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ジェンダー史学会ニューズレター 2014年4月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistory1@khh.biglobe.ne.jp
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2014年4月末を予定しており、締め切りは
4月25日(金)となります。
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2014年4月号 目次
【 ジェンダー史学会からのお知らせ:1件 】
(1)ジェンダー史学会 春のシンポジウム
「地域研究としての女性史 まなび・かたり・つなぐ」
日時:2014年5月17日(土)13:00~17:00
場所:滋賀県立男女共同参画センター(G-NETしが)
【 催事情報:0件 】
【 その他のお知らせ:1件 】
(1)「河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明」への賛同と
周囲への呼びかけのお願い
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【 ジェンダー史学会からのお知らせ 】
(1)ジェンダー史学会 春のシンポジウム
「地域研究としての女性史 まなび・かたり・つなぐ」
<趣旨>
日本の歴史研究では、1990年代でのジェンダー概念の登場に先行
して女性史の地域研究の掘り起こしや実践の系譜が存在する。滋賀
県でも1970年 代以降のリブ運動やマイノリティの人権運動を下敷き
とし、生活や働くこと、をキーワードに、市民生活にとっての地域
課題と関わった過去の女性史の掘り起こ しは、開発目線の地域研究
とは異なる歴史研究をもたらした。戦後史のなかでどのような女性
たちの学びがなされてきたのか。近江湖東では1950年代後半での
『村の婦人学級』上映活動や1970年代での住民環境運動である石け
ん運動が展開した。これらの実践に即しながら滋賀の地域女性史の
経験と実践を、まなび、かたり、未来に向けてつなぐ試みとしたい。
<日時>
2014年5月17日(土) 13:00~17:00 シンポ、終了後に茶話会
<場所>
滋賀県立男女共同参画センター(G-NETしが)大ホール
〒523-0891 近江八幡市鷹飼町80-4 JR近江八幡駅から徒歩10分
アクセス http://www.pref.shiga.lg.jp/c/g-net/map/map.html
<プログラム>
基調講演 早田リツ子(女性史カフェ主宰)「わたしと女性史研究」
聞き手 京樂真帆子(滋賀県立大学)
映画上映 『村の婦人学級』(羽田澄子監督・1956年)
報告
井上多佳子(こなん女性史の会)「『村の婦人学級』からのまなび」
小椋樹里(JA東びわこ)「塚本さとと地域女性教育」
三上みえ子(元近江八幡の女性史を拓く会)「石けん運動と女性たち」
総合討論 「女性史的地域の楽しみ方」
司会:京樂真帆子
<共催>
滋賀県立男女共同参画センター
<参加費>
シンポジウム無料、茶話会500円
<問い合わせ先>
〒166-8532 東京都杉並区和田3-30-22
大学生協学会支援センター内 ジェンダー史学会事務局
E-mail jendersimpo@univcoop.or.jp
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【 催事情報 】
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【 その他のお知らせ 】
(1)
「河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明」への賛同と周囲への呼びか
けのお願い
ご存知のように、この間、安倍政権は「維新の会」やさまざまなマスメディ
アとも提携しながら、「河野談話」の見直しを進めており、その動きがこの
間、急速に進められています。日本軍「慰安婦」問題についての河野談話は、
これで十分と見るか不十分と見るか、見解の相違はあるとしても、この20年
余りにわたって日本政府のこの問題についての事実の承認と反省の表れとし
て、一定の積極的な機能を果たしてきました。これを実質的に否定するよう
な見直しは、韓国や中国のみならず、米国を含めた国際社会との関係でも深
刻な緊張をひき起こしてしまうことを危惧しています。
そこで、さまざまな立場から、河野談話を維持すべきであるという点で一
致する研究者が、その考えを表明しようと、この共同声明を企画しました。
ぜひ多くのみなさんに賛同していただき、署名をお願いしたいと思います。
署名は次のChangeのサイトからお願いします。
https://www.change.org/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%
BC%E3%83%B3/%E5%85%A8%E3%81%A6%E3%81%AE%E7%A0%94%E7%A9%B6%E8%80%85-%
