2016年11月28日月曜日

お知らせ(2016年12月)

ジェンダー史学会ニューズレター        2016年12月号
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このニューズレターには、会員の皆様からお寄せいただいたジェンダー
史研究関連の催事の情報のほか、公募や出版の情報などさまざまなジェ
ンダー史研究関連の情報を掲載する予定です。
情報をお気軽にお寄せいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し
上げます。
情報をお持ちの方は、毎月25日までに、
genderhistorynl@gmail.com
までメール(テキストファイル)にてお寄せください。とりまとめて、
毎月末に会員の皆様に宛てて配信いたします。
次回の配信日は2016年12月末を予定しており、締め切りは
12月25日(日)となります。

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2016年12月号  目次

【 ジェンダー史学会からのお知らせ:2件 】

(1)2016年ジェンダー史学会第13回年次大会について

   日程:2016年12月18日 10時~17時30分
   会場:武蔵大学江古田キャンパス8号館 

(2)ニューズレターアドレスの変更

【  催事情報:7件  】

(1)総合女性史学会 近世史例会
  日時:12月3日(土曜日)13:30~
   会場:文京区 不忍通りふれあい館
 
(2)公開シンポジウム
 「近代社会とセクシュアリティ―ドイツ・日本・アメリカの比較クィア史―」
  日時:2016年12月3日(土)13:00~17:30
  場所:明治大学リバティタワー 

(3)公開シンポジウム「LGBTIの権利保障―雇用と労働」
  日時:2016年12月11日(日)13:00~17:30
    場所:日本学術会議講堂 

(4)総合女性史学会 地域女性史例会 
    日時:2017年1月15日(日) 13時30分~16時30分                                
    会場:文京区民センター                             

(5)2016年度 総合女性史学会大会
  日時:2017年3月26日(日) 
  場所:昭和女子大学

(6)市川房枝記念会女性と政治センター 2016女性史セミナー

(7)早稲田大学ジェンダー研究所主催国際シンポジウム
  「高等教育とジェンダー」
  日時:2016年12月17日(土)13:00~17:30 
  場所:早稲田大学大隈小講堂

【  その他のお知らせ:0件  】

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【 ジェンダー史学会からのお知らせ:2件 】
(1)2016年ジェンダー史学会第13回年次大会について

日程 2016年12月18日 10時~17時30分
会場 武蔵大学江古田キャンパス8号館 
〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1-26-1 
 メイン会場(総会・シンポジウム):8702教室 
 自由論題会場:8501、8502、8603、8604教室

アクセス 
西武池袋線「江古田駅」より徒歩6分、「桜台駅」より徒歩8分
または 都営大江戸線「新江古田駅」より徒歩7分
    東京メトロ副都心線、東京メトロ有楽町線「新桜台駅」より徒歩5分
http://www.musashigakuen.jp/access.html 

タイムスケジュール
受付開始 9時30分~
自由論題発表 10時~12時15分
総会 12時30分~13時15分
シンポジウム 13時30分~17時30分
茶話会 18時~19時
大会参加費 学会員1000円、非会員1500円、院生500円、学部生無料
茶話会参加費 1000円

シンポジウム
日米関係の中の「戦後民主主義」再考──ジェンダー表象からのアプローチ

司会 
山崎明子(奈良女子大学)
池田忍(千葉大学)

発表者
千葉慶(千葉大学他非常勤講師)
「『青い山脈』的なるもののゆくえ
  ──「戦後民主主義」の限界と可能性に関するジェンダー史的考察」
池川玲子(大阪経済法科大学客員研究員)
「明滅する『青鞜』──占領下映像の中の「日本女性史」」
吉良智子(東洋英和女学院大学他非常勤講師)
「ハワイ・アリゾナ記念碑における日本の表象とジェンダー」

コメンテーター
島村輝(フェリス女学院大学)
香川檀(武蔵大学)

