2014年12月26日金曜日

お知らせ(2015年1月)

ジェンダー史学会ニューズレター        2015年1月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー史研究
関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェンダー史研
究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げま
す。

情報をお持ちの方は、毎月25日までに、genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、毎月末に会員
の皆様に宛てて配信いたします。

次回の配信日は2015年1月末を予定しており、締め切りは1月25日(日)とな
ります。

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2015年1月号  目次

【 ジェンダー史学会からのお知らせ:0件 】

【  催事情報:3件  】

(1)総合女性史学会 1月例会のお知らせ
   日時:2015年1月18日(日) 13:30~16:30
   場所:文京区男女平等センター

(2)コンサート「平等と自由を求めた女性作曲家たち」
      日時:2015年1月9日(金) 19時より
      場所:津田ホール                         
    
(3)第25回KFAW研究報告会
   日時:2015年2月7日(土) 13:30~15:30
   場所:北九州市立男女共同参画センター

【  その他のお知らせ:1件  】

(1)会員出版紹介

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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】

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【  催事情報  】

(1)総合女性史学会 1月例会のお知らせ

 日時:2015年1月18日(日) 13:30~16:30
 場所:文京区男女平等センターb研修室
   
 1月例会は、地域女性史研究の報告になります。世界文化遺産に登録されて
脚光を浴びる富岡製糸場。美化された報道が多い中で、とかく忘れられがち
なのは工女たちの実態です。働いた工女たちの本当の姿に注目します。
 テーマ:「富岡製糸場―『生糸』がつなぐ地域女性史―」
      今井幹夫氏(富岡製糸場総合研究センター所長)
     「富岡製糸場を支えた工女たち」
      早田リツ子氏(地域女性史研究者)
     「彦根工女~近江絹糸争議はなぜ起きたか」
 資料代:300円

(2)コンサート「平等と自由を求めた女性作曲家たち」

 日時:2015年1月9日(金) 19時より
 場所:津田ホール
 「平等と自由を求めた女性作曲家たち」と題してコンサートを行いますの
で、そのご案内をさせて頂きます。2015年3月で津田ホールが閉鎖されること
になり、過去4回同ホールを拠点にシリーズで女性作曲家を取り上げてきた
立場から、今回の第5回を以て締めくくるにふさわしい企画を考えました。
 その結果、津田梅子の業績と響きあえるように…を前提に、男性支配の社
会・文化に果敢に立ち向かった女性、それも従来一度も取り上げなかった女
性を優先して構成することになりました。
  皆様が関心をお寄せくださることを心より期待しております。
 連絡先
 midorikb@abeam.ocn.ne.jp
 03-3331-4010(TEL)
 03-3331-4478(FAX)
                                      
(3)第25回KFAW研究報告会 

 日時:2015年2月7日(土)13:30~15:30
 場所:北九州市立男女共同参画センター・ムーブ 5階 小セミナールーム
 (公財)アジア女性交流・研究フォーラム(KFAW)では、日本およびアジア
地域の発展に寄与することを目的に、アジア太平洋地域を中心とする世界各
国のジェンダーや男女共同参画に関するさまざまな課題について調査・研究
を行っています。 
 2014年度のKFAW研究報告会では、2組の客員研究員が研究成果を報告します。
 ぜひ、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
 対象         どなたでも
 定員         30名(先着順)
 参加費       無料
 託児         6カ月~未就学児 1人500円
 (託児をご利用の方は、2015年1月30日(金)までにお申込みください)
 内容  
 報告1「夫婦間の性別役割分業はなぜ変わらないのか
    -既婚女性へのインタビュー調査から探る 」
〈報告者〉笹川あゆみ(武蔵野大学他非常勤講師)
     北原零未(大妻女子大学他兼任講師)
 報告2「グローバリゼーションに対する認識と英語力
    -韓国人女性と日本人女性との比較-」
〈報告者〉カレイラ松崎順子(東京経済大学現代法学部准教授)
〈コーディネーター〉堀内 光子(KFAW理事長)
 申し込み    
 電話 FAX、Email 、またはHPのお申込みフォームよりお申込みください。
 ・電話 093-583-3434
 ・FAX   093-583-5195
 ・Email research@kfaw.or.jp
  ・URL   http://www.kfaw.or.jp
 (公財)アジア女性交流・研究フォーラム
 〒803-0814 北九州市小倉北区大手町11番4号
 北九州大手町ビル3階
 TEL 093-583-3434 FAX 093-583-5195

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【  その他のお知らせ  】

(1)
 会員の梅野りんこです。このたび以下の本を出版いたしましたので、みなさまにお
知らせいたします。『オペラのメデイア~近代ヨーロッパのミソジニー~』水声社、
4500円+税 オペラは16世紀末に誕生した新しい芸術様式です。ルイ14世治下の
フランスでは、魔女メデイアについて多くのオペラ作品が作られました。メデイアは裏
切った夫に復讐するため、自らの子どもを殺した魔女です。絶対王政下の身分制社
会で、なぜ男と権威に反逆するメデイアが何度も舞台に登場したのか、四つのオペラ
台本を分析することで、近代ヨーロッパのメンタリティに底流するミソジニー(女性嫌悪)
を浮き彫りにしました。ぜひご覧いただければと思います。

お問い合わせは、水声社 03-5689-8410、
もしくは梅野rinrinarinrin@hotmail.com まで、ご連絡ください。

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 会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いません。
また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外については、各主催者
に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
 
   

                                    ジェンダー史学会事務局

2014年11月26日水曜日

お知らせ(2014年12月)

ジェンダー史学会ニューズレター        2014年12月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2014年12月末を予定しており、締め切りは
12月25日(木)となります。

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2014年12月号  目次


【 ジェンダー史学会からのお知らせ:1件 】


(1)ジェンダー史学会第11回年次大会
    日時:2014年12月14日(日) 10:00~17:30
    場所:横浜国立大学


【  催事情報:4件  】


(1) 総合女性史学会 2014年度 女性史講座
       日時:2014年11月30日(日) 14:00~17:00
       場所:文京シビックホール


(2)「シンポジウム 徹底して弱さの上に立つー
                   柏木義円の生涯と思想に学ぶー」
   日時:2014年12月13日(土)14:00~16:30
      場所:早稲田奉仕園                            
    



(3)コンサート「平等と自由を求めた女性作曲家たち」
      日時:2015年1月9日(金)19時より
      場所:津田ホール


(4)上智大学 比較文化研究所主催 学術国際シンポジウム
   日時:2014年12月20日(土)
   場所:上智大学 

【  その他のお知らせ:1件  】


(1)「NWEC男女共同参画統計ニュースレター」第16号を刊行


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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】

日時:2014年12月14日(日) 10:00~17:30
場所:横浜国立大学 教育人間科学部7号館
受付開始   9:30~     
自由論題発表 10:00~12:15
総会     12:30~13:15
シンポジウム 13:30~17:30
茶話会    18:00~19:00    
 


【シンポジウム】原発とジェンダーの現代史 13:30~17:30 7号館101教室
趣旨
  2011年3月11日の東日本大震災によって引き起こされた福島第一原発事故
は、私たちに大きな衝撃を与えました。しかし、それから3年半の時が経過
した現在、「復興」の掛け声とともに国家の成長戦略が声高に叫ばれるなか
で、原発事故をすでに収束したものと見なす動きは強まっていると言わざる
をえません。冷静に考えるならば、実際には「復興」という言葉からはほど
遠い被災地や被災者、原発復旧作業に従事する労働者らの状況、増え続ける
汚染水や放射能の危険性など、多くの問題などが厳然として存在することは
明らかであるにもかかわらずです。
 ここで、原発事故後に、命をめぐる強い危機意識に突き動かされながら議
論が巻き起こったことを想起したいと思います。特に、大戦後に平和で豊か
な暮らしの実現に向けて邁進し、さらに今日は実際にそれを達成した社会で
ある、という私たちのこれまでの現代史認識が根底から揺さぶられたことを
忘れるべきではないでしょう。本シンポでは、3.11の原発事故の後に新たに
切り開かれた視点をふまえ、あらためて多くの犠牲を生む原発を生み出した
現代史の構造、そしてそれにかかわる人びとあり方の問題をテーマに据えて
議論し共に考えることとしたいと考えます。
 原発や核をめぐるこれまでのフェミニズムや女性学をふり返ると、それに
対峙する主体としての「女性」について、活発な議論が進められてきたこと
がわかります。核兵器に反対する平和運動の主体としての女性に焦点をあて
る研究の蓄積があり、3.11後にはさらに、ヒロシマの原爆やビキニ水爆実験
に抗する平和運動を緻密に検証した研究が進んでいます。また他方で、平和
運動の「神話化」への問い直しやその新たな可能性に目を向けようとする研
究も登場しています。
 一方、3.11後の新たに浮上した問題提起として、原発体制を作り上げてき
た経緯やその構造を問おうとする論議が高まったことは重要なことと言えま
す。核や原発の開発の歴史に焦点をあわせ、核の平和利用という名目で原発
を拡大した大戦後の国家のあり方を批判的に問いながら、戦後史や戦後社会
のシステムを再考しようとするものです。そのなかで、とくに注目したいの
は、原発(体制)を「差別」や「犠牲」のシステム、あるいは植民地主義と
してとらえる視点です。そこでは原子力の問題を、科学技術やエネルギーの
問題にとどめず、中央に対する周辺、底辺労働者、植民地といった歴史的に
つくられた社会構造の問題として再考することが求められます。ただし、現
在のこれらの議論のなかでジェンダーの問題はあまり議論されているとは言
えず、犠牲や差別のシステムを問題にするときに、それを問う主体のあり方
もあまり論点になっていないように思われます。 
 いま、ジェンダー史の側から「原発」を問うために新たな議論を提起しよ
うとするならば、これまでフェミニズムや女性運動史のなかで行われてきた
検証や議論と、原発を生んだ社会構造や現代史の問題とを切り分けるのでは
なく、それらをあわせて議論することが必要ではないかと考えます。ジェン
ダー史は、非対称的で権力関係を孕む社会構造を、そのなかに囚われる/犠
牲となる/抗う人びとの立場から再検証しようとするものです。今回のシン
ポをきっかけに、こうした議論を興すことができれば幸いです。
報告者
加納実紀代(女性史研究者)
    「原子力の平和利用」と近代家族の成立
石山徳子(明治大学) 
    原子力発電と差別の構造
     ――アメリカ合衆国における放射性廃棄物処分問題を事例に
レベッカ・ジェニスン(京都精華大学)
    響き合う歴史物語――富山妙子の新作における3.11から想像する未来
コメンテーター
星乃治彦(福岡大学)、横山道史(立正大学)
趣旨説明・司会
加藤千香子(横浜国立大学)、小玉亮子(お茶の水女子大学)


【自由論題】  10:00~12:15
□部会A 司会:石井香江(同志社大学)  7号館201教室
10:00~10:30
◆水戸部由枝(明治大学)
 性規範の多様化に揺らぐ西ドイツ社会
          ――『性の図解書』論争にみる公権力側の焦り
10:35~11:05
◆平塚博子(日本大学)
 冷戦初期のアメリカにおけるメディアとジェンダー表象
          ――『ライフ』誌が描いた女性たち
11:10~11:40
◆伊藤淑子(大正大学)
 響きあうペルソナ:『アリス・イン・ベッド』におけるマーガレット・フラー
11:45~12:15
◆杉村使乃(敬和学園大学)
 イギリスに見る雑誌が作る第二次世界大戦下の女性像
□部会B 司会:高橋裕子(津田塾大学)  7号館202教室
10:00~10:30
◆Christine LEVY (モンテーニュ・ボルドー大学)
 日本とフランスにおけるジェンダーバッシング
10:35~11:05
◆松下里織 (神奈川大学博士課程)
  英領カナダにおける日本人娼婦──19世紀末から1920年代にかけて
11:10~11:40
◆梅野りんこ
 ジェンダーを越境したカストラート
11:45~12:15
◆林葉子(大阪大学)
 廃娼運動の日英米情報ネットワークの形成過程
□部会C 司会:野村鮎子(奈良女子大学)  7号館210教室
10:00~10:30
◆小泉 友則 (総合研究大学院大学博士課程)
 歌舞伎の性表現から子どもを遠ざけること
     ――幕末-明治初期の議論を中心に 
10:35~11:05
◆鬼頭孝佳(名古屋大学博士課程)
 中村正直女性教育論の死角――漢文脈からの影響
11:10~11:40
◆宇野知佐子(東京女子大学博士課程) 
 嘉納治五郎と東大生の「男らしさ」
11:45~12:15
◆大橋眞由美(大阪府立大学)
 昭和初期『子供之友』のメディア・イベント
□部会D 司会:海妻径子(岩手大学)  7号館211教室
10:00~10:30
◆國原美佐子(東京女子大学)
 日露戦争時における日本赤十字社看護婦と外国人篤志看護婦との協働
10:30~11:05
◆井上直子(一橋大学博士課程)
 愛国婦人会の組織改編と地域・女性――分会活動を手がかりに
11:10~11:40
◆長志珠絵(神戸大学)
 戦前戦後における空襲言説の変容とジェンダー
11:45~12:15
◆徐潤雅(大阪大学博士課程)
 富山妙子の作品に見る「韓国」――1970~80年代を中心に――


○大会参加費:学会会員1000円 非会員1500円
       院生(会員・非会員共通)500円 学部生 無料
 茶話会参加費:1000円(申し込みは当日受付で)


○会場
 横浜国立大学 教育人間科学部7号館(以下のキャンパスマップのS2-②)
      http://www.ynu.ac.jp/access/pdf/YNU_MAP_J.pdf  


○アクセス
・横浜駅西口からバスで15分「岡沢町」下車徒歩10分。またはタクシー
・新横浜駅から横浜市営地下鉄「三ッ沢上町」駅下車徒歩20分。 など
  http://www.ynu.ac.jp/access/index.html


○問合せ先 〒166-8532 東京都杉並区和田3-30-22
  大学生協学会支援センター内 ジェンダー史学会事務局
  gender-event@googlegroups.com 

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【  催事情報  】


(1)総合女性史学会 2014年度 女性史講座
 


    日時:2014年11月30日(日)14:00~17:00
      場所:文京シビックホール
      講演者:竹信三恵子氏(ジャーナリスト・和光大学教授)
      タイトル:「アベノミクスで女性の貧困は解消するか~「家事ハラ」の視
              点から検証する~」
      ※ 直接会場にお越しください。

(2)「シンポジウム 徹底して弱さの上に立つー
                   柏木義円の生涯と思想に学ぶー」
   
   日本クリスチャン・アカデミー関東活動センター  
      今日的課題プログラム   
      日本クリスチャン・アカデミー関東運営委員会主催
                                              
      後援 行路社
                                              
 
      日時:2014年12月13日(土)14:00~16:30
     場所:早稲田奉仕園の地下1FのYOU-Iホール(変更されています)                            
    新宿区西早稲田2-3-18 
    tel 03-3207-6198-3-18  tel 03-3207-6198
        info@academy-tokyo.com                                                                        
                                               
    参加費 1000円
   明治・大正・昭和にわたって、近代天皇制を批判し、非戦論など痛烈
   な社会批判をし続けた柏木義円の生涯と思想について、とりわけジェ
   ンダーの視点から見ることにより明らかになる、「新しい戦前」とも
   いうべき喫緊の今日的課題を取り上げます。

   基調報告 片野真佐子   発題 山口陽一 植木献 平井和子   
   司会 戒能信生

  早稲田奉仕園のURLです。
  http://www.hoshien.or.jp/seminar/youihall.html
       
  

