀内カラー アーカイブサポートセンター
大阪営業課 須井 隆行氏
http://www.horiuchi-color.co.jp/digital-archive/digital-introduction/
http://www.horiuchi-color.co.jp/digital-archive/
担当 大阪営業課 須井 隆行氏 takayuki_sui@horiuchi-color.co.jp
連絡先
〒530-0028 大阪市北区万歳町3-17
TEL 06-6364-0881 PH 080-4931-7572 FAX 06-6364-0883
http://www.horiuchi-color.co.jp
11:00~12:00
ディスカッション:戦時下の大衆メディア資料のデジタル・アーカイブ化と共有
について
戦争とジェンダー表象研究会で扱ってきた資料の紹介とアーカイブ化と共有へ
の展望(加納実紀代、神田より子、桑原ヒサ子、松崎洋子、松本ますみ、
池川玲子、平塚博子、杉村より現状報告)
12:00~13:00~ 休憩
午後の部 司会 杉村使乃
13:00~14:00(講演)
14:00~14:30(コメント・質疑応答)
講演②「写真は透明なメディアか?——ヴィジュアル・カルチャーと歴史」
佐藤守弘(京都精華大学 デザイン学部教授)
14:30~14:40 休憩
14:40~15:10 (報告)
15:10~15:40 (コメント・質疑応答)
報告②「1970年代のパルコポスターに見るジェンダーとエスニシティ」
池川玲子(実践女子大学)
参加ご希望の方は、杉村(sugimura@keiwa-c.ac.jp )まで、
ご連絡ください。
(4)総合女性史学会2013年度総会・大会(予告)
「女性史・ジェンダー史からみる東アジアの歴史像
―女性史の新たな可能性に向けて―」
<日時>
2014年3月22日(土)9:30~17:00
<場所>
立教大学:本館1202教室(豊島区・JR池袋駅下車)
※国際シンポジウムの成果を受けて、女性史の新たな可能性を探る。
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【 その他のお知らせ:3件 】
(1)国際歴史学会議 報告申込みのお知らせ
5年に1回の国際歴史学会議、次回は2015年8月23日から29日まで中国山東
省済南で開かれます。本会議の方で報告の申し込みが現在行われており、締め切
りは11月30日になっております(前回締め切りを間違えました)。詳しくは、
http://www.history.ac.uk/events/cishにアクセスしてく ださい。特に、Joint Sessionのな
かの、JS4 Historiography and Comparative Perspectives on Natural DisastersとJS18
New Approaches to History of Diplomatic Practicesは、加藤千香子と小檜山が枠組み
の構築の委員の一人になっており、ジェンダーの観点を入れた報告を歓迎しておりま
す。ぜひ、応募なさってください。
なお、これに合わせて、同じ場所でIFRWHの会議も開かれますが、こちらの方の報
告募集はまだ先になっておりますので、詳細が決まり次第、またお知らせいたします。
小檜山ルイ
(2)国際歴史学会議 報告申込みのお知らせ(締切の変更)
かねてご案内している2015年、中国済南市で開かれるICHSの国際会議のプロポー
ザル提出締め切りが延長されました。本年12月31日まで受け付けておりますので、ぜ
ひ、ご応募ください。特に下のセッションではあと3本ほどの発表を募集しております。詳
しくは、http://www.history.ac.uk/events/cishをご覧ください。
小檜山ルイ
(3)国際女性史研究連盟(IFRWH)のニュースレター(添付PDFファイル)
日本の記事も掲載されております。また、2015年、済南で開かれるIFRWHの大会の
Call for Papersも掲載されています。応募の締め切りは2014年2月末日です。
小檜山ルイ
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掲載された催し物・募集等へのお問い合わせは、当学会についてのお知らせ以外、
ジェンダー史学会では受け付けておりません。お手数ですが、主催者に直接お問い
合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
ジェンダー史学会事務局
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