主催 ジェンダー史学会

問い合わせ先 
〒166-8532 東京都杉並区和田3-30-22
大学生協学会支援センター内 ジェンダー史学会事務局
gha2016@outlook.jp

<年次大会出欠確認のお願い>
 大会の出席の確認をしたいと思います。お手数をおかけしますが、
 下記のアドレスから大会参加登録をお願いします。
 https://goo.gl/forms/kLGdcXMIpXxTBWA33
 今回も大変楽しみな自由報告・シンポジウムが予定されています。
 みなさんのご参加をお待ちしています。

なお、登録の手順は以下の通りです。
1)以下のアドレスをクリックしてください。
 https://goo.gl/forms/kLGdcXMIpXxTBWA33
2)すると、申し込みフォームのページに移動します。
3)指示にしたがって、項目を入力してください。
4)項目を書き込むページは3ページございますのでご注意ください。
5)項目をすべて書き込み終わったら、最後に「送信」をクリックしてください。
6)以上で終了です。ありがとうございました。

(2)ニューズレターアドレスの変更(再)
   アドレスが以下に変更になりました。事務局ではありませんので、
  ご注意下さい。
   
   genderhistorynl@gmail.com

【  催事情報:7件  】

(1) 総合女性史学会 近世史例会
テ ー マ:「近世後期の大名家と公武婚姻」(仮)
報 告 者: 許 文英 氏 (東京外国語大学・院) 
日  時: 12月3日(土) 13時30分~16時30分
会  場: 文京区不忍通りふれあい館4階会議室
      〈住所〉文京区根津2-20-7
       (東京メトロ千代田線根津駅下車 根津交差点方面出口徒歩3分)
<要旨>
 江戸時代になると、大名家と公家の婚姻が次第に増加していくことは、これま
で多くの研究によって明らかにされてきた。しかしながら、従来の公武婚姻に関
する研究の多くは、藩主が中心に進められたケースの分析がほとんどであり、隠
居している大名によって結ばれた公家との婚姻関係を検討したものは少ないと思
われる。本報告は、徳島藩蜂須賀重喜を事例として取り上げ、隠居している大名
が行った公家との婚姻の特質と意義を考察する。
<参考文献>
・平井誠二「江戸時代における久我家と細川家の婚姻」(『研究所報』161号、1991)
・久保貴子「江戸時代における公武婚姻―池田輝子を事例として―」
     (『岡山地方史研究』68号、1992)
・松澤克行「公武の交流と上昇願望」(堀新、深谷克己編
     『〈江戸〉の人と身分3 権威と上昇願望』
吉川弘文館、2010)など
資料代:300円

(2)公開シンポジウム
「近代社会とセクシュアリティ―ドイツ・日本・アメリカの比較クィア史―」
企画主旨
 近代社会においてセクシュアリティのあり様は常に焦点となっていました。
人口政策や科学、法律の名のもとに性的マイノリティとされた人びとは、社会に
おいて「問題化」され、周縁化されました。しかし、性的アイデンティティのカ
テゴリーを社会的に固定したものとして考えることは、歴史的に見て再検討を要
する課題でしょう。
 こうしたセクシュアリティの近代をめぐるポリティクスについて、ドイツ・日
本・アメリカの事例から読み解きます。本シンポジウムでは、クィア史の知見を
踏まえた上で、人びとの多様な実践と社会的規範の相互作用の視点から迫ります。
日時 2016年12月3日(土) 13:00~17:30
場所 明治大学リバティタワー 16階 1164教室

趣旨説明 星乃治彦(福岡大学人文学部)
報告者 石井香江(同志社大学グローバル地域文化学部)
    「法と社会の排除の間で―刑法改正運動から『忘れられた犠牲者』たち―」
      酒井 晃(福岡大学 福岡・東アジア・地域共生研究所)
    「戦間期日本クィア精神史序説」
      箕輪理美(デラウェア大学歴史学部大学院生)
     「アイデンティティとクィアな欲望―アメリカにおけるクィア史研究動向から―」
コメント 松原宏之(立教大学文学部)
司会   中村江里(一橋大学社会学研究科特任講師)
※題名は仮題です。
 参加費 無料/事前申込み不要
主催 科研費基盤研究(C)
     「戦間期ベルリンにおける<共>とクィアの交錯―M・ヒルシュフェルトを中心に―」
     (代表者:星乃治彦)
お問い合わせ先 queerhistory2016@gmail.com