                      大阪商業大学 片野真佐子
  


                                     
(3)コンサート「平等と自由を求めた女性作曲家たち」
   
      日時:2015年1月9日(金)19時より
      場所:津田ホール
 


   「平等と自由を求めた女性作曲家たち」と題してコンサートを行いますので、
 そのご案内をさせて頂きます。チラシ表紙を添付いたしますので、まずはそちら
 をご覧ください。2015年3月で津田ホールが閉鎖されることになり、過去4回
 同ホールを拠点にシリーズで女性作曲家を取り上げてきた立場から、今回の
 第5回を以て締めくくるにふさわしい企画を考えました。
 その結果、津田梅子の業績と響きあえるように…を前提に、男性支配の社会
 ・文化に果敢に立ち向かった女性、それも従来一度も取り上げなかった女性
 を優先して構成することになりました。
  皆様が関心をお寄せくださることを心より期待しております。
  チラシ(5人の女性たちの簡単な紹介文、演奏曲目一覧も載せてあります)
  をご希望の方は、どうぞ以下にご連絡ください。
  midorikb@abeam.ocn.ne.jp
  03-3331-4010(TEL)
  03-3331-4478(FAX)


(4)上智大学 比較文化研究所主催 学術国際シンポジウム
   Sophia University Institute of Comparative Culture presents
   THE INTERNATIONAL SYMPOSIUM
   Organized by ICC Network Studies Research Unit (Bettina Gramlich-
   Oka, Sophia University)
   19世紀日本の女性とネットワーク(二)
      Women and Networks in Nineteenth Century Japan 2
     
      上智大学 (四ッ谷)/ Sophia University, Tokyo
      日時:2014年12月20日/ Saturday, December 20, 2014
   場所:12号館 (102室) / Building 12, 1F, Rm. 102
  


      (二ヶ国語) / (BILINGUAL event)
   9:30~ 受付  /  RECEPTION DESK 
   10:00 – 10:20:  開会挨拶  /  WELCOME ADDRESS
   David H. SLATER  (Director of ICC)  /  デビッド・H・スレイター 
   (上智大学比較文化研究所長) 大口勇次郎  (お茶の水女子大学名誉教授)
    /  ŌGUCHI Yūjirō (Ochanomizu University, Prof. Emeritus)
   10:20–11:10:  境を超えて  /  CROSSING BORDERS
   司会 / CHAIR:  西澤直子 (慶應義塾大学)  / NISHIZAWA Naoko
    (Keio University)
   1. 柴桂子  /  SHIBA Keiko  (Independent Scholar)
   「江戸と領地のネットワーク — 女たちの参勤交代を中心に」 
   “Leaving Edo: Women and the End of Alternate Attendance”
   2. Sally HASTINGS  (Purdue University)  /  サリー・ヘイスティングズ
   (パデュー大学) 
   “Women Studying Abroad: Before and After”
     「亜墨利加留学した女性たちのネットワーク」 
    11:30 – 12:40: 日記に見られる女性・家族・ネットワーク/  
      FAMILIES, DIARIES AND NETWORKS
      司会 / CHAIR: 桜井由幾  /  SAKURAI Yuki  (Independent Scholar)
      3. Gaye ROWLEY (Waseda University)  /  ゲイ・ローリー (早稲田大学) 
      “Aristocratic Concubine and Tokugawa Statesman:
       Court-Bakufu Links”「正親町町子の日記にみられる公家・武家の
       ネットワーク」
      4. 湯 麗(北京理工大学)・ 藪田貫(関西大学)/
       TANG Li (Beijing Institute of Technology) and YABUTA Yutaka
       (Kansai University)
      「父と娘のネットワーク — 18〜19世紀阿波の俳壇と文人社会」
      “From Father to Daughter: Carrying on a Literary Network”
      5. 板坂 則子 (専修大学)  /  ITASAKA Noriko  (Senshū University)
      「瀧澤家の家刀自 — 路女の表と裏」 “Upholding the Household:
        Bakin’s Daughter-in-law and her Diary”
      14:00 – 14:50:  生産と出産のネットワーク  / 
        NETWORKS OF PRODUCTION AND REPRODUCTION
      司会  /  CHAIR:   M. William STEELE (ICU) / 
      M・ウィリアム ・スティール (国際基督教大学)
      6. 横田冬彦 (京都大学)   /   YOKOTA Fuyuhiko  (Kyoto University)
      「近世中期の出産をめぐる人々」
      “Giving Birth in the Mid-Edo Period”
      7. 菅野則子 (元帝京大学)  /   SUGANO Noriko 
       (Teikyō University, ret.)
      「『富岡製糸場誌』を読む」 “Adjusting to Factory Life: Records
       of the Tomioka Silk Mill”
      15:10–16:20  信仰に基づく女性の社会活動  
      /CIRCLES OF FAITH AND PATRONAGE
      司会 / CHAIR: 横山百合子 (国立歴史民俗博物館教授) /
      YOKOYAMA Yuriko   (National Museum of Japanese History)
      8. Alexander M. VESEY (Meiji Gakuin) / 
       アレキサンダー・ヴィーシィ   (明治学院大学)
      “The Shogun’s Mother as Cultural Patron: The Case of Keishōin”
      「文化的パトロンとしての桂昌院」
      9. 宮崎ふみ子 (恵泉女学園大学名誉教授)  /  
       MIYAZAKI Fumiko(Keisen University, Prof. Emerita)
      “Women as Activists in a Popular Religious Network”
      「民衆宗教の信者ネットワークにおける女性の活動」
     10. Marnie S. ANDERSON (Smith College)  /  
       マーニー・S・アンダーソン (スミス大学)
      “From Concubine to Activist and Bible Woman: The Role of
       Networks in Sumiya Koume's Life” 
      「炭谷小梅にとっての政治・宗教・文化的ネットワーク」
     16:30 – 17:30  生成するネットワーク / NETWORKS IN PROCESS
     司会 / CHAIR: Kate WILDMAN NAKAI (Sophia University, Prof. Emerita)
     / ケイト・W・ナカイ(上智大学名誉教授)
     大口勇次郎 (お茶の水女子大学名誉教授)   /   ŌGUCHI Yūjirō
     (Ochanomizu University, Prof. Emeritus)
     Hitomi TONOMURA (University of Michigan)   /   殿村ひとみ
    (ミシガン大学)
     桜井由幾   /   SAKURAI Yuki (Independent Scholar)
     M. William STEELE  (ICU) / M・ウィリアム ・ スティール
    (国際基督教大学)
     17:30–18:00 総括/ CLOSING REMARKS & DISCUSSION
     Anne WALTHALL (UC Irvine, Prof. Emerita)   / 
     アン・ウォルソール (カリフォルニア州立大学アーバイン校名誉教授)
     Institute of Comparative Culture, Sophia University
     7-1 Kioicho, Chiyoda-ku,
     Tokyo 102-8554, JAPAN
     +81-(0)3-3238-4082 (Tel)
     +81-(0)3-3238-4081(Fax)

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【  その他のお知らせ  】


(1)「NWEC男女共同参画統計ニュースレター」第16号を刊行
  今号は、現在作成されつつある、安保理決議第1325号(女性と平和・
 安全保障の問題を明確に関連づけた初の安保理決議)等の履行に関する行動
 計画を取り上げました。行動計画には指標が掲げられ、男女共同参画統計に
 も関わることから、市民社会コーディネーターとして政府との交渉にあたら
 れた本山さんに、これまでの経過を中心に寄稿いただきました。
  地方の男女共同参画統計活動は、静岡市の女性の労働実態調査、埼玉県の
 年次報告を掲載していますので、ぜひご覧ください。
  また、第15号を以下にアップしました。
  http://www.nwec.jp/jp/publish/GS-NL.html
 ご意見・ご感想等お待ちしております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 独立行政法人国立女性教育会館情報課
 NWEC(National Women's Education Center)
 Information Division
   〒355-0292 埼玉県比企郡嵐山町菅谷728
   TEL:0493-62-6727(情報課・ダイヤルイン)
   TEL:0493-62-6195(女性教育情報センター)
   FAX:0493-62-6721 e-mail: infodiv@nwec.jp
 NWEC・HPはこちら→http://www.nwec.jp/
 女性情報ポータル(総合窓口)"Winet"はこちら→http://winet.nwec.jp/
 ☆NWECは宿泊研修施設です。ご利用お待ちしております。

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 会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いま
せん。また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外について
は、各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
 
                       ジェンダー史学会事務局

2014年10月26日日曜日

お知らせ(2014年11月)

ジェンダー史学会ニューズレター        2014年11月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー史研究
関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェンダー史研
究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げま
す。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、毎月末に会員
の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2014年11月末を予定しており、締め切りは11月25日(火)
となります。

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2014年11月号  目次

【 ジェンダー史学会からのお知らせ:1件 】

(1)ジェンダー史学会第11回年次大会
    日時:2014年12月14日(日) 10:00~17:30
    場所:横浜国立大学

【  催事情報:4件  】

(1) 総合女性史学会 2014年度 女性史講座
       日時:2014年11月30日(日) 14:00~17:00
       場所:文京シビックホール

(2) 国際シンポジウム「サステイナビリティとジェンダー」
    日時:2014年11月1日(土)10:30~17:00
      場所:国連大学エリザベス・ローズホール
   
(3)『アジアの出産と家族計画』書評会
       日時:2014年11月9日(日) 14:30~17:00
    場所:大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター 
      (東京都港区)

(4)第8回子ども学ECCELLシンポジウム
    日時:2014年11月21日(金) 13:20~14:50
    場所:お茶の水女子大学

【  その他のお知らせ:0件  】

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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】
 2014年度 第11回ジェンダー史学会年次大会             
 

 ジェンダー史学会では、2014年度第11回年次大会を以下のように開催いた
します。皆さま、どうぞふるってご参加ください。なお、ご出席の確認のた
めのアンケートは別便のメールでお送りさせていただきますので、メールが
届きましたらそちらへのご回答もよろしくお願い申し上げます。また、会場
での書籍販売についても、別にご案内させていただきます。

日時:2014年12月14日(日) 10:00~17:30
場所:横浜国立大学 教育人間科学部7号館(以下のキャンパスマップのS2-②)
      http://www.ynu.ac.jp/access/pdf/YNU_MAP_J.pdf  
アクセス
・横浜駅西口からバス(岡沢町下車徒歩10分)またはタクシー
・新横浜駅から横浜市営地下鉄(三ッ沢上町駅下車徒歩20分)またはタクシー
  http://www.ynu.ac.jp/access/index.html

問合せ先 〒166-8532 東京都杉並区和田3-30-22
大学生協学会支援センター内 ジェンダー史学会事務局
gender-event@googlegroups.com 

タイムスケジュール
受付開始   9:30~     
自由論題発表 10:00~12:15 
総会     12:30~13:15 
シンポジウム 13:30~17:30
茶話会    18:00~19:00    
大会参加費:学会会員1000円 非会員1500円
      院生(会員・非会員共通)500円 学部生 無料
茶話会参加費:1000円(申し込みは当日受付で)
*なお会場の近くには食堂はありませんので、昼食はご持参ください。
  
【シンポジウム】 原発とジェンダーの現代史
趣旨
   2011年3月11日の東日本大震災によって引き起こされた福島第一原発事故は、
私たちに大きな衝撃を与えました。しかし、それから3年半の時が経過した現在、
「復興」の掛け声とともに国家の成長戦略が声高に叫ばれるなかで、原発事故
をすでに収束したものと見なす動きは強まっていると言わざるをえません。冷静
に考えるならば、実際には「復興」という言葉からはほど遠い被災地や被災者、
原発復旧作業に従事する労働者らの状況、増え続ける汚染水や放射能の危険
性など、多くの問題などが厳然として存在することは明らかであるにもかかわら
ずです。
   ここで、原発事故後に、命をめぐる強い危機意識に突き動かされながら議論が
巻き起こったことを想起したいと思います。特に、大戦後に平和で豊かな暮らしの
実現に向けて邁進し、さらに今日は実際にそれを達成した社会である、という私
たちのこれまでの現代史認識が根底から揺さぶられたことを忘れるべきではない
でしょう。本シンポでは、3.11の原発事故の後に新たに切り開かれた視点をふまえ、
あらためて多くの犠牲を生む原発を生み出した現代史の構造、そしてそれにかか
わる人びとあり方の問題をテーマに据えて議論し共に考えることとしたいと考えま
す。
  原発や核をめぐるこれまでのフェミニズムや女性学をふり返ると、それに対峙す
る主体としての「女性」について、活発な議論が進められてきたことがわかります。
核兵器に反対する平和運動の主体としての女性に焦点をあてる研究の蓄積があ
り、3.11後にはさらに、ヒロシマの原爆やビキニ水爆実験に抗する平和運動を緻密
に検証した研究が進んでいます。また他方で、平和運動の「神話化」への問い直し
やその新たな可能性に目を向けようとする研究も登場しています。
  一方、3.11後の新たに浮上した問題提起として、原発体制を作り上げてきた経緯
やその構造を問おうとする論議が高まったことは重要なことと言えます。核や原発
の開発の歴史に焦点をあわせ、核の平和利用という名目で原発を拡大した大戦後
の国家のあり方を批判的に問いながら、戦後史や戦後社会のシステムを再考しよ
うとするものです。そのなかで、とくに注目したいのは、原発(体制)を「差別」や「犠
牲」のシステム、あるいは植民地主義としてとらえる視点です。そこでは原子力の問
題を、科学技術やエネルギーの問題にとどめず、中央に対する周辺、底辺労働者、
植民地といった歴史的につくられた社会構造の問題として再考することが求められま
す。ただし、現在のこれらの議論のなかでジェンダーの問題はあまり議論されている
とは言えず、犠牲や差別のシステムを問題にするときに、それを問う主体のあり方
もあまり論点になっていないように思われます。 
 いま、ジェンダー史の側から「原発」を問うために新たな議論を提起しようとするな
らば、これまでフェミニズムや女性運動史のなかで行われてきた検証や議論と、原
発を生んだ社会構造や現代史の問題とを切り分けるのではなく、それらをあわせて
議論することが必要ではないかと考えます。ジェンダー史は、非対称的で権力関係
を含む社会構造を、そのなかに囚われる/犠牲となる/抗う人びとの立場から再検
証しようとするものです。今回のシンポをきっかけに、こうした議論を興すことができ
れば幸いです。

 報告者
加納実紀代(女性史研究者)
    「原子力の平和利用」と近代家族の成立
石山徳子(明治大学) 
    原子力発電と差別の構造
――アメリカ合衆国における放射性廃棄物処分問題を事例に
レベッカ・ジェニスン(京都精華大学)
    響き合う歴史物語――富山妙子の新作における3.11から想像する未来

コメンテーター
星乃治彦(福岡大学)、横山道史(立正大学)
趣旨説明・司会
加藤千香子(横浜国立大学)、小玉亮子(お茶の水女子大学)

【自由論題】
部会A 司会:石井香江(同志社大学) 
10:00~10:30
◆水戸部由枝(明治大学)
 性規範の多様化に揺らぐ西ドイツ社会――
            『性の図解書』論争にみる公権力側の焦り
10:35~11:05
◆平塚博子(日本大学)
 冷戦初期のアメリカにおけるメディアとジェンダー表象――
            『ライフ』誌が描いた女性たち
11:10~11:40
◆伊藤淑子(大正大学)
 響きあうペルソナ:『アリス・イン・ベッド』におけるマーガレット・フラー
11:45~12:15
◆杉村使乃(敬和学園大学)
イギリスに見る雑誌が作る第二次世界大戦下の女性像