E6%B2%B3%E9%87%8E%E8%AB%87%E8%A9%B1%E3%81%AE%E7%B6%AD%E6%8C%81-%E7%99
%BA%E5%B1%95%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99-2?recruiter
=84426424&utm_campaign=mailto_link&utm_medium=email&utm_source=share_
petition
(短縮版は次のURLを参考。http://p.tl/1fRR)
(河野談話の維持・発展を求めます。Change.org))
とりあえず、3月13日に第一次集約、3月末に第二次集約をおこない、国会
議員に働きかけるとともに、記者会見を開いて広く社会にアピールする予定
です。賛同頂ける方は、ご署名をお願い致します。署名にあたっては、「コ
メント欄」に、所属、身分、専門分野 をお書きいただき(必須)、また任
意でメッセージもいただければ幸いです。また周りの同僚や友人の方、所属
する学会の関係者の方などに、メール、ブログ、ツイッター、フェイスブッ
クなどで署名の呼びかけを広めていただけると幸いです。
2014年3月
「河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明」事務局
林博史(関東学院大学教授/平和学)
小浜正子(日本大学教授/歴史学)
【声明文】
河野談話の維持・発展を求める学者の共同声明
この間、いわゆる日本軍「慰安婦」問題に関する1993年の「河野談話」を見
直そうという動きが起きています。「河野談話」は「慰安婦」問題は日本軍の
関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけたものであることを認め、同
じ過ちをけっして繰り返さないという日本政府の決意を示したものであり、こ
れまで20年余にわたって継承されてきました。「河野談話」が出されてからも、
学者や市民の努力によって数多くの新たな資料が発見され、多数の被害者から
の聞き取りも行われて、研究が深められてきました。「慰安婦」の募集には強
制的なものがあったこと、慰安所で女性は逃げ出すことができない状態で繰り
返し性行為を強要されていたケースが多いこと、日本軍による多様な形態の性
暴力被害がアジア太平洋の各地で広範に発生していること、当時の日本軍や政
府はこれらを真剣に取り締まらなかったこと、など多くの女性への深刻な人権
侵害があったことが明らかになっています。こうした日本軍による性暴力被害
が、日本の裁判所によって事実認定されているものも少なくありません。被害
者の女性は、戦争を生き延びたとしても、戦後も心身の傷と社会的偏見の中で、
大変過酷な人生を歩まざるを得なかった方がほとんどです。「河野談話」で示
された精神を具現化し、高齢となっている被害女性の名誉と尊厳を回復するこ
とは、韓国や中国はもとより、普遍的な人権の保障を共通の価値とする欧米や
アジア等の諸国との友好的な関係を維持発展させるためにも必須だといえます。
私たちは、「河野談話」とその後の研究の中で明らかになった成果を尊重し、
日本政府が「河野談話」を今後も継承し、日本の政府と社会はその精神をさら
に発展させていくべきであると考え、ここに声明を発表します。
2014年3月8日
呼びかけ人(アイウエオ順)
阿部浩己(神奈川大学教授・国際法)
荒井信一(茨城大学名誉教授・歴史学)
伊藤公雄(京都大学教授・社会学)
石田米子(岡山大学名誉教授・歴史学)
上野千鶴子(立命館大学特別招聘教授・社会学)
内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授・日本-アジア関係論)
岡野八代(同志社大学教員・西洋政治思想史)
小浜正子(日本大学教授・歴史学)
小森陽一(東京大学教授・日本近代文学)
坂本義和(東京大学名誉教授・国際政治、平和研究)
高橋哲哉(東京大学教授・哲学)
中野敏男(東京外国語大学教授・社会理論・社会思想)
林 博史(関東学院大学教授・平和学)
吉見義明(中央大学・日本現代史)
和田春樹(東京大学名誉教授・歴史学)
事務局:林 博史・小浜正子
連絡先:kounodanwaiji@outlook.com
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会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いま
せん。また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外について
は、各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
ジェンダー史学会事務局
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ジェンダー史学会事務局
大学生協学会支援センター
担当: 井手
tel 03-5307-1175
fax 03-5307-1196
genderhistory1@univcoop.or.jp
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