(3)公開シンポジウム
   「LGBTIの権利保障―雇用と労働」の開催について
1.主 催:日本学術会議法学委員会社会と教育におけるLGBTIの権利保障分科会
2.共 催:日本学術会議法学委員会ジェンダー法学分科会、ジェンダー法学会
3.後 援:日本ジェンダー学会
4.日 時:平成28年12月11日(日)13:00~17:30
5.場 所:日本学術会議講堂 
6.分科会の開催:開催予定あり
7.開催趣旨
 LGBTに関して、主に家族法や教育の分野での取り組みと研究が進められている。しかし、
その基本的な権利保障の本格的な議論はこれからであり、子ども・教育、雇用、社会保
障、医療、公共サービス、民間事業、司法手続などの分野において、性的指向および性
自認を基にした様々な形態の差別の禁止・防止、及び支援などが検討される必要がある。
 本シンポは、雇用・労働面からアプローチする。ここでそれほど問題が顕在化してい
ない大きな要因は、職場においてカミングアウトできないためであるが、「LGBT 職場
環境アンケート」(虹色ダイバーシティ)では求職や職場環境等での深刻なケースが報
告されている。「個人の尊重」(憲法13 条)に基づき、その能力を発揮できる制度や
環境を整える必要がある。
 LGBTに関連する雇用・労働面での研究はほとんど存しないが、国内外の動向に鑑みる
と、今後、現実に解決を求められる問題が少なくない。具体的には、募集・採用から定
年・解雇までの各ステージでの異なった取り扱いの合理性(採用拒否、配転・昇進等に
おける特別の配慮の拒否等)、人事上の処遇、同性パートナーへの諸手当(扶養手当、
住宅手当等)の支給、施設(更衣室、トイレ等(※))の整備のみならず、同性パート
ナーの社会保険(医療・年金等)の受給など社会保障制度上の問題が挙げられる。
 本シンポでは、総論報告に続き、当事者の報告と調査を通じた実情解明、先進的取り
組みを行っている企業の人事政策の報告を行い、本分科会の研究の深化と課題の具体化
をめざす。
(※)経産省:トイレ使用制限 → 提訴(2014年)。

(4)総合女性史学会 地域女性史例会 
テ ー マ:「自治と支配のはざまの女子青年団活動―神奈川県青年団機関誌『武相の若
      草』にみる」                     
      報告者: 江刺 昭子 氏 (女性史研究者・ノンフィクションライター)                                 
日  時: 2017年1月15日(日) 13時30分~16時30分                                
会  場:   文京区民センター     3-D会議室
   都営三田線春日駅の真上。丸の内線後楽園駅徒歩3分、南北線、大江戸線徒歩2分。      
資料代: 300円                                      

(5)2016年度 総合女性史学会大会のお知らせ
テ ー マ:「働く女性はどうえがかれてきたか」(仮題)
日 程 等: 2017年3月26日(日) 昭和女子大学
報 告 者: 古代  菱田 淳子 氏
     (兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部整理保存課)
中 世   斉藤 研一 氏  (武蔵大学非常勤講師)
近 世   青木美智子 氏 (総合女性史学会会員)
近現代   吉良 智子 氏  (東洋英和女学院大学他非常勤講師)
  ※詳細は決定次第、お知らせいたします。