部会B 司会:高橋裕子(津田塾大学)
10:00~10:30
◆Christine LEVY (モンテーニュ・ボルドー大学)
 日本とフランスにおけるジェンダーバッシング
10:35~11:05
◆松下里織 (神奈川大学博士課程)
  英領カナダにおける日本人娼婦──19世紀末から1920年代にかけて
11:10~11:40
◆梅野りんこ
 ジェンダーを越境したカストラート
11:45~12:15
◆林葉子(大阪大学)
 廃娼運動の日英米情報ネットワークの形成過程

部会C 司会:野村鮎子(奈良女子大学)
10:00~10:30
◆小泉 友則 (総合研究大学院大学博士課程)
 歌舞伎の性表現から子どもを遠ざけること:幕末-明治初期の議論を中心に 
10:35~11:05
◆鬼頭孝佳(名古屋大学博士課程)
 中村正直女性教育論の死角―漢文脈からの影響
11:10~11:40
◆宇野知佐子(東京女子大学博士課程) 
嘉納治五郎と東大生の「男らしさ」
11:45~12:15
◆大橋眞由美(大阪府立大学)
昭和初期『子供之友』のメディア・イベント

部会D 司会:海妻径子(岩手大学)
10:00~10:30
◆國原美佐子(東京女子大学)
 日露戦争時における日本赤十字社看護婦と外国人篤志看護婦との協働
10:30~11:05
◆井上直子(一橋大学博士課程)
 愛国婦人会の組織改編と地域・女性――分会活動を手がかりに
11:10~11:40
◆長志珠絵(神戸大学)
 戦前戦後における空襲言説の変容とジェンダー
11:45~12:15
◆徐潤雅(大阪大学博士課程)
富山妙子の作品に見る「韓国」――1970~80年代を中心に――

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【  催事情報  】
(1)総合女性史学会 2014年度 女性史講座
 
 日時:2014年11月30日(日)14:00~17:00
  場所:文京シビックホール
  講演者:竹信三恵子氏(ジャーナリスト・和光大学教授)
  タイトル:「アベノミクスで女性の貧困は解消するか~「家事ハラ」の視点
              から検証する~」
  ※ 直接会場にお越しください。

(2)国際シンポジウム「サステイナビリティとジェンダー」のご案内

 2014年11月、「持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable
 Development, ESD)に関する世界会議」の日本開催にちなみ、お茶の水女子
大学は、ジェンダー研究センターが中心となり、国連大学サステイナビリティ
高等研究所と共に「サステイナビリティとジェンダー」と題する国際シンポジ
ウムを主催いたします。
 2011年の東日本大震災、福島原子力発電所の原子力災害を経験している日本
において、ユネスコ等国際機関のアジェンダを基調報告とし、「サステイナビ
リティとジェンダー」に関わるパネル報告の機会をもつことは、日本及び国際
社会への大きな示唆となるでしょう。パネル報告では、エコロジカル・フェミ
ニズムの超克、原子力災害へ対峙するドイツ市民の活動、震災や被曝における
トラウマの分析、再生エネルギーシステムをつくる地域運動と自治体の連携な
どの論題を提示しあい、コメント、ディスカッションを行います。
http://www.igs.ocha.ac.jp/igs/IGS_Events/#05
http://jp.unu.edu/events/upcoming/sustainability-and-gender.html#overview

 日時:2014年11月1日(土)10:30-17:00(開場10:00)

 場所:国連大学エリザベス・ローズホール
   (東京、青山 地下鉄表参道駅下車)
http://jp.unu.edu/events/upcoming/sustainability-and-gender.html#location

 参加費無料
 要事前登録(定員120名)
 参加希望の方は、下記申込フォームへ記入し送信してください。
 http://www.igs.ocha.ac.jp/app-def/S-102/igswp/

 プログラム
【午前の部】10:30-12:00 持続可能な開発のための教育(ESD)とジェンダー  
・開会の辞:武内和彦国連大学上級副学長、羽入佐和子お茶の水女子大学学長
・趣旨説明:菅野琴
     (元ユネスコ職員、お茶の水女子大学ジェンダー研究センター客員研究員)
・基調報告:
 「持続可能な開発のための教育とジェンダー--未来へつなぐもの」
 スーヒョン・チョイ(ユネスコ教育局 教育・学習内容部長(ビデオメッセージ))
 「ポスト2014/2015年国際開発アジェンダとジェンダー課題」
 ヒュンジュウ・ソン(韓国両性平等教育振興院教授)
【午後の部】13:00-17:00 ジェンダーの視座を持った持続可能な社会にむけて  
・趣旨説明:舘かおる
          (お茶の水女子大学名誉教授・同ジェンダー研究センター客員研究員)
・パネリスト報告:
 「エコロジカル・フェミニズムの超克」
 萩原なつ子(立教大学教授)
 「〈不安〉から〈ヴィジョン〉へードイツ市民運動と福島との接点」
 高雄綾子(フェリス女学院大学専任講師)
 「震災におけるトラウマとジェンダー」 
 宮地尚子(一橋大学大学院教授) 
 「地域からのエネルギーシフトー3万人のまちからできること」
 岡部幸江(一般社団法人大磯エネシフト理事長)、渡辺順子(大磯町議員、元議長)
・休憩・質問受付
・全体討議
 質疑応答:基調報告者・パネリスト
 コメント: 田中由美子(JICA国際協力専門員)、
       北村友人(東京大学大学院教育学研究科准教授)ほか
・閉会の辞:足立眞理子(お茶の水女子大学ジェンダー研究センター長)

○主催:国連大学サステイナビリティ高等研究所、
        お茶の水女子大学・ジェンダー研究センター
○共催:地球環境パートナーシッププラザ
○後援:日本ユネスコ国内委員会、国立女性教育会館、国際協力機構(JICA)
○協賛:フェリス女学院大学
○問い合わせ:
国際シンポジウム「サステイナビリティとジェンダー」事務局
東京都文京区大塚2-1-1 お茶の水女子大学内
susgen@cc.ocha.ac.jp

(3)『アジアの出産と家族計画』書評会
  この春に刊行された『アジアの出産と家族計画-「産む・産まない・産めない」
身体をめぐる政治』を素材に、アジアのリプロダクションについて議論する機
会を設けました。日本を含むアジアの出産・避妊・生殖医療の状況は、20世紀
後半から現在までの間に大きく変化し、現在の私たちの生き方に大きな影響を
与えています。アジア各地のリプロダクションの変化の共通性と多様性を、当
事者の女性のリプロダクティブ・ヘルス&ライツに留意しつつ歴史的な流れの
中で論じようとしたこの論集が、どれだけのことを明らかに出来たのか。今後
のアジアのリプロダクションの展開の、どのような点に注意する必要があるの
か。さまざまな立場からリプロダクションにかかわる皆さんと議論できればと
思います。参加をお待ちしています。

 日時:2014年11月9日14:30~17:00(14:15開場)

 場所:大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター 2F研修室
    (東京都港区)
  (東京メトロ神谷町駅 羽田空港からはJR浜松町駅からタクシーで5分)
 http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html

<報告>
 開会の挨拶に代えて「20世紀後半アジアにおけるリプロダクションの展開」 
  小浜正子(日本大学)
Ⅰ 戦後「日本」の生殖における国家と女性
 「『産む・産まない・産めない』と日本の戦後―女たちの人生」 
  田間泰子(大阪府立大学)
 「『日本一』の出生率と沖縄の子産み―日米支配と家父長制下の家族計画」 
  澤田佳世(沖縄国際大学)(書面報告)
Ⅱ 中国農村における出産の国家化と医療化
 「『一人っ子政策』前夜の中国農村―Q村における『生まない』選択の登場」 
  小浜正子
 「国家プロジェクト、医療マーケットと女性身体の間―中国農村部における
  病院分娩の推進」 
  姚毅(玉川大学)
Ⅲ アジアの家族計画における援助と国家と女性
 「『リプロダクションの文化』としての家族計画―ネパールにおける生殖統
  制の条件」 
  幅崎麻紀子(筑波大学)
 「ラオスにおける『生殖コントロール』と女性の健康―女性の健康プロジェ
  クトとしての導入」 
  嶋澤恭子(神戸市看護大学)
Ⅳ 医療化する生殖
 「医療化された出産への道程―韓国の『圧縮された近代』」 
  松岡悦子(奈良女子大学)
 「日本における不妊をめぐる身体政治―不妊治療費への健康保険適用と公費
  助成を例に」 
  白井千晶(静岡大学)
 「統括と今後の展望」
  小浜正子
  評者 柘植あづみ(明治学院大学)

 参加費:無料
 主催:科研基盤B「アジアにおけるリプロダクションの歴史的変遷-医療化の要
   因と女性への影響」(分担者:小浜正子)
 共催 リプロダクション研究会
 対象となっている書籍は
 『アジアの出産と家族計画-「産む・産まない・産めない」身体をめぐる政治』
 (小浜正子・松岡悦子編,勉誠出版,2014年)です。
 会場でも販売します(割引あり)。
 問い合わせ 小浜正子(kohama@chs.nihon-u.ac.jp
 申込み
 下の「こくちーず」申込みフォームよりお申込みいただくか、または
  kohama@chs.nihon-u.ac.jp までメールでご連絡下さい。
  http://kokucheese.com/event/index/201459/
(4)第8回子ども学ECCELLシンポジウム
 
 鼎談「子ども・戦争・歴史」
  本田 和子(お茶の水女子大学元学長)
 宮澤 康人(東京大学名誉教授) 
 山本 秀行(こども教育宝仙大学学長)
 
 日時:2014年11月21日(金) 13:20~14:50
 
 場所:お茶の水女子大学 共通講義棟2号館2階201室
(東京メトロ丸ノ内線 茗荷谷駅 徒歩7分/有楽町線 護国寺駅 徒歩8分)
 
 共催:文部科学省特別経費
    「乳幼児教育を基盤とした生涯学習モデルの構築<ECCELL>」
 
 科研費基盤研究(C)「20世紀前半のドイツにおける幼児教育の制度化と家族に
 関する社会史的研究」
 
 後援:幼児教育史学会
 
 お問い合わせ:nyuyoji-info@cc.ocha.ac.jp(ECCELL事務局)
 
 定員:300名
 
 一般公開・事前申込不要
 詳細は、
 http://www.ocha.ac.jp/event/20141016.html

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【  その他のお知らせ  】
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 会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いま
せん。また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外について
は、各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
 
                       ジェンダー史学会事務局

2014年9月26日金曜日

お知らせ(2014年10月)

ジェンダー史学会ニューズレター        2014年10月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2014年10月末を予定しており、締め切りは
10月25日(土)となります。

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2014年10月号  目次

【 ジェンダー史学会からのお知らせ:1件 】

(1)ジェンダー史学会第11回年次大会
    日時:2014年12月14日(日) 10:00~17:45
    会場:横浜国立大学

【  催事情報:3件  】

(1) VAWW RAC 総会シンポジウム
    日時:2014年9月27日(土) 13:00~16:30
    会場:早稲田奉仕園 スコットホール

(2) 総合女性史学会 2014年度 女性史講座
       日時:2014年11月30日(日) 14:00~17:00
       会場:文京シビックホール

(3)シンポジウム
   「現代中国におけるジェンダー・ポリティクスの新局面」
    日時:2014年10月19日(日)12:30~17:00
       会場:日本大学文理学部

【  その他のお知らせ:0件  】

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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】

今年度年次大会を以下のように行います。ぜひご予定ください。

 2014 ジェンダー史学会大会        
         
 
 

 日時:2014年12月14日(日) 
 会場:横浜国立大学教育人間科学部7号館
   (横浜駅西口からバス15分岡沢町または横浜新道下車徒歩10分、
    横浜市営地下鉄三ッ沢上町駅から徒歩20分など)
    http://www.ynu.ac.jp/access/index.html

 受付開始   9:30~     
 自由論題発表 10:00~12:15 
 総会     12:30~13:15 
 シンポジウム 13:30~17:45
 茶話会    18:00~19:00    
 大会参加費:一般参加1500円/会員1000円
       院生(会員・非会員共通)500円 学部生 無料
 茶話会参加費:1000円
 シンポジウム
       「原発とジェンダーの現代史」(仮) 
  ◇趣旨
    2011年3月11日の東日本大震災によって引き起こされた福島第一原
   発事故からすでに3年半の時が経過した。現在、「復興」の掛け声と
   ともに国家の成長戦略が声高に叫ばれるなかで、原発事故を終結と見
   なそうとする動きは加速度を増しているようにみられる。しかし、冷
   静に考えるならば、実際に「復興」とはほど遠い被災地や被災者の現
   状、原発復旧作業に従事する労働者、汚染水や放射能の問題などが厳
   然として存在することは明らかである。今回の原発事故をきっかけに
   して、強い危機意識に突き動かされながら議論が巻き起ったが、その
   なかで、大戦後に平和で豊かな暮らしの実現に向けてまい進してきた
   現代史、それを達成したはずの現代社会の現状に対する認識が根底か
   ら揺さぶられたことは、見逃すべきではないだろう。
    本シンポでは、いまあらためて、3.11の原発事故後に新たに切
   り開かれた視点をふまえ、原発を生み出した現代史の構造とそれに向
   き合う主体の問題をテーマとして議論し共に考えることとしたい。
    これまでのフェミニズムや女性学をふり返ると、主体としての「女
   性」について活発な議論が進められてきたことがわかる。原子力と女
   性というテーマでは、平和運動の主体としての女性に焦点をあてる研
   究の蓄積があり、3.11後には、ヒロシマからビキニに抗する平和
   運動を緻密に検証した研究、運動の「神話化」への問い直し、あるい
   は新たな可能性に注目する研究などが登場している。一方、3.11
   後に新たに提起された原発(体制)を問題化する議論においては、核
   の平和利用という名目で原発を生み出していった大戦後の国家のあり
   方を批判的に問い、戦後史や戦後社会のシステムを再考しようとする
   多くの研究が現われている。核に依存する国家社会のシステムを問う
   にはさまざまなアプローチが可能であるが、注目したいのは、原発
   (体制)を「差別」や「犠牲」のシステム、あるいは植民地主義とし
   てとらえる視点である。そうしたアプローチにおいては、中央に対す
   る周辺、底辺労働者、植民地が議論にのぼされることとなる。しかし
   ながら、現在のこれらの議論はジェンダーの問題は切り離されている
   ようにみられる。また、犠牲や差別のシステムを問題にするときに、
   それを問う主体のあり方もあまり論点になっていない。いま、ジェン
   ダー史の側から新たな議論を提起しようとするならば、これまで蓄積
   された主体(主に「女性」)にかかわる検証や議論と、そして3.1
   1後に新たに見えてきた戦後国家社会のシステムの問題とを切り分け
   て考えるのではなく、それらをあわせて議論することが必要ではない
   だろうか。ジェンダー史は、非対称的で権力関係を含んだ社会的性差
   を生み出す構造とそれに抗う主体に注目するものである。そのような
   特質をもつ研究だからこそ、そうした新しい問題提起が可能となると
   考える。
  ◇報告者
   レベッカ・ジェニスン(芸術とジェンダー、京都精華大)
   +富山妙子の絵スライドショー
   加納実紀代(日本現代史)
   石山徳子(アメリカ地理、明治大学) 
  ◇コメンテーター
   横山道史(立正大)、星乃治彦(福岡大)
  ◇司会・趣旨説明
   小玉亮子(お茶大)、加藤千香子(横浜国大)

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【  催事情報  】

(1)2014年 VAWW RAC
     (「戦争と女性への暴力」リサーチアクションセンター)
      総会シンポジウム
   日・韓大学生の「慰安婦」問題意識調査報告

   「慰安婦」問題を巡っては、強制性を否定する言説は後を絶たず、ネット
   には否定的情報があふれ、教科書の「慰安婦」記述も消え、学校で教わる
   機会すら失われていく中、何が本当なのか知りたくても知る機会すら得ら
   れない・・・。このような状況は、若い世代の歴史認識にどのような影響
   を与えているのでしょうか?そこで、VAWW RACは、若い世代が日本軍「慰
   安婦」問題についてどのような知識・認識を持っているのか、どのような
   解決を考えているのかを調べるため、日本・韓国の大学教員の方々の協力
   を得て、4000人を越える日本と韓国の大学生を対象にアンケート調査を実
   施しました。
   シンポジウムでは、韓国から河棕文先生をお迎えして韓国の大学生の
 「慰安婦」問題認識についてお話いただくとともに、日本の大学生につい
  ては、それぞれの専門の立場から5人の方々にアンケート項目を開設の上、
  結果を分析していただき、日韓双方の結果を比較・検討します。そこから
   浮き彫りにされる課題を皆さんと共に考えたいと思います。
     多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

   日時:2014年9月27日(土)13:00~16:30(12:30 開場)
   会場:早稲田奉仕園 スコットホール
  ■東京メトロ東西線「早稲田」駅より徒歩5分
  ■JR山手線・西武新宿線「高田馬場」駅より早稲田大学正門行きバスで
        「西早稲田」下車
   *資料代1000円(会員900円)

   ■ 河棕文(ハンシン大学校教授)「韓国の大学生のアンケート調査報告」
   ■ 日本の大学生のアンケート調査報告
   ・川上詩朗(吉見裁判弁護団)
     『慰安婦』裁判を闘ってきた弁護団の立場から」(仮)
   ・中西新太郎(横浜市立大学教授)「若者論の立場から」(仮)
   ・小野沢あかね(立教大学教授)
     「公娼制度と日本人『慰安婦』研究から」
   ・平井和子(一橋大学ジュニア・フェロー)
     「戦後の性意識との関わりから」(仮)
   ・金富子(東京外国語大学教授)「日韓大学生の比較検討」

  主催:「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC)
     Tel/Fax:03-3818-5903    http://vawwrac.org
 
(2)総合女性史学会 2014年度 女性史講座
 日時:2014年11月30日(日)14:00~17:00
  会場:文京シビックホール
  講演者:竹信三恵子氏(ジャーナリスト・和光大学教授)
  タイトル:「アベノミクスで女性の貧困は解消するか~「家事ハラ」の視点
              から検証する~」
  ※ 直接会場にお越しください。

(3)現代中国におけるジェンダー・ポリティクスの新局面

 中国では近年、ジェンダー研究が活性化し、また維権(人権擁護)運動とも連動
 しながら、フェミニストやセクシャルマイノリティの運動が盛んになっています。
 今回、中国ジェンダー史共同研究では、第一線の研究者/活動家を招いてシンポ
 ジウムを企画しました。多くの方のご参加を期待しています。

 主催:科研基盤C「歴史的視点による中国のジェンダー秩序に関する総合的研究」
    (代表:小浜正子) 、
    科研基盤B「歴史教育におけるジェンダー視点の導入に関する比較研究」、
    科研基盤A「研究者・市民・教員のための新しい歴史学入門」
 協力:中国女性史研究会

 日時:10月19日(日)12:30~17:00
 会場:日本大学文理学部図書館3階オーバルホール
   (世田谷区桜上水3-25-40、http://www.chs.nihon-u.ac.jp/access/参照)
  使用言語:日本語・中国語(通訳付)

 [プログラム] 司会:江上幸子・大橋史恵
  12:30~12:40:開会挨拶・趣旨説明:小浜正子(日本大学)
  12:40~13:20:報告1 金一虹(南京師範大学金陵女子学院)
     「北京会議から20年-中国社会の変容と女性の経済参画」
  13:20~14:00:報告2 馮 媛(在野研究者/NGO活動家)
     「ジェンダーをめぐる相互作用/不作用
   -中国におけるフェミニスト・男性・国家」
  14:00~14:40:報告3 宋少鵬(中国人民大学)
    「性の政治経済学と資本主義的ジェンダーの奥義
      -2014年東莞売買春取締り事件をめぐる論争から」
       休  憩(14:40~15:00)
  15:00~15:20:コメント1:阿古智子(東京大学・現代中国研究)
  15:20~15:40:コメント2:足立眞理子
                           (お茶の水女子大学・フェミニスト経済学)
  15:40~16:00:コメント3:伊田久美子(大阪府立大学/WAN・女性学)
  16:00~16:55:質疑・討論
  16:55~17:00:総括

  ☆当日の参加も歓迎ですが、あらかじめ参加のご予定がわかる方は、人数把握
    のため、次のアドレスまでご一報頂ければ幸いです。
  ( kohama@chs.nihon-u.ac.jp

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【  その他のお知らせ  】
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  会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いま
せん。また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外について
は、各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
 
                       ジェンダー史学会事務局

2014年8月26日火曜日

お知らせ(2014年9月)

ジェンダー史学会ニューズレター        2014年9月号
****************************************************************

このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2014年9月末を予定しており、締め切りは
9月25日(木)となります。

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2014年9月号  目次

【 ジェンダー史学会からのお知らせ:0件 】

【  催事情報:5件  】

(1) 総合女性史学会 9月例会(古代中世史)
     日時:2014年9月20日(土)13:30~17:00
     会場:文京区男女平等センター

(2)I&G研究会例会
    日時:2014年9月21日(日)13:00~17:30
       会場:上智大学

(3)VAWW RAC 総会シンポジウム
    日時:2014年9月27日(土)13:00~16:30
    会場:早稲田奉仕園 スコットホール

(4)オーラル・ヒストリー総合研究会 第30回例会
    日時:2014年9月21日(日)13:30~16:30
    会場:アカデミー茗台
 

(5)女性史総合研究会9月例会
    日時:2014年9月20日(土) 13:30~17:00
       会場:京都アスニ- 

【  その他のお知らせ:0件  】

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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】

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【  催事情報  】

(1)総合女性史学会 9月例会(古代中世史)

   報告者:田中禎昭
   タイトル:「古代戸籍にみる年齢原理――統計学的分析から」
    日時:2014年9月20日(土)13:30~17:00
    会場:文京区男女平等センターD研修室
  
(2)I&G研究会例会
   日時:2014年9月21日(日)13:00~17:30
      場所:上智大学・10号館3階、301号教室(四ツ谷駅徒歩5分)
      http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya
      ■13:00~13:45 全体会議
   ■14:00~15:40 発表1:
       ラワンチャイクン寿子(福岡アジア美術館学芸員)
      「「東京・ソウル・台北・長春ー官展にみる近代美術」展を振り返って」
       コメンテーター:金惠信(青山学院大学講師)
     ■15:50~17:30 発表2:
       宮下美砂子(千葉大学人文社会科学研究科博士後期課程)
       「「主婦論争」から再考するいわさきちひろの画業」
       コメンテーター:坂本淳子(絵本研究者)
       総合司会:北原恵

     ーーーーーーーーーー(発表要旨)ーーーーーーーーーーーー
   【発表1要旨】
    ラワンチャイクン寿子「「東京・ソウル・台北・長春ー官展にみる近
    代美術」展を振り返って」
    今年(2014年)、全国を巡回した展覧会「官展にみる近代美術―東京
    ・ソウル・台北・長春」について、主担当の学芸員が展覧会を振り返
    りあらめて企画の意味を考察する。同展覧会は、20世紀前半の日本、
    韓国[旧朝鮮]、台湾、中国東北部[旧満洲]で開かれた官設の公募
    美術展覧会(官展)をとおして、これらの地域の美術の近代化を紹介
    する初めての展覧会であった。当時、朝鮮や台湾、満洲は、日本の統
    治下・影響下にあり、日本式の制度やインフラが整備されていた。美
    術においても、1907年に東京で始まった文部省美術展覧会の制度が各
    地に導入され、1922年にソウル[旧京城]で朝鮮美術展覧会が、1927
    年に台北で台湾美術展覧会が、1938年に長春[旧新京]で満洲国美術
    展覧会が始まっている。発表では、福岡アジア美術館のラワンチャイ
    クン寿子氏が企画の趣旨と準備経緯を説明するとともに、展覧会批評
    や反省点を報告する予定である。コメントは企画を助けた金惠信氏。

   【発表2要旨】
    宮下美砂子「主婦論争」から再考するいわさきちひろの画業
    現在日本で最も人気の高い絵本画家の一人として知られるいわさきち
    ひろ(1918~74)は、滲みやぼかしを多用した画風と、彼女の「生来
    的な母性」の発露として描かれた「愛らしい」子ども像によって人気
    を博したとされてきた。本発表では、定型化の感が否めないいわさき
    作品に対する評価・言説の再検討を試みる。その際、「絵本を買い与
    える」主体であり教育的役割を果たす母の存在、同時にいわさき作品
    を掲載する出版物の購買者層の中核を占めていた1950~70年代前半の
   「主婦」の存在に着目する。戦後、「主婦」という女性の在り方は社会
    の関心を集めた。その中でも賃労働に全く従事しない「専業主婦」が
    次第に増加し、1970年代前半には過去最大の人数となる。1953年に発
    表された石垣綾子の「主婦という第二職業論」を皮切りに、その存在
    の是非や意義を巡って度重なる「主婦論争」が持ち上がり、現代にお
    いてもその結論は持ち越されている。今回は、戦後から高度成長期に
    かけての第一~第三次主婦論争における各々の主張と、これらの「論
    争」が繰り広げられた時代に並行して展開したいわさきちひろの画業
    の照合をおこなう。戦後日本社会、そしていわさき作品の最大の受容
    者と想定される主婦自身は、どのような「主婦像」を抱いていたのだ
    ろうか。その変化を視野に入れ、主婦論争の論点といわさきの画業
   (画題や画風、そして発表媒体の推移)との間にみられる相互関係を解
    明し、いわさきに対する従来の言説・評価とは異なる側面を提示する
    ことが、本発表の目的である。
    ===================
    北原恵 KITAHARA Megumi
    e-mail: kitahara@let.osaka-u.ac.jp
    HP: www.genderart.jp
    大阪大学大学院文学研究科・文学部
    〒560-8532 大阪府豊中市待兼山1-5
    Graduate School of Osaka University,
    1-5, Machikaneyama, Toyonaka City, Osaka 560-8532, Japan

(3)2014年 VAWW RAC(「戦争と女性への暴力」リサーチアクションセンター)
      総会シンポジウム
   日・韓大学生の「慰安婦」問題意識調査報告

   「慰安婦」問題を巡っては、強制性を否定する言説は後を絶たず、ネット
   には否定的情報があふれ、教科書の「慰安婦」記述も消え、学校で教わる
   機会すら失われていく中、何が本当なのか知りたくても知る機会すら得ら
   れない・・・。このような状況は、若い世代の歴史認識にどのような影響
   を与えているのでしょうか?そこで、VAWW RACは、若い世代が日本軍「慰
   安婦」問題についてどのような知識・認識を持っているのか、どのような
   解決を考えているのかを調べるため、日本・韓国の大学教員の方々の協力
   を得て、4000人を越える日本と韓国の大学生を対象にアンケート調査を実
   施しました。
   シンポジウムでは、韓国から河棕文先生をお迎えして韓国の大学生の
 「慰安婦」問題認識についてお話いただくとともに、日本の大学生につい
  ては、それぞれの専門の立場から5人の方々にアンケート項目を開設の上、
  結果を分析していただき、日韓双方の結果を比較・検討します。そこから
   浮き彫りにされる課題を皆さんと共に考えたいと思います。
     多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

   日時:9月27日(土)13:00~16:30(12:30 開場)
   会場:早稲田奉仕園 スコットホール
  ■東京メトロ東西線「早稲田」駅より徒歩5分
  ■JR山手線・西武新宿線「高田馬場」駅より早稲田大学正門行きバスで
        「西早稲田」下車
   *資料代1000円(会員900円)

   ■ 河棕文(ハンシン大学校教授)「韓国の大学生のアンケート調査報告」
   ■ 日本の大学生のアンケート調査報告
   ・川上詩朗(吉見裁判弁護団)
     『慰安婦』裁判を闘ってきた弁護団の立場から」(仮)
   ・中西新太郎(横浜市立大学教授)「若者論の立場から」(仮)
   ・小野沢あかね(立教大学教授)
     「公娼制度と日本人『慰安婦』研究から」
   ・平井和子(一橋大学ジュニア・フェロー)
     「戦後の性意識との関わりから」(仮)
   ・金富子(東京外国語大学教授)「日韓大学生の比較検討」

  主催:「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター(VAWW RAC)
     Tel/Fax:03-3818-5903    http://vawwrac.org
 
(4)オーラル・ヒストリー総合研究会 第30回例会

  日時:2014年9月21日(日)13:30~16:30
  会場:アカデミー茗台(地下鉄丸の内線茗荷谷駅徒歩10分
              または バス「小石川4丁目」徒歩3分)
  テーマ 在日女性の聞き書き
  報告 梁 裕河   
        「なぜ在日女性の聞き書きを始めるようになったか」
     大場小夜子 
        「歴史の隅におかれてきた在日女性たちの人生を書き、残したい」
     渡邊泰子 
       「高麗博物館のボランティア活動で経験したこと」
  「在日女性の個々の体験を通して見えてきたものは何か。彼女らから学び、
   その生き方に深く共鳴できる何かを、作り上げていくことが求められてい
   るのではないだろうか」
  連絡先  宮崎黎子 miyazaki.reiko@beige.plala.or.jp   
             03-3882-8576

(5)女性史総合研究会9月例会
  日時:2014年9月20日(土) 13:30~17:00
   会場:京都アスニ- 
   報告者: 飯田貴子氏
  「スポーツとジェンダーに関して」
   スポーツとジェンダーについて、これまでの研究成果をもとに、歴史的な
   流れと現代のスポーツ界のジェンダー的課題についてお話していただきます。
   女性史総合研究会
   上野裕子
   住所:兵庫県尼崎市武庫之荘5-44-21
   roko-ue21@keb.biglobe.ne.jp
   携帯:090-5643-7514

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【  その他のお知らせ  】

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 会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いま
せん。また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外について
は、各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
 
                       ジェンダー史学会事務局

2014年7月26日土曜日

お知らせ(2014年8月)

ジェンダー史学会ニューズレター        2014年8月号

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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー史研究
関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェンダー史研
究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、毎月末に会員の
皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2014年8月末を予定しており、締め切りは8月25日(月)となり
ます。

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2014年8月号  目次

【 ジェンダー史学会からのお知らせ:0件 】

【  催事情報:2件  】
(1) 総合女性史学会 9月例会(古代中世史)
     日時:2014年9月20日(土)13:30~17:00
     会場:文京区男女平等センター

(2)I&G研究会例会
    日時:2014年9月21日(日)13:00~17:30
         場所:上智大学

【  その他のお知らせ:0件  】

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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】

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【  催事情報  】

(1)総合女性史学会 9月例会(古代中世史)
   報告者:田中禎昭
   タイトル:「古代戸籍にみる年齢原理――統計学的分析から」
    日時:2014年9月20日(土)13:30~17:00
    会場:文京区男女平等センターD研修室
  
(2)I&G研究会例会
      日時:2014年9月21日(日)13:00~17:30
      場所:上智大学・10号館3階、301号教室(四ツ谷駅徒歩5分)
      http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya
     ■13:00~13:45 全体会議
   ■14:00~15:40 発表1:
       ラワンチャイクン寿子(福岡アジア美術館学芸員)
      「「東京・ソウル・台北・長春ー官展にみる近代美術」展を振り返って」
       コメンテーター:金惠信(青山学院大学講師)
      ■15:50~17:30 発表2:
       宮下美砂子(千葉大学人文社会科学研究科博士後期課程)
      「「主婦論争」から再考するいわさきちひろの画業」
       コメンテーター:坂本淳子(絵本研究者)
       総合司会:北原恵