(6)市川房枝記念会女性と政治センター 2016女性史セミナーのお知らせ
(市川房枝記念会女性と政治センター主催・総合女性史学会企画協力)
<テーマ> 「女性たちの反核の実践と思想―ビキニ・原水禁運動・反原発―」
第1回・被ばくと男性―ビキニ被爆者・大石又七の軌跡    2016年11月8日(火)
講師 石崎昇子氏(専修大学非常勤講師)
第2回・原水爆禁止運動から反原発へ―高度経済成長期の「主婦連合会」の動きにみる―
講師 山村淑子氏(近現代女性史研究者)          12月8日(木) 
第3回・いのちとくらしとふるさとを守る          
―鳥取県青谷原発阻止運動を担った地域婦人会―     2017年1月17日(火)
講師 金子幸子氏(名古屋短期大学元教授)
第4回・いのちの未来に原発はいらない―能登半島の反原発運動と女性(志賀・珠洲)―
講師 海保洋子氏(近現代女性史研究者)          2月16日(木) 
第5回・自分たちの町のことは自分たちが決める―巻原発反対運動と女性―
講師 早川紀代氏(近現代女性史研究者)          3月16日(木)
<期 間> 2016年11月8日~2017年3月16日(毎月1回・13時30分~15時30分) 
<会 場> 婦選会館(東京都渋谷区代々木2-21-11)
<受講料> 総合女性史学会会員は7,020円(税込み全5回)。学生4,300円。一般7,560円。
      1回毎1,620円(税込)。
※ 申込み・詳細につきましては、下記までお問い合わせ願います。
公益財団法人 市川房枝記念会女性と政治センター 
電話03-3370-0238  FAX 03-5388-4633   Email fitikawa.moushikomi@fork.ocn.ne.jp

(7)早稲田大学ジェンダー研究所主催国際シンポジウム「高等教育とジェンダー」
日時:2016年12月17日(土)13:00~17:30 
(プレ企画:学生企画ワークショップ:学内“ハザードマップ”づくり(仮)、10:30~12:00)
会場:早稲田大学大隈小講堂
後援:早稲田大学ダイバーシティ推進室、GEC、総合研究機構、ICC
   
趣旨
 早稲田大学ジェンダー研究所は、2000年4月の発足以来、研究会やシンポジウムの開催、
紀要『ジェンダー研究21』(2011~ )や論文集『ジェンダー研究/教育の深化のために
―早稲田からの発信』(2016年 彩流社)の刊行などを通して、ジェンダー研究/教育
を展開し、その成果を発信してきた。
 今回は、「高等教育とジェンダー」というテーマを掲げて、北米、ヨーロッパ、アジ
アの研究者を招き、国際シンポジウムを開催する。大学におけるジェンダー教育カリキ
ュラムや、それを支える教育組織にとどまらず、大学を起点にした学外の活動にも注目
する。大学は、中等教育におけるジェンダー教育の欠を補い、ジェンダー研究へ関心を
導く場であると同時に、ジェンダー・センシティヴな社会人を養成し、世に送り出す場
でもある。このことに留意して、海外の動向に関する報告を聞き、早稲田の、ひいては
日本の大学のジェンダー教育について、今後、展開すべく方向性を考えていきたい。
開会挨拶:村田晶子(早稲田大学ジェンダー研究所所長、文学学術院教授)
挨拶:畑惠子(早稲田大学ダイバーシティ推進担当理事、社会科学学術院教授)
報告:
シャラリン・オルバー Sharalyn Orbaugh
             (ブリティッシュ・コロンビア大学アジア研究学部教授)
「「北米の大学におけるジェンダー教育の歴史的系譜と現在―ジェンダー・スタディーズ
  をゲットー化しないために」
    ※英語による報告、日本語レジュメの配布あり
クリスティン・レヴィ Christine Lévy
              (ボルドー・モンテーニュ大学東洋言語・文化学部長)
「フランス・ボルドー大学大学院学際ジェンダーマスターの取り組みとフランスにおけ
るジェンダー研究の軌道」
   ※日本語による報告
柯倩婷 KE Qianting (中山大学中文学部副教授)
 「小グループの育成、社会コミュニティとの接続―大学のジェンダー教育を活性化す
  るクリエイティヴな実践」
    ※通訳:熱田敬子(早稲田大学ほか非常勤講師)
コメント:伊藤公雄(京都大学大学院教授)、村田晶子
司会:森脇健介(拓殖大学ほか非常勤講師)、弓削尚子(早稲田大学法学学術院教授)
 入場無料・一般来聴歓迎

【  その他のお知らせ:0件  】

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 会員からの催し物・募集等のお知らせについては、当学会は責任を負いま
せん。また、お問い合わせも当学会主催による催し物・募集等以外について
は、各主催者に直接お問い合わせいただけますよう、お願い申し上げます。
 
                       ジェンダー史学会事務局

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