     ーーーーーーーーーー(発表要旨)ーーーーーーーーーーーー
   【発表1要旨】
    ラワンチャイクン寿子「「東京・ソウル・台北・長春ー官展にみる近
    代美術」展を振り返って」
    今年(2014年)、全国を巡回した展覧会「官展にみる近代美術―東京 ・ソウル・
  台北・長春」について、主担当の学芸員が展覧会を振り返りあらめて企画の意
  味を考察する。同展覧会は、20世紀前半の日本、 韓国[旧朝鮮]、台湾、中国
   東北部[旧満洲]で開かれた官設の公募美術展覧会(官展)をとおして、これら
   の地域の美術の近代化を紹介する初めての展覧会であった。当時、朝鮮や台
   湾、満洲は、日本の統治下・影響下にあり、日本式の制度やインフラが整備さ
   れていた。美術においても、1907年に東京で始まった文部省美術展覧会の制
   度が各地に導入され、1922年にソウル[旧京城]で朝鮮美術展覧会が、1927年
   に台北で台湾美術展覧会が、1938年に長春[旧新京]で満洲国美術展覧会が
   始まっている。発表では、福岡アジア美術館のラワンチャイクン寿子氏が企画
   の趣旨と準備経緯を説明するとともに、展覧会批評や反省点を報告する予定
   である。コメントは企画を助けた金惠信氏。

   【発表2要旨】
    宮下美砂子「主婦論争」から再考するいわさきちひろの画業
    現在日本で最も人気の高い絵本画家の一人として知られるいわさきちひろ
   (1918~74)は、滲みやぼかしを多用した画風と、彼女の「生来的な母性」の発
    露として描かれた「愛らしい」子ども像によって人気を博したとされてきた。本発
    表では、定型化の感が否めないいわさき作品に対する評価・言説の再検討を
    試みる。その際、「絵本を買い与える」主体であり教育的役割を果たす母の存
    在、同時にいわさき作品を掲載する出版物の購買者層の中核を占めていた
    1950~70年代前半の 「主婦」の存在に着目する。戦後、「主婦」という女性の
    在り方は社会の関心を集めた。その中でも賃労働に全く従事しない「専業主
    婦」が次第に増加し、1970年代前半には過去最大の人数となる。1953年に発
    表された石垣綾子の「主婦という第二職業論」を皮切りに、その存在の是非や
    意義を巡って度重なる「主婦論争」が持ち上がり、現代においてもその結論は
    持ち越されている。今回は、戦後から高度成長期にかけての第一~第三次主
    婦論争における各々の主張と、これらの「論争」が繰り広げられた時代に並行し
   て展開したいわさきちひろの画業の照合をおこなう。戦後日本社会、そしていわ
    さき作品の最大の受容者と想定される主婦自身は、どのような「主婦像」を抱い
    ていたのだろうか。その変化を視野に入れ、主婦論争の論点といわさきの画業
   (画題や画風、そして発表媒体の推移)との間にみられる相互関係を解明し、い
    わさきに対する従来の言説・評価とは異なる側面を提示することが、本発表の
    目的である。
    ===================
    北原恵 KITAHARA Megumi
    e-mail: kitahara@let.osaka-u.ac.jp
    HP: www.genderart.jp
    大阪大学大学院文学研究科・文学部
    〒560-8532 大阪府豊中市待兼山1-5
    Graduate School of Osaka University,
    1-5, Machikaneyama, Toyonaka City, Osaka 560-8532, Japan

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【  その他のお知らせ  】

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    会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いません。
また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外については、各主催者
に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
 
                                                           ジェンダー史学会事務局

2014年6月26日木曜日

お知らせ(2014年7月)

ジェンダー史学会ニューズレター        2014年7月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2014年7月末を予定しており、締め切りは
7月25日(金)となります。

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2014年7月号  目次


【 ジェンダー史学会からのお知らせ:0件 】

【  催事情報:4件  】


(1)総合女性史学会  7月例会
   日時:2014年7月27日(日)13:30~16:30
      場所:文京区男女平等センター D研修室      


(2)【1】
       R・コンネル教授(シドニー大学)講演会
      テーマ:ジェンダーの脱植民地化を目指して
              ―世界規模で考える男性性,女性性,ジェンダー関係
      日時:2014年7月21日(月)16時半開場・17時開演
      場所:明治大学駿河台キャンパス・リバティータワー1階

   【2】
    ジークハルト・ネッケル教授
      (ゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン)講演会
       テーマ:近代社会の再封建化:社会構造、ジェンダー、経済
       日時:2014年7月18日(金)17時開場・17時半開演
       場所:明治大学駿河台校舎グローバルフロント1Fグローバルホール


(3)女性史総合研究会総会及び7月例会
   日時:2014年7月19日(土) 13:30~17:00
       場所:ウイングス京都 2F会議室

(4)第7回地球社会統合科学セミナー
       テーマ:「多様性共存の可能性~ジェンダー・セクシュアリティ・
                 クィアの観点から~」
       日時:2014年7月25日(金) 13:00~17:00     
       場所:九州大学伊都地区稲盛財団記念館1階稲盛ホール

【  その他のお知らせ:1件  】


(1)独立行政法人国立女性教育会館情報課から
   「ニュースレターのお知らせ」

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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】


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【  催事情報  】


(1)総合女性史学会 7月例会
   日時:7月27日(日)13:30~16:30
   場所:文京区男女平等センター D研修室
      報告者:古河史江氏
      報告題:「農業地域の都市化における性別役割分業の形成
          ―愛知県安城市1950年代~80年代―       」
      コメント:倉敷伸子氏

(2)
  【1】
      R・コンネル教授(シドニー大学)講演会
      テーマ:ジェンダーの脱植民地化を目指して
              ―世界規模で考える男性性,女性性,ジェンダー関係
      日時:2014年7月21日(月)16時半開場・17時開演
      場所:明治大学駿河台キャンパス・リバティータワー1階・
            リバティーホール
      言語:英語(逐次通訳あり)
      その他:参加無料・申込不要
      主催・問い合わせ先:明治大学情報コミュニケーション学部
      ジェンダーセンター(gender@kisc.meiji.ac.jp、03-3296-4436)
   <講師略歴>
   レイウィン・コンネル氏:シドニー大学教授。
   オーストラリアを代表する社会学者・ジェンダー研究者。
   優れた業績を持つ教授に与えられるユニヴァーシィ・プロフェッサー
   の称号を持つ。近著に,欧米を中心に形成されてきた近代社会科学を
   批判的に検討した『Southern Theory』(2007年),ジェンダー研究の
   優れた入門書として版を重ねている『Gender: In World Perspective』
   (2009年,初版は『ジェンダー研究の最前線』として邦訳が世界思想社
   より刊行),社会科学と政治について論じた『Confronting Equality』
   (2009年)がある。その他の主要著書に『Masculinities』,
   『Schools & Social Justice』,『Ruling Class Ruling Culture』,
   『Gender & Power』(邦訳『ジェンダーと権力』三交社),
   『Making the Difference』等がある。著書は18ヶ国語に翻訳されている。
   オーストラリアの他,過去にはカナダやアメリカの大学でも教鞭を取る
   とともに,労働運動および平和運動にも長年関わっている。

   【2】
   ジークハルト・ネッケル教授
          (ゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン)講演会
   テーマ:近代社会の再封建化:社会構造、ジェンダー、経済
   日時:2014年7月18日(金)17時開場・17時半開演
   場所:明治大学駿河台校舎グローバルフロント1Fグローバルホール
   言語:ドイツ語(通訳:三島憲一大阪大学大学院名誉教授)
   その他:参加無料・申込不要
   主催・問い合わせ先:明治大学情報コミュニケーション学部
      ジェンダーセンター(gender@kisc.meiji.ac.jp、03-3296-4436)


(3)女性史総合研究会総会及び7月例会
   日時:2014年7月19日(土) 13:30~17:00
   場所:ウイングス京都 2F会議室
   報告者: 井上祐子氏
   報告題:「15年戦争期、東方社の写真にみえる女性について」
   コメント:北原恵氏
   女性史総合研究会では、毎年7月に「戦争を考える」をテーマにした
   例会を企画しています。
   当日は総会の後、7月例会として東方社に残っていた写真のなかから、
   15年戦争期の女性達の姿について報告していただきます。
   


(4)第7回地球社会統合科学セミナー
   テーマ「多様性共存の可能性~ジェンダー・セクシュアリティ・
       クィアの観点から~」
                Exploring Diversity and Coexistence: Gender,Sexuality and Queerness
       Web/Poster: http://www.kyushu-u.ac.jp/student/
               event_read.php?page=1&EA_Code=632
   場所:九州大学伊都地区稲盛財団記念館1階稲盛ホール
      (伊都キャンパス)、 九大学研都市駅から九大工学部行バス、ビッグオレンジ前下
       http://www.inamori-center.kyushu-u.ac.jp/access/index.html
   期日:7月25日(金) (一般公開、申込不要)
   時間:13:00~17:00(開場12:30~)、
       セミナー終了後は交流会を予定
   主催:九州大学大学院地球社会統合科学府
   13:00-14:10
   司会:山岸玲子(九州大学男女共同参画推進室)
   開会の辞:古谷嘉章(九州大学大学院地球社会統合科学府長)
   趣旨説明:Andrea Germer(九州大学大学院地球社会統合科学府)
        「多様性共存とは何か?」
   基調講演:Daniel C. Callahan(在福岡米国領事館政治・経済担当領事)
        「米国、日本、そして世界のLGBT人権向上 」
        ※日本語による講演、English text available
         “Advancing LGBT Rights in the United States, Japan and the World”
   休憩
   14:20-15:50
   報告1:瀬口典子(九州大学大学院地球社会統合科学府)
       「自然人類学からみたジェンダー・セクシュアリティ」
   報告2:中村美亜(九州大学大学院芸術工学研究院)
       「アートとクィア」
   報告3:眞野 豊(九州大学大学院地球社会統合科学府博士後期課程)
       「学校教育とクィアネス」
   休憩
   16:00-17:00
   全体討論 
   コメンテーター:Ilse Lenz (Ruhr University Bochum)、
           河口和也(広島修道大学大学院)
   ファシリテーター:三隅一人(九州大学大学院地球社会統合科学府)
   
   企画&連絡先: 眞野 豊(manoyutaka@gmail.com
   Andrea Germer(germer@scs.kyushu-u.ac.jp
   ポスター制作:Panda


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【  その他のお知らせ  】


(1)独立行政法人国立女性教育会館情報課から
   「ニュースレターのお知らせ」
   


   今号は、日本のジェンダー統計が取り組むべき事項への示唆に富んだ、
   国連統計部で進むジェンダー統計活動をとりあげました。韓国のジェ
   ンダー統計記事は、前号からの続きです。地方の男女共同参画統計活
   動は、山口市の『男女共同参画統計データブック』を使った講座と、
   高知県の『データで見る高知の男女共同参画』を掲載していますので、
   ぜひご覧ください。
   また、第14号を以下にアップしました。
   http://www.nwec.jp/jp/publish/GS-NL.html
   ご意見・ご感想等お待ちしております。
   どうぞよろしくお願いいたします。

   独立行政法人国立女性教育会館情報課
   NWEC(National Women's Education Center)
   Information Division
    〒355-0292 埼玉県比企郡嵐山町菅谷728
    TEL:0493-62-6727(情報課・ダイヤルイン)
    TEL:0493-62-6195(女性教育情報センター)
    FAX:0493-62-6721 e-mail: infodiv@nwec.jp
   NWEC・HPはこちら→http://www.nwec.jp/
   女性情報ポータル(総合窓口)
   "Winet"はこちら→http://winet.nwec.jp/
   ☆NWECは宿泊研修施設です。ご利用お待ちしております。


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 会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いま
せん。また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外について
は、各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
 


                                    ジェンダー史学会事務局

2014年5月26日月曜日

お知らせ(2014年6月)

ジェンダー史学会ニューズレター        2014年6月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2014年6月末を予定しており、締め切りは
6月25日(水)となります。

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2014年6月号  目次

【 ジェンダー史学会からのお知らせ:1件 】

(1)ジェンダー史学会第11回年次大会自由論題研究発表の募集

【  催事情報:4件  】

(1)総合女性史学会 6月例会 近世例会   
   日時:2014年6月1日(日)13:30~16:30              
   場所:文京区男女平等センター D会議室       

(2)早稲田大学全学共通副専攻「ジェンダー研究」キックオフ記念講演会
   日時:2014年6月12日(木)14:45~16:15
      場所:早稲田大学本キャンパス7号館419教室

(3)2014年度歴史学研究会大会近代史部会批判会
   日時:2014年6月15日(日)13時~
   場所:明治大学駿河台キャンパス研究棟2階 第9会議室

(4)総合女性史学会  7月例会
   日時:2014年7月27日(日)13:30~16:30
      場所:文京区男女平等センター D研修室

【  その他のお知らせ:1件  】
(1)公益財団法人 アジア女性交流・研究フォーラム
   2014/15年度 客員研究員 委託研究 募集

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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】

(1)ジェンダー史学会第11回年次大会運営委員会からのお知らせ
   ジェンダー史学会第11回年次大会自由論題研究発表の募集
    ジェンダー史学会11回年次大会は、2014年12月14日(日)に横浜国立
   大学で開催される予定ですが、自由論題による研究発表(午前10時~12
   時)を、会員の皆様から個人とパネルの2形式で募っております。研究
   発表をご希望の方、またはグループは、2014年6月8日(日)までに下記
   の要領で大会運営委員会までお申し込み下さい。
   1.形式
     ①個人(時間: 発表20分、質疑応答10分)
     ②パネル(時間: 発表、質疑応答を含め60分、時間の配分、パネ
      リスト数など自由)
   2.申し込み方法
     エントリーシートに必要事項を記入の上、電子メールまたは郵便
     (申し込み締切日消印有効)で大会運営委員会までお申し込み下さい。
   3.司会
     個人発表につきましては、大会運営委員会で準備いたします。パネル
     形式の場合は、発表グループの方でご準備下さい。
    なお、研究発表の採否につきましては、2014年7月6日(日)までに、電
   子メールまたは郵便で通知させていただきます。時間の制約その他の事情
   により、やむを得ずお申し込みにお応えできない場合もありますことを、
   あらかじめご了承下さい。
    第11回年次大会の開催にあたり、運営全般にわたって皆様方のご協力を
   賜りますよう、このご案内かたがたお願い申し上げます。
                              2014年4月1日
   申し込み先:
   E-mailの場合: genderhistory3@kkh.biglobe.ne.jp 
  (*メールアドレスはgenderhistory1ではありませんのでご注意ください)
   郵便の場合 〒166-8532 
   東京都杉並区和田3-30-22 大学生協学会支援センター内
   ジェンダー史学会事務局 ジェンダー史学会第11回年次大会運営委員会 宛
   ---------------
   ジェンダー史学会事務局
   大学生協学会支援センター
   担当: 井手
   tel 03-5307-1175
   fax 03-5307-1196
   genderhistory1@univcoop.or.jp
   ---------------
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【  催事情報  】

(1)総合女性史学会  6月例会 近世例会   
   
   日時:2014年6月1日(日)13:30~16:30              
   場所:文京区男女平等センター D会議室                 
   報告者:横山百合子氏
   タイトル:「幕末維新期の社会と性売買の変容―
                  吉原細見・放火・芸娼妓解放令―」

(2)早稲田大学全学共通副専攻「ジェンダー研究」キックオフ記念講演会
    「大学におけるジェンダー研究教育の意義
                 ―『スタディーズ』というスタンス」
   
   日時:2014年6月12日(木)14:45~16:15
        場所:早稲田大学本キャンパス7号館419教室
   講師:舘かおる先生(お茶の水女子大学名誉教授)
   主催:早稲田大学ジェンダー研究所・グローバルエデュケーションセンター
   後援:早稲田大学男女共同参画推進室
   趣旨:早稲田大学では、今年度から全学共通副専攻として「ジェンダ
      ー研究」が立ち上がりました。これを記念して、日本における
      ジェンダー研究を牽引してきた舘かおる先生をお招きし、講演
      会を開催いたします。皆さんお誘いの上、ご来場ください。
     (一般来場可)

(3)2014年度歴史学研究会大会近代史部会批判会のご案内
   近代史部会では、2014年度大会「「寛容」と嫌悪を問い直すためのクィア史」
   での議論をさらに発展させるべく、以下の通り大会批判会を開催いたします。

   日時:2014年6月15日(日)13:00~
   会場:明治大学駿河台キャンパス研究棟2階 第9会議室
      当日リバティタワーから研究棟への入口が閉鎖されております。
      ですので、リバティタワーの裏手に回っていただき、階段をあがった
      ところが研究棟になります。階段かエレベーターで来ていただきます。
   ≪批判者≫ 
   ・兼子歩氏
   ・川口遼氏
   ※批判会参加費は資料代のみ実費をいただきます。当日は報告者の内田雅克氏、
    野田恵子氏 も参加致します。

   
(4)総合女性史学会 7月例会

   日時:7月27日(日)13:30~16:30
   会場:文京区男女平等センター D研修室
       報告者:古河史江氏
       報告題:「農業地域の都市化における性別役割分業の形成
          ―愛知県安城市1950年代~80年代―       」
       コメント:倉敷伸子氏

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【  その他のお知らせ  】

(1)公益財団法人 アジア女性交流・研究フォーラム
      2014/15年度 客員研究員 委託研究 募集
  アジア女性交流・研究フォーラムでは、調査・研究の強化、充実のため、平成9年度
に客員研究員制度を設置し、平成15年度からは公募制としました。
これまでに、ジェンダーの視点から、健康、労働、エンパワーメントなどをテーマに、
28組の客員研究員が研究を行ってきました。平成26年度における研究は、平成25年12月
に策定した第3次北九州市男女共同参画基本計画(下記URL参照)を踏まえたテーマで研究
を行うこととします。
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000163088.pdf
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000163089.pdf
募集内容
1.募集人数 2名(組)(予定)
2.契約期間 2014年7月~2015年12月
3.研究分野 高齢社会の進展に伴う女性の就業上の課題、女性に対するあらゆる
        形態の暴力の根絶など、あらゆる分野の課題について、日本を含む
        アジアに関してジェンダーの視点から調査研究するもの
4.応募方法 下記の書類を、郵送あるいは持参のこと。
        2014年5月30日(金)17時必着
        (1) 応募書式 1通
        (2) 研究テーマに関連する最近の業績 1篇
提出書類送付先
〒803-0814 北九州市小倉北区大手町11番4号 北九州市大手町ビル3階
(公財)アジア女性交流・研究フォーラム 調査・研究ライン
Tel (093) 583-3434, Fax (093) 583-5195
E-mail research@kfaw.or.jp
*募集内容、応募資格など、詳しい内容については以下からダウンロードしてください。
• KFAW客員研究員 募集要項 [PDF / 220KB]
• KFAW客員研究員 応募書式、研究計画 および 予算計画 [Word / 24KB]

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 会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いま
せん。また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外について
は、各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
 
                       ジェンダー史学会事務局

2014年4月25日金曜日

お知らせ(2014年5月)

ジェンダー史学会ニューズレター        2014年5月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2014年5月末を予定しており、締め切りは
5月25日(日)となります。

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2014年5月号  目次

【 ジェンダー史学会からのお知らせ:2件 】

(1)ジェンダー史学会 春のシンポジウム
   「地域研究としての女性史 まなび・かたり・つなぐ」  
   日時:2014年5月17日(土)13:00~17:00   
   場所:滋賀県立男女共同参画センター(G-NETしが) 

(2)ジェンダー史学会第11回年次大会自由論題研究発表の募集

【  催事情報:3件  】

(1)総合女性史学会  6月例会 近世例会   
   日時:2014年6月1日(日)13:30~16:30              
   場所:文京区男女平等センター D会議室       

(2)2014年度歴史学研究会大会近代史部会
   「寛容」と嫌悪を問い直すためのクィア史
   日時:2014年5月25日(日)[大会第2日目] 9時30分~
   会場:駒澤大学駒沢キャンパス 1号館202教室

(3)2014年度歴史学研究会大会近代史部会批判会
   日時:2014年6月15日(日)13時~
   会場:明治大学駿河台キャンパス研究棟2階 第9会議室

【  その他のお知らせ:2件  】

(1)竹村和子フェミニズム基金助成対象
        研究・活動の募集

(2)公益財団法人 アジア女性交流・研究フォーラム
   2014/15年度 客員研究員 委託研究 募集

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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】

(1)ジェンダー史学会 春のシンポジウム
   「地域研究としての女性史 まなび・かたり・つなぐ」  
 
    <趣旨>
     
  
           1970年 代以降、暮らしや学び、働くこと、をキーワードとした地域の市民運
    動は、現実の住民生活の課題を共有するなかで、過去の女性史の掘り起こ
    しを進め、開発目線の地域研究とは異なる歴史研究の蓄積をもたらしてきた。
    1990年代後半からは戦後史のなかでどのような女性たちの学びがなされて
    きたのか、再発見と再認識も進む。1956年、羽田澄子監督によるドキュメンタ
    リーフィルム『村の婦人学級』が撮影された近江湖南の岩根と女性たちや19
    70年代での住民環境運動である石けん運動など、戦後近江の過去の実践に
    即しながら、滋賀の地域女性史の経験を、まなび、かたり、未来に向けてつな
    ぐ試みとしたい。
       <日時>
    2014年5月17日(土) 13:00~17:00    シンポ、終了後に茶話会
 
    <場所>
    滋賀県立男女共同参画センター(G-NETしが)大ホール
    〒523-0891 近江八幡市鷹飼町80-4  JR近江八幡駅から徒歩10分
     アクセス http://www.pref.shiga.lg.jp/c/g-net/map/map.html
    <プログラム>
     基調講演 早田リツ子(女性史カフェ主宰)「わたしと女性史研究」
            聞き手 京樂真帆子(滋賀県立大学)
    映画上映 『村の婦人学級』(羽田澄子監督・1956年)
    報告
    井上多佳子(こなん女性史の会)「『村の婦人学級』からのまなび」
    小椋樹里(JA東びわこ)「塚本さとと地域女性教育」
    三上みえ子(元近江八幡の女性史を拓く会)「石けん運動と女性たち」
     総合討論 「女性史的地域の楽しみ方」
              司会:京樂真帆子
       <共催> 
     滋賀県立男女共同参画センター
 
       <参加費>
       シンポジウム無料、茶話会500円
 
       <問い合わせ先>
    〒166-8532 東京都杉並区和田3-30-22 
    大学生協学会支援センター内 ジェンダー史学会事務局
    E-mail jendersimpo@univcoop.or.jp 
   

(2)ジェンダー史学会第11回年次大会運営委員会からのお知らせ
   ジェンダー史学会第11回年次大会自由論題研究発表の募集
    ジェンダー史学会11回年次大会は、2014年12月14日(日)に横浜国立
   大学で開催される予定ですが、自由論題による研究発表(午前10時~12
   時)を、会員の皆様から個人とパネルの2形式で募っております。研究
   発表をご希望の方、またはグループは、2014年6月8日(日)までに下記
   の要領で大会運営委員会までお申し込み下さい。
   1.形式
     ①個人(時間: 発表20分、質疑応答10分)
     ②パネル(時間: 発表、質疑応答を含め60分、時間の配分、パネ
      リスト数など自由)
   2.申し込み方法
     エントリーシートに必要事項を記入の上、電子メールまたは郵便
     (申し込み締切日消印有効)で大会運営委員会までお申し込み下さい。
   3.司会
     個人発表につきましては、大会運営委員会で準備いたします。パネル
     形式の場合は、発表グループの方でご準備下さい。
    なお、研究発表の採否につきましては、2014年7月6日(日)までに、電
   子メールまたは郵便で通知させていただきます。時間の制約その他の事情
   により、やむを得ずお申し込みにお応えできない場合もありますことを、
   あらかじめご了承下さい。
    第11回年次大会の開催にあたり、運営全般にわたって皆様方のご協力を
   賜りますよう、このご案内かたがたお願い申し上げます。
                              2014年4月1日
   申し込み先:
   E-mailの場合: genderhistory3@kkh.biglobe.ne.jp 
  (*メールアドレスはgenderhistory1ではありませんのでご注意ください)
   郵便の場合 〒166-8532 
   東京都杉並区和田3-30-22 大学生協学会支援センター内
   ジェンダー史学会事務局 ジェンダー史学会第11回年次大会運営委員会 宛
   ---------------
   ジェンダー史学会事務局
   大学生協学会支援センター
   担当: 井手
   tel 03-5307-1175
   fax 03-5307-1196
   genderhistory1@univcoop.or.jp
   ---------------
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【  催事情報  】

(1)総合女性史学会  6月例会
   近世例会   6月1日(日)13:30~16:30              
   会 場    文京区男女平等センター D会議室                 
   報告者    横山百合子氏
   タイトル 「幕末維新期の社会と性売買の変容―
                  吉原細見・放火・芸娼妓解放令―」

(2)2014年度歴史学研究会大会近代史部会のお知らせ

 歴史学研究会近代史部会では、2014年度大会「「寛容」と嫌悪を問い直すた
めのクィア史」をテーマに掲げ、内田雅克氏、野田恵子氏に報告を依頼しまし
た。コメンテーターにはドイツ史において「クィア・ヒストリー」の地平を切
り開かれた星乃治彦氏、日本近現代史の成田龍一氏にそれぞれのお立場からご
発言をいただきます。ご多忙中とは存じますが、お誘いあわせの上ご参加下さ
いますようお願い申し上げます。
   2014年度歴史学研究会大会近代史部会
   「寛容」と嫌悪を問い直すためのクィア史
   日時:2014年5月25日(日)[大会第2日目] 9時30分~
   会場:駒澤大学駒沢キャンパス 1号館202教室
   会場整理費:一般1800円、会員1500円、学生(修士課程まで)1000円。
   *他部会の報告テーマは下記URLをご参照下さい。
   http://rekiken.jp/annual_meetings/index.html

   ≪報告者≫ 
   ・内田雅克氏
    「エフェミナシー・フォビア ―誰が「非男」とされたのか」
   ・野田恵子氏
    「〈性愛と友愛〉の境界線の政治学―
              イギリスにおける女同士の絆の(不) 可視化」

   ≪コメンテーター≫
   ・星乃治彦氏
   ・成田龍一氏

    ≪主旨説明≫
    本年度の近代史部会では「「寛容」と嫌悪を問い直すためのクィア史」
   をテーマとし、クィア史の可能性と課題を展望することを試みる場としたい。
   クィア史とは、人口に膾炙しているLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュ
   アル・トランスジェンダー)史と互いに接点を持ちつつも、方向性を異にす
   る アプローチであることをまず確認しておきたい。LGBT史が20世紀後半の
   フェミニズム運動や公民権運動の展開の下で、LGBTそれぞれのアイデンティ
   ティの主体化を行い、その解放と地位向上を目指したのに対し、クィア史は
   セクシュアリティのアイデンティティ形成の過程を徹底的に照射することに
   よって、 ある特定のセクシュアリティやジェンダーが社会にとってどのよ
   うに「問題」として浮上するのかに焦点を当てるものである。ただし、LGBT史、
   クィア史ともに、社会における抑圧がなぜ発生し、何を根拠としたかについ
   て考察している。
    日本におけるLGBTスタディーズ、クィア・スタディーズは1990年代以降進
   展を見せたが、それは当事者による活動や発言が注目を集めたことと軌を一
   にする。たとえば1990年の「府中青年の家」事件とそれをめぐる裁判や、
   「エイズ・パニック」への対処およびコミュニティの支援などがある。そこ
   では性的指向を権利として追求する試みがなされ、自己アイデンティティの
   肯定へと歩を進めた。ただし、「性同一性障害特例法」は性別変更が厳しく
   制限されるとともに、異性愛を基盤とする法体系と「特例法」との間にさま
   ざまな矛盾を露呈させた。「特例法」が示す状況は、既存のジェンダー秩序
   を維持・強化する動きにほかならず、問題は、私たちの社会を変えることなく、
   そのような人々も包摂可能と考える「寛容」さの意識や規範そのものの検討が
   なされなければならないという点である。さらに「寛容」さを批判的に見るこ
   とは、差別や区別が、誰によって 、どのような論理や与件によってつくられ
   るのかをあぶり出し、近代が生み出した異性愛による性別二元論を再検討する
   ことにつながる。
    本企画の目的は、上記のようなクィア史の問題意識に依拠しながら近代史を
   再考するとともに、日本の歴史学の文脈においてクィア史をどのように位置づ
   けるかを議論することである。女性史・ジェンダー史研究が明らかにしてきた
   ように、近代の歴史は「女らしさ」の創造と操作、男性の「自然化」の歴史で
   あった。たとえば歴史学研究会編『性と権力関係の歴史』(青木書店、2004年)
   は、女性史・ジェンダー史の観点から「性」にまつわる権力関係を描いている。
   一 方、ジェンダー化された男性に着目する男性性・男性史研究も生まれ、
   「男らしさ」の複数性に注目する議論も提起されている。国家や社会によって
   男性のあるべき規範として提示される「ヘゲモニックな男性性」(R・コンネル)
   は「女らしさ」の周縁化のみならず、「弱さ」や性的逸脱に対するフォビアを
   伴って構築されてきたのである。また、2012年から2013年にかけて日本アメリ
   カ史学会、イギリス女性史研究会、ジェンダー史学会で歴史におけるセクシュ
   アリ ティや同性愛をテーマにシンポジウムが相次いで開催された。そこでは異
   性愛主義、女性嫌悪と同性愛恐怖に基づくホモソーシャルな関係などが議論の
   俎上にのぼったものの、歴史的地平からのアプローチはまだ緒についたばかり
   である。
    上記の視角、方法および研究動向を踏まえ、以下の3点を論点としたい。
   ①セクシュアリティの語りを、国家・法制度・社会規範・階級・民族などさま
   ざまなファクターが絡まりあうアリーナと定義し、近代がもたらした性別二元
   論を問い直す。
   ②クィア史を性愛のみではなく、「友愛」や「友情」など、ホモソーシャルな
   関係も含むものとして分析し、性的マイノリティへの恐怖や嫌悪を考察する。
   また男性同性愛を、「女のような男」などの既成の異性愛関係になぞらえて解
   釈される点に留意し、セクシュアリティとジェンダーが交差するものとして分
   析する。
   ③ある特定のセクシュアリティを法制度・社会政策・医学的な「治療」によっ
   て抑圧する一方、「救済すべき人々」を「寛容」さによって社会的に包摂し、
   既存のセクシュアリティとジェンダー秩序を再編・強化する動きに着目する。
    このような問題意識から内田雅克氏、野田恵子氏に報告を依頼した。内田氏は
   「エフェミナシー・フォビア──誰が「非男」とされたのか──」と題し、近代
   日本におけるエフェミナシー・フォビア(effeminacy phobia)──「女みたい」
   と言われてはならないという強迫観念と「女みたい」な男への嫌悪──が形成さ
   れていった過程を読み解き、富国強兵・帝国拡大の歴史を歩む国家において、精
   神的・身体的に軟弱な男、そして、男でありながら男を愛する同性愛者を「非男」
   として差別化していくポリティクスを男性史 的視点から論じる。
    野田氏は「〈性愛と友愛〉の境界線の政治学──イギリスにおける女同士の絆
   の(不)可視化──」と題し、19世紀から20世紀転換期のイギリスを対象に、
   「社会純潔運動」、法制度、性科学のなかでのセクシュアリティの編成を論じる。
   そこでは男性同性愛に対しては性的な主体化が語られ、法的・道徳的規制 がなさ
   れる一方で、女性同性愛は「不可視化」され、「友愛」などの語りから、性科学
   によって性的主体として可視化された。法・道徳・科学からセクシュアリ ティや
   ジェンダーがイギリス社会の規範や制度にどのような影響を与えたかについて論
   じる。
    コメンテーターにはドイツ近現代史をフィールドとしつつ「クィア・ヒストリ
   ー」の地平を切り開いてきた星乃治彦氏、日本近現代史の立場から成田龍一氏に
   お願いした。活発な議論を期待する。(酒井晃)

   [参考文献]
   内田雅克『大日本帝国の「少年」と「男性性」
   ──少年少女雑誌に見る「ウィークネス・フォビア」──』(明石書店、2010年)。
   野田恵子「女同士の絆の歴史──「ラドクリフ・ホール事件」
       (1928)前後のイギリスを中心に──」(『思想』1005号、2008年1月)。

(3)2014年度歴史学研究会大会近代史部会批判会のご案内
 近代史部会では、2014年度大会「「寛容」と嫌悪を問い直すためのクィア史」での議論
をさらに発展させるべく、以下の通り大会批判会を開催いたします。
   日時:2014年6月15日(日)13時~
   会場:明治大学駿河台キャンパス研究棟2階 第9会議室
   ≪批判者≫ 
   ・兼子歩氏
   ・川口遼氏
   ※批判会参加費は資料代のみ実費をいただきます。当日は報告者の内田雅克氏、
    野田恵子氏 も参加致します。

   6月15日(日) 13時~
   明治大学駿河台キャンパス研究棟2階 第9会議室
   簡単ではありますが、研究棟へのアクセスをパワーポイントにて作成しましたので、
   添付致します。
   パワーポイントにも記しましたが、当日リバティタワーから研究棟への入口が閉鎖さ
   れております。ですので、リバティタワーの裏手に回っていただき、階段をあがった
   ところが研究棟になります。階段かエレベーターで来ていただきます。
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【  その他のお知らせ  】

(1)
一般財団竹村和子フェミニズム基金
代表理事 河野貴代美
竹村和子フェミニズム基金助成対象
        研究・活動の募集について(依頼)
一般財団法人竹村和子フェミニズム基金は、2011年12月に逝去した故竹村和子教授
の遺志により、フェミニズム/ジェンダー研究、または女性のエンパワメントや女
性へのサポートの視点で実施される活動に資する研究・調査に対して、助成金を提
供することを目的として発足しました。
このたび、2014年度の助成対象となる研究および活動を募集するにあたり、貴学会
員の皆様にもふるってご応募いただきたく、広報のご協力を賜りますよう何卒よろ
しくお願い申し上げます。
今回の募集の締切は2014年5月23日(当日消印有効)です。本基金設立の趣旨、組織、
助成内容、応募方法などの詳細については本基金ウェブサイト
http://www.takemura-fund.org/)に掲載されていますので、ご覧いただけますよ
うご周知方、よろしくお願い申し上げます。
 なお、この件に関してのお問合わせについては、竹村和子フェミニズム基金の助
成事務を代行するNPO法人お茶の水学術事業会にお問合わせくださいますようお
願いたします。
特定非営利活動法人お茶の水学術事業会
「竹村和子フェミニズム基金」係
〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1 お茶の水女子大学 理学部3号館204
TEL & FAX: 03-5976-1478
Email: t-fund@npo-ochanomizu.org

(2)
公益財団法人 アジア女性交流・研究フォーラム
2014/15年度 客員研究員 委託研究 募集
アジア女性交流・研究フォーラムでは、調査・研究の強化、充実のため、平成9年度
に客員研究員制度を設置し、平成15年度からは公募制としました。
これまでに、ジェンダーの視点から、健康、労働、エンパワーメントなどをテーマに、
28組の客員研究員が研究を行ってきました。平成26年度における研究は、平成25年12月
に策定した第3次北九州市男女共同参画基本計画(下記URL参照)を踏まえたテーマで研究
を行うこととします。
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000163088.pdf
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000163089.pdf
募集内容
1.募集人数 2名(組)(予定)
2.契約期間 2014年7月~2015年12月
3.研究分野 高齢社会の進展に伴う女性の就業上の課題、女性に対するあらゆる
        形態の暴力の根絶など、あらゆる分野の課題について、日本を含む
        アジアに関してジェンダーの視点から調査研究するもの
4.応募方法 下記の書類を、郵送あるいは持参のこと。
        2014年5月30日(金)17時必着
        (1) 応募書式 1通
        (2) 研究テーマに関連する最近の業績 1篇
提出書類送付先
〒803-0814 北九州市小倉北区大手町11番4号 北九州市大手町ビル3階
(公財)アジア女性交流・研究フォーラム 調査・研究ライン
Tel (093) 583-3434, Fax (093) 583-5195
E-mail research@kfaw.or.jp
*募集内容、応募資格など、詳しい内容については以下からダウンロードしてください。
• KFAW客員研究員 募集要項 [PDF / 220KB]
• KFAW客員研究員 応募書式、研究計画 および 予算計画 [Word / 24KB]

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 会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いま
せん。また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外について
は、各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
 

2014年4月1日火曜日

お知らせ(2014年4月)

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ジェンダー史学会ニューズレター        2014年4月号

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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。

情報をお持ちの方は、毎月25日までに、

genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp

までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。

次回の配信日は2014年4月末を予定しており、締め切りは
4月25日(金)となります。


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2014年4月号  目次

【 ジェンダー史学会からのお知らせ:1件 】


(1)ジェンダー史学会 春のシンポジウム
   「地域研究としての女性史 まなび・かたり・つなぐ」  
   日時:2014年5月17日(土)13:00~17:00
   場所:滋賀県立男女共同参画センター(G-NETしが) 


【  催事情報:0件  】


【  その他のお知らせ:1件  】

 (1)「河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明」への賛同と
   周囲への呼びかけのお願い

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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】


(1)ジェンダー史学会 春のシンポジウム
   「地域研究としての女性史 まなび・かたり・つなぐ」  
 
    <趣旨>
     日本の歴史研究では、1990年代でのジェンダー概念の登場に先行
    して女性史の地域研究の掘り起こしや実践の系譜が存在する。滋賀
    県でも1970年 代以降のリブ運動やマイノリティの人権運動を下敷き
    とし、生活や働くこと、をキーワードに、市民生活にとっての地域
    課題と関わった過去の女性史の掘り起こ しは、開発目線の地域研究
    とは異なる歴史研究をもたらした。戦後史のなかでどのような女性
    たちの学びがなされてきたのか。近江湖東では1950年代後半での
    『村の婦人学級』上映活動や1970年代での住民環境運動である石け
    ん運動が展開した。これらの実践に即しながら滋賀の地域女性史の
    経験と実践を、まなび、かたり、未来に向けてつなぐ試みとしたい。 

    <日時>
    2014年5月17日(土) 13:00~17:00    シンポ、終了後に茶話会
 
    <場所>
    滋賀県立男女共同参画センター(G-NETしが)大ホール
    〒523-0891 近江八幡市鷹飼町80-4  JR近江八幡駅から徒歩10分
     アクセス http://www.pref.shiga.lg.jp/c/g-net/map/map.html

    <プログラム>
     基調講演 早田リツ子(女性史カフェ主宰)「わたしと女性史研究」
            聞き手 京樂真帆子(滋賀県立大学)
    映画上映 『村の婦人学級』(羽田澄子監督・1956年)
    報告
    井上多佳子(こなん女性史の会)「『村の婦人学級』からのまなび」
    小椋樹里(JA東びわこ)「塚本さとと地域女性教育」
    三上みえ子(元近江八幡の女性史を拓く会)「石けん運動と女性たち」
     総合討論 「女性史的地域の楽しみ方」
              司会:京樂真帆子

       <共催> 
     滋賀県立男女共同参画センター
 
       <参加費>
       シンポジウム無料、茶話会500円
 
       <問い合わせ先>
    〒166-8532 東京都杉並区和田3-30-22 
    大学生協学会支援センター内 ジェンダー史学会事務局
    E-mail jendersimpo@univcoop.or.jp 

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【  催事情報  】


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【  その他のお知らせ  】

(1)

「河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明」への賛同と周囲への呼びか
けのお願い

  ご存知のように、この間、安倍政権は「維新の会」やさまざまなマスメディ
 アとも提携しながら、「河野談話」の見直しを進めており、その動きがこの
 間、急速に進められています。日本軍「慰安婦」問題についての河野談話は、
 これで十分と見るか不十分と見るか、見解の相違はあるとしても、この20年
 余りにわたって日本政府のこの問題についての事実の承認と反省の表れとし
 て、一定の積極的な機能を果たしてきました。これを実質的に否定するよう
 な見直しは、韓国や中国のみならず、米国を含めた国際社会との関係でも深
 刻な緊張をひき起こしてしまうことを危惧しています。
   そこで、さまざまな立場から、河野談話を維持すべきであるという点で一
 致する研究者が、その考えを表明しようと、この共同声明を企画しました。
 ぜひ多くのみなさんに賛同していただき、署名をお願いしたいと思います。
   署名は次のChangeのサイトからお願いします。
  https://www.change.org/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%
  BC%E3%83%B3/%E5%85%A8%E3%81%A6%E3%81%AE%E7%A0%94%E7%A9%B6%E8%80%85-%
  E6%B2%B3%E9%87%8E%E8%AB%87%E8%A9%B1%E3%81%AE%E7%B6%AD%E6%8C%81-%E7%99
  %BA%E5%B1%95%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99-2?recruiter
  =84426424&utm_campaign=mailto_link&utm_medium=email&utm_source=share_
  petition

(短縮版は次のURLを参考。http://p.tl/1fRR)
 (河野談話の維持・発展を求めます。Change.org))

  とりあえず、3月13日に第一次集約、3月末に第二次集約をおこない、国会
 議員に働きかけるとともに、記者会見を開いて広く社会にアピールする予定
 です。賛同頂ける方は、ご署名をお願い致します。署名にあたっては、「コ
 メント欄」に、所属、身分、専門分野 をお書きいただき(必須)、また任
 意でメッセージもいただければ幸いです。また周りの同僚や友人の方、所属
 する学会の関係者の方などに、メール、ブログ、ツイッター、フェイスブッ
 クなどで署名の呼びかけを広めていただけると幸いです。 
 
 2014年3月
 「河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明」事務局
  林博史(関東学院大学教授/平和学)
  小浜正子(日本大学教授/歴史学)

【声明文】
 河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明

  この間、いわゆる日本軍「慰安婦」問題に関する1993年の「河野談話」を見
 直そうという動きが起きています。「河野談話」は「慰安婦」問題は日本軍の
 関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけたものであることを認め、同
 じ過ちをけっして繰り返さないという日本政府の決意を示したものであり、こ
 れまで20年余にわたって継承されてきました。「河野談話」が出されてからも、
 学者や市民の努力によって数多くの新たな資料が発見され、多数の被害者から
 の聞き取りも行われて、研究が深められてきました。「慰安婦」の募集には強
 制的なものがあったこと、慰安所で女性は逃げ出すことができない状態で繰り
 返し性行為を強要されていたケースが多いこと、日本軍による多様な形態の性
 暴力被害がアジア太平洋の各地で広範に発生していること、当時の日本軍や政
 府はこれらを真剣に取り締まらなかったこと、など多くの女性への深刻な人権
 侵害があったことが明らかになっています。こうした日本軍による性暴力被害
 が、日本の裁判所によって事実認定されているものも少なくありません。被害
 者の女性は、戦争を生き延びたとしても、戦後も心身の傷と社会的偏見の中で、
 大変過酷な人生を歩まざるを得なかった方がほとんどです。「河野談話」で示
 された精神を具現化し、高齢となっている被害女性の名誉と尊厳を回復するこ
 とは、韓国や中国はもとより、普遍的な人権の保障を共通の価値とする欧米や
 アジア等の諸国との友好的な関係を維持発展させるためにも必須だといえます。
 私たちは、「河野談話」とその後の研究の中で明らかになった成果を尊重し、
 日本政府が「河野談話」を今後も継承し、日本の政府と社会はその精神をさら
 に発展させていくべきであると考え、ここに声明を発表します。

 2014年3月8日
 呼びかけ人(アイウエオ順)
 阿部浩己(神奈川大学教授・国際法)
 荒井信一(茨城大学名誉教授・歴史学)
 伊藤公雄(京都大学教授・社会学)
 石田米子(岡山大学名誉教授・歴史学)
 上野千鶴子(立命館大学特別招聘教授・社会学)
 内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授・日本-アジア関係論)
 岡野八代(同志社大学教員・西洋政治思想史)
 小浜正子(日本大学教授・歴史学)
 小森陽一(東京大学教授・日本近代文学)
 坂本義和(東京大学名誉教授・国際政治、平和研究)
 高橋哲哉(東京大学教授・哲学)
 中野敏男(東京外国語大学教授・社会理論・社会思想)
 林 博史(関東学院大学教授・平和学)
 吉見義明(中央大学・日本現代史)
 和田春樹(東京大学名誉教授・歴史学)

 事務局:林 博史・小浜正子 
 連絡先:kounodanwaiji@outlook.com

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 会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いま
せん。また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外について
は、各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
 

                       ジェンダー史学会事務局





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ジェンダー史学会事務局
大学生協学会支援センター
担当: 井手
tel 03-5307-1175
fax 03-5307-1196
genderhistory1@univcoop.or.jp
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2014年2月27日木曜日

お知らせ(2014年3月)


ジェンダー史学会ニューズレター        2014年3月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2014年3月末を予定しており、締め切りは
3月25日(火)となります。

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2014年3月号  目次
【 ジェンダー史学会からのお知らせ:2件 】

(1)ジェンダー史学会 春のシンポジウム
   「地域研究としての女性史 まなび・かたり・つなぐ」  
 
      日時:2014年5月17日(土) 13:00~17:00   
  場所:滋賀県立男女共同参画センター(G-NETしが)大ホール
  
(2)年会費に関する問い合わせ・登録事項の変更連絡など
 

【  催事情報:3件  】

(1)総合女性史学会 2013年度総会・大会
   「女性史・ジェンダー史からみる東アジアの歴史像
         ―女性史の新たな可能性に向けて―」
   日時:2014年3月22日(土)9:30~17:00
   場所:立教大学

(2)歴史学研究会近代史部会2013年度3月例会
   松原宏之『虫喰う近代』合評会
   日時:2014年3月23日(日)14:00~
    場所:立教大学

(3)安倍コロキアム『家族政策と人口を巡る政治』
   日時:2014年3月19日(水)18:00~20:00
      場所:国際交流基金2階 JFIC「さくら」 

【  その他のお知らせ:2件  】

(1)国際女性史研究連盟(IFRWH)ニュースレター

(2)「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」への入会の呼びかけ

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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】

(1)ジェンダー史学会 春のシンポジウム
   「地域研究としての女性史 まなび・かたり・つなぐ」  
 
    <日時>
    2014年5月17日(土) 13:00~17:00    シンポ、終了後に茶話会
 
    <場所>
    滋賀県立男女共同参画センター(G-NETしが)大ホール
    〒523-0891 近江八幡市鷹飼町80-4  JR近江八幡駅から徒歩10分
     アクセス http://www.pref.shiga.lg.jp/c/g-net/map/map.html

    <プログラム>
     基調講演 早田リツ子(女性史カフェ主宰)「わたしと女性史研究」
            聞き手 京樂真帆子(滋賀県立大学)
    映画上映 『村の婦人学級』(羽田澄子監督・1956年)
    報告
    井上多佳子(こなん女性史の会)「『村の婦人学級』からのまなび」
    小椋樹里(JA東びわこ)「塚本さとと地域女性教育」
    三上みえ子(元近江八幡の女性史を拓く会)「石けん運動と女性たち」
     総合討論 「女性史的地域の楽しみ方」
              司会:京樂真帆子
        <共催> 
      滋賀県立男女共同参画センター
 
      
         <参加費>
         シンポジウム無料、茶話会500円
 
      
        <問い合わせ先>
    〒166-8532 東京都杉並区和田3-30-22 
    大学生協学会支援センター内 ジェンダー史学会事務局
    E-mail jendersimpo@univcoop.or.jp 
        京樂真帆子 Kyoraku Mahoko
        滋賀県立大学 人間文化学部 地域文化学科
       〒522-8533 滋賀県彦根市八坂町2500
     電話:0749-28-8419
     FAX:0749-28-8508ジェンダー史学会 春のシンポジウム
  
(2)会費に関する問い合わせ・登録事項の変更など
 
   会費に関する問い合わせ・登録事項の変更連絡などに関しては、
   genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp(ニューズレター告知依頼)では
   なく、genderhistory1@univcoop.or.jpにお願いします。

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【  催事情報  】

(1)総合女性史学会2013年度総会・大会のお知らせ
   大会テーマ「女性史・ジェンダー史からみる東アジアの歴史像
            ―女性史の新たな可能性に向けて―」
   <日時>
   2014年3月22日(土)9:30~17:00
   <場所>
   立教大学(豊島区):本館1202教室(JR池袋駅下車)
  
   <プログラム>
   総  会  9:30~10:20  
      大  会 10:30~17:00 
     
      第1セッション(5~9世紀)「女帝・女王・女性権力者の存在形態と国家」
      報  告 
        児島恭子氏(札幌学院大学教授)日本史・日本女性史・アイヌ史
      コメント 
        李 成市氏(早稲田大学文学学術院学術院長)東アジア史・朝鮮古代史
      第2セッション(10~18世紀)「家と婚姻・相続」
      報  告 
        野村育世氏(高等学校・中学校教諭)日本中世史・女性史
      コメント 
        吉田ゆり子氏(東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授)日本近世史
      第3セッション(19~20世紀)「移動と労働」
      報  告 
        坂井博美氏(大妻女子大学他、非常勤講師)日本近現代史
      コメント 
        蘭 信三氏(上智大学外国語学部教授)国際社会学・歴史社会学
      ※2011年11月に開催   した日中韓女性史国際シンポジウムでの成果と課
        題を取り上げる。各セッションごとの報告と、異なる分野(女性史・
        ジェンダー史以外)の研究者のコメントで構成。充分な討論時間を用意
        し、女性史・ジェンダー史の課題を明確にすることを期待している。
      <参加申し込み連絡先>
   sogojyoseishi@yahoo.co.jp 「大会申し込み」と明記。

(2)歴史学研究会近代史部会2013年度3月例会
   松原宏之『虫喰う近代』合評会

   <日時>
   2014年3月23日(日)14時~

   <場所>
   立教大学池袋キャンパス太刀川記念館多目的ホール
 
   <プログラム>
  [書評者] 
   後藤千織氏(青山学院女子短期大学・アメリカ史)
   小野沢あかね氏(立教大学・日本史)
  [リプライ]
   松原宏之氏(横浜国立大学)

   <開催主旨>
   松原宏之『虫喰う近代 1910年代社会衛生運動とアメリカの政治文化』
     (ナカニシヤ出版、2013年10月)は、20世紀初頭のアメリカ合衆国にお
      ける社会秩序の動揺と社会改良運動の展開を論じた労作である。その
      問題意識の射程は革新主義期のアメリカ合衆国史にとどまらず、秩序
      の変動を巡る〈政治文化史〉の叙述のあり方について、広く歴史学に
      問題を提起していると言える。本合評会では、20世紀初頭のアメリカ
      における家族やセクシュアリティをめぐる法社会史を研究されてきた
      後藤千織さんと、近現代日本における公娼制度の歴史を民衆史と国際
      関係史の視点から研究されてきた小野沢あかねさんのお二人に書評報
      告をお願いした。広く歴史学として、売買春や公衆衛生運動といった
      テーマ、あるいは〈政治文化史〉の叙述のあり方について議論してい
      きたい。

   ※資料代として実費をいただきます

   <主催>
   歴史学研究会近代史部会
   
   <連絡先>
   rekiken.kindai★gmail.com(★を@に置換してください)
    
   <ブログ>
   http://rekiken-kindai.blogspot.jp/

(3)3/19 安倍コロキアム『家族政策と人口を巡る政治』

   米国社会科学研究評議会(SSRC)
   安倍フェローシップ・プログラム
 
   緒先 拓哉 ジャン・フランソワ・ルーフ
   ABE FELLOWSHIP COLLOQUIUM
   安倍フェローシップ・コロキアムのご案内
   From Green to Grey: Family Policies and Population Politics
   in High- versus Low-Fertility Post-WWII Japan
   家族政策と人口を巡る政治:第二次大戦前後における多子社会から少
   子社会への日本の変遷
   Speaker
     Ken Haig ケン・ヘイグ
      Assistant Professor of Political Studies, Bard College
   Visiting Scholar, Hokkaido University Graduate School of
   Public Policy/Abe Fellow (2012)
   バード大学政治学部助教授/北海道大学公共政策大学院客員研究員
   安倍フェロー(2012)
   Discussant         
   Keiko Funabashi 船橋 恵子
      Professor, Faculty of Humanity and Social Sciences, Shizuoka
   University/ Abe Fellow (2007)
      静岡大学人文社会学部教授/安倍フェロー(2007)
   Moderator          Linda Grove リンダ・グローブ
      Senior Advisor, Social Science Research Council/Professor Emerita,
   Sophia University
      米国社会科学研究評議会シニア・アドバイザー/上智大学名誉教授
      Wednesday, March19th 2014, from 6PM to 8PM An informal reception
      follows
      2014年3月19日(水)午後6時~8時(事後略式レセプションを予定)
      Sakura Hall, 2nd Floor, Japan Foundation, 4-4-1
      Yotsuya, Shinjuku, Tokyo
      東京都新宿区四谷4-4-1 国際交流基金2階 JFIC「さくら」

      <http://www.jpf.go.jp/e/about/outline/contact/map.html>
      http://www.jpf.go.jp/e/about/outline/contact/map.html

      Note: Simultaneous interpretation will be available.
      Admission is free.
      同時通訳がご利用になれます。参加無料。
      出席の際には以下に御記入の上Eメールあるいはファックスで
      お知らせください。御興味のある方を御誘いいただければ幸いです。
      RSVP by sending this form by email or fax. Your colleagues
      and friends are also welcome.
      Email: ssrcABE@gol.com            Fax: 03-5369-6142
      Phone: 03-5369-6085
      氏名
      所属
      Name_______________________________                          
      Affiliation_______________________________
      Tel/Fax _____________________________                           
      Email__________________________________
      この催しは米国社会科学研究評議会(SSRC)東京事務所および国際交流
      基金日米センター(CGP)が共催しています。
      This event is jointly sponsored by the Social Science Research
      Council(SSRC) Tokyo Office and Japan Foundation Center for Global
      Partnership (CGP).
      2014/3/19
      ABE FELLOWSHIP COLLOQUIUM
      From Green to Grey: Family Policies and Population Politics
      in High- versus Low-Fertility Post-WWII Japan
      家族政策と人口を巡る政治:第二次大戦前後における多子社会から少
      子社会への日本の変遷
      While most industrialized societies experienced post-industrial
      revolution demographic transitions spanning a century or more,
      Japan transformed from a high-fertility to a low-fertility society
      in just one generation. Part of what explains this is effective
      family planning. In a remarkable reversal of pre-World War II
      pro-natalist “umeyofuyaseyo” policies, post-WWII Japan became
   a worldwide model for family planning with pioneering policies
      including reproductive health education, the legalization of
      abortion, and promotion of contraceptive use. While working
      towards different ideological goals, the policy community
      advocating family planning (including neo-Malthusians, feminists,
      and public health officials) was broad enough so as to make
      lowering fertility a society-wide concern. Fast-forward to
      today’s Japan,where the reverse problem-an aging society and
      sub-replacement fertility-has prompted much handwringing and some
      policy adjustments (e.g. expansion of childcare services and an
      increased focus on problems in women’s employment), but little
      public or private consensus on the scale or even the desirability
      of the social, cultural, or political changes needed to reverse
      declining fertility trends. Through a comparison of the different
      actors, ideas, institutions, and contexts in each era,Dr.Haig will
      discuss what Japan’s past experience in promoting smaller
      families tells us about current efforts to promote larger ones.
      先進工業社会が共通して産業革命後1世紀以上に渡る人口構成の変遷を経験
   しているのに対して、日本はたった1世代で高い人口増加が急激に低い状態
   に移行した社会として稀である。これを説明する重要なものとして、家族計
   画が効果的に行われたことがある。第二次大戦以前の出産奨励主義的な「産
   めよ増やせよ」政策に対する目をみはるべき逆説として、戦後の日本は斬新
   な家族計画を促進する政策、すなわち性教育、中絶の合法化、避妊の奨励等
   を打ち出して世界のモデルとなった。イデオロギーの相違により目指す社会
   が異なっていても、家族計画を推奨していたコミュニティは新マルサス主義
   者、フェミニスト、厚生行政官等と幅広かったため、後の人口増加の減少は、
   社会に共通する新たな問題となっていった。今日に目を転ずれば、先述の逆
   説的現象である少子高齢化が、保育サービスや女性の雇用に関する政策の絞
   り出しと見直しを不可避としている。しかしながら、それらの政策の規模は
   おろか、少子高齢化を反転させるための社会的、文化的、政治的変化の必要
   性については、公にも民間でもコンセンサスがほとんどとれていない。ヘイ
   グ氏は、様々な当事者、考え、制度と文脈を比較することを通じて、より小
   さな家族を目指した日本の過去の経験が、より大きな家族を目指す現在の努
   力にどのような示唆を与えているかについて報告する。

   講師紹介Biographical Information
   Ken Haig is an assistant professor of political studies at Bard
      College in New York.  He received his BA in history from Harvard and
      his MA and PhD in political science from the University of California,
      Berkeley. Currently affiliated with Hokkaido University's Graduate
      School of Public Policy as an Abe Fellow, during previous fieldwork
      in Japan he has been affiliated with Keio University as a
      Fulbright-Hays and JSPS Fellow, and Otaru University of Commerce as
      a Fulbright Fellow. Haig's current research concerns Japanese policy
      responses to demographic change, comparing contemporary responses to
      an aging society and declining fertility with past approaches to
      controlling population growth, local versus national responses to
      population decline, and Japanese versus Korean policies on caregiving
      and women's employment. The title of his Abe research project is: 
     “Family, State, and Society: Japanese and Korean Family Welfare
      Policies in Comparative Perspective”.
      ケン・ヘイグ:バード大学政治学部助教授。ハーバード大学歴史学部卒業後、
   カリフォルニア大学バークレー校にて政治学修士号及び博士号を取得。現在、
   安倍フェローとして「家族・国家・社会:日本と韓国の家族福祉政策に関す
   る比較研究」と題する研究プロジェクトを北海道大学公共政策大学院にて行
   っています。これに先立ってフルブライト・ヘイズまた日本学術振興会のフ
   ェローとして慶応義塾大学へ、フルブライト・フェローとして小樽商科大学
   に所属。主な研究関心は日本の人口変化に関する政策対応、過去の人口増加
   と現在の減少、中央と地方での問題への対応の違い、日本と韓国家族福祉政
   策の比較にある。

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【  その他のお知らせ:2件  】

(1)国際女性史研究連盟(IFRWH)のニュースレター(添付PDFファイル)
   日本の記事も掲載されております。また、2015年、済南で開かれる
      IFRWHの大会のCall for Papersも掲載されています。応募の締め切りは
   2014年2月末日です。
                             小檜山ルイ
(2)「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」への入会の呼びかけ
   ■入会のお願い
    吉見義明さんの名誉毀損裁判の支援ネットワーク「YOSHIMI裁判いっし
      ょにアクション」(共同代表:吉田裕・梁澄子、略称:YOいっション)が
      2014年1月に正式に発足しました。「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」
      へのご入会をお願いします。
     会員には年2〜3回会報をお届けします。
      年会費 2,000円
      振替口座 00180-6-323261
      口座名義 YOいっション
      通信欄に名前、住所、所属をご記入ください。
   ■メールマガジン
    YOいっションではメルマガを発刊しています。最新情報をお届けし
   ます。会員の方も、非会員の方も、ウェブサイトよりお申し込みください。
      yoisshon.net
   ■吉見裁判とは
     吉見裁判は、中央大学の吉見義明教授が日本維新の会の桜内文城衆議
   院議員を名誉毀損で訴えた裁判です。
       2013年5月13日、橋下大阪市長は「慰安婦制度は必要なのは誰だって
      わかる」と発言して内外の批判を浴びました。特に海外での反響に対する
      弁明として、橋下大阪市長は5月27日に日本外国特派員協会で記者会見を
      行いました。
       その場において、司会者が吉見義明教授の著書に触れたことに対し、同
      席していた桜内文城議員が、「これはすでにねつ造であるということがい
      ろんな証拠によって明らかとされております」と発言しました。桜内議員
      が「ねつ造」であるとしたのは、吉見義明『従軍慰安婦』(岩波新書、
      1995年)の英訳書であると考えられます。
       吉見教授は、20年以上にわたって日本軍「慰安婦」の実態を研究してき
      ました。発言の撤回と謝罪を求めたものの拒否されたため、吉見教授が桜
      内議員を相手に提訴しました。これが、「吉見裁判」と略称している裁判
      です。
       第1回口頭弁論(10月7日)では、「慰安婦は性奴隷か否か」について全
      面的に争う様子もあり,「慰安婦」の定義をめぐる本格論争が展開する歴
      史的な裁判になることも予想されます。
      ■吉見義明さんからのメッセージ
       外国特派員協会での橋下大阪市長の記者会見の場で、日本維新の会の桜
      内文城衆議院議員は、「慰安婦」問題に関する僕の本を「捏造」であると
      いい、多くの証拠で明らかにされているとまでいいました。研究者の研究
      成果を捏造であるというのは、その研究者に対する重大な名誉毀損に当る
      だけでなく、その人格までも否定するものですから、やむをえず提訴しま
      した。第一回口頭弁論で、桜内氏は「慰安婦」が性奴隷だというのは「虚
      構の事実」の捏造だと主張していますので、これも争点になると思います。
      徹底的に論破していきたいと思います。ご支援をお願いいたします。
      ■問い合わせ先(ウェブサイトから)
       yoisshon.net
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掲載された催し物・募集等へのお問い合わせは、当学会についてのお知らせ
以外、ジェンダー史学会では受け付けておりません。
お手数ですが、主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上
げます。
ジェンダー史学会